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ポイント交換をお得にする基礎知識。交換レートとポイント増量キャンペーンの活用術
いろいろなサービスの利用でたまる「ポイント」。こうしたポイントは近年、ポイント間で交換できるのが一般的になっています。また、各サービスでたまるポイントを交換するためのためのポイントも存在しています。
そんなポイント交換にはメリットが大きく二つあります。一つは「分散したポイントを一つに集約できること」、もう一つは「ポイント交換によってポイントを実質的に増やすことができる」という点があげられます。今回はそんなポイント交換について、お得にポイントを利用するテクニックとして紹介したいと思います。
目次
ポイント交換とは何か?その仕組みと特徴
ポイント交換というのはAというポイントをBというポイントに交換することです。
ポイント交換自体は、たとえば楽天スーパーポイント(楽天ポイント)がANAマイルに交換できるようによく行われています。
他にもJCBのOkiDokiポイント、三井住友カードのVポイントといったクレジットカードのポイントも他のポイントに交換できるような仕組みを設けています。
さらに、ポイント交換をより複雑にそしてより便利にしてくれるサービスが“ポイント交換サイト”もあります。
これはその名前の通り、他所で貯めたポイントをまた別のポイントに交換するための中継サイトのようなものです。
で、何が言いたいのか?というと、ポイントの中にはポイント交換をすることによって、その価値を高めたりすることができるケースがあるわけです。
1)ポイント交換のルートを工夫することで交換レートを高める
たとえば、三井住友カード(三井住友VISAカード)の利用で貯まるVポイントというポイントをANAマイルに交換したいという場合を例に挙げてみましょう。
直接交換するよりもポイント交換サイトを経由して交換するほうがお得になる場合があります。
- 三井住友カード→ANAマイル
500ポイント→300マイル - 三井住友カード→PeXポイント→LINEポイント→メトロポイント→ANAマイル
500ポイント→5000ポイント→500ポイント→450ポイント→405マイル
(2)の方法はソラチカルートと呼ばれ、後述しますがマイルを超効率的に貯める方法としてANAマイラーの中ではかなり有名な方法でした。
(追記)
上記は一例として表示しておりますが、LINEポイント→メトロポイントの交換ルートが封鎖されて現在は利用できません。あくまでもポイント交換による「増量」効果の説明として残しております。
もとは同じ三井住友カードのポイントであっても、最終的な交換先のANAマイルの獲得はソラチカルートを経由することで大幅にアップさせることができます。
2)バラバラになっているポイントを集約、合算できる
ポイント交換サイトは様々なポイントと提携しています。たまったポイントがあるけど、何度も買い物するわけじゃないから失効させてしまった……そんな苦い経験がある方もいらっしゃるかもしれません。
ポイント交換サイトはそんなバラバラにたまったポイントを“集約”させることで期限切れや失効を防ぐこともできます。
たとえば、Gポイントの場合、以下のようなポイントと連携して、これらのポイントをGポイントに交換することができます。
- 三井住友カード
- ジャックスカード
- ライフカード
- セディナカード(OMCカード)
- セシール
- ナチュラム
- マツモトキヨシ
- グリーンスタンプ
- パナソニック
- JR九州(キューポ)
- BECトラベル
- イーツアー
- 西鉄ホテル
- マクロミル など
クレジットカード会社のポイント、小売店のポイント、旅行系のポイント、インターネットメディアのポイントなどと連携しており、バラバラにたまったポイントを交換することができます。
さらに、こうして貯めたポイントを以下のような交換先に交換することができます。
- ANAマイル
- JALマイル
- ユナイテッド航空
- デルタ航空
- 三井住友カード
- 楽天Edy
- PiTaPa
- Tポイント
- dポイント
- Pontaポイント
- WAONポイント
- LINEポイント
- auポイント
- 東京メトロ
- nimocaポイント
- JRキューポ
- iTunesギフトコード
- Amazonギフト券
- セシール
- ベルメゾン
- スターバックス
- キャッシュバック
共通ポイントカードであるTポイントやdポイント、Pontaポイントなどに対応しているので、こうしたポイントに交換サイトを経由して再度集約させるというのも一つの手ですよね。
3)使い道のないポイントを現金化する
ポイント交換サイトは、ポイント交換以外にもキャッシュバック(現金化)という方法も用意しています。
貯まったポイントはあるけど、それをポイントとして利用するのではなく、現金化したいというニーズがある方もいらっしゃると思います。ポイント交換サイトを利用すれば、本来は換金できないポイントを換金(現金化)することも可能になります。
ポイント交換は交換レートに注意
このポイント交換をするときには注意点があります。それは「ポイント交換というのは必ずしも等価ではない」ということです。
100円相当のポイントを100円のままポイント交換できるケースもありますが、100円相当のポイントが90円相当になるといったようなケースもあるからです。
そのため、ポイント交換をするときはそれぞれのポイントの価値と、交換レートをしっかりと把握する必要があります。ポイント交換におけるレートについては「ポイ探」などのサイトで調べるとわかりやすいですよ。
航空会社のマイルとの交換はレートが大きく違う
ポイント交換の中でもレートに大きな幅があるのが航空会社のマイルです。たとえば、以下はマイレージとして人気の高いANAマイルにポイントを交換しようと思ったときの交換レートを表にしたものです。
交換元ポイント | 元ポイントの価値 | 交換レート | 1円相当のポイントのマイル換算価値 |
---|---|---|---|
Tポイント | 1ポイント=1円 | 500:250 | 0.5マイル |
楽天ポイント | 1ポイント=1円 | 2:1 | 0.5マイル |
nanacoポイント | 1ポイント=1円 | 500:250 | 0.5マイル |
OkiDokiポイント(JCB) | 1ポイント=約5円 | 1:3 | 0.333マイル |
ワールドプレゼント(三井住友カード) | 1ポイント=約5円 | 100:300 | 0.333マイル |
エポスポイント(丸井) | 1ポイント=1円 | 500:250 | 0.5マイル |
エムアイポイント(三越伊勢丹) | 1ポイント=1円 | 2000:500 | 0.25マイル |
メトロポイント | 1ポイント=1円 | 1000:600 | 0.6マイル |
メトロポイント(ソラチカカード) | 1ポイント=1円 | 1000:900 | 0.9マイル |
.money(ドットマネー) | 1ポイント=1円 | 300:85 | 0.28マイル |
それぞれのポイント1円分が何マイル(ANAマイル)になるかを表にしたところ、0.25マイル~0.9マイルとかなり大きな差があることがわかります。
ポイント交換で増量キャンペーンは上手に活用しよう
交換レートが下がってしまうのとは逆に、ポイント交換をすることでポイントが増えるというケースもあります。「ポイント交換で増量キャンペーン」を活用するということです。ポイント交換を利用することで交換レートが100%を超えるようなケースがあります。
キャンペーンとして期間限定で展開されることが多いのですが、これを利用するとポイント交換をすることでポイントの価値を増大させるという錬金術が利用できるわけです。
ポイント交換ルート次第でレートがアップすることも
あるポイントをもっていて、そのポイントを別のポイントに交換したいというとき、最短距離が必ずしも一番お得というわけではありません。
現状、以下のソラチカルートはご利用になれません
たとえば、ANAマイルへの交換ではソラチカルートというメトロポイント→ANAマイルという交換レートが約90%(100円→90ANAマイル)と最高効率でした。
ただ、メトロポイントを貯めるには普通は地下鉄への乗車が必要となるため、首都圏以外の方は貯めることができません。
ただ、ポイント交換サイトを活用すればそれも可能となります。これは色々なポイントの中継地点となっているオンラインサービスで、ポイントを集約して、別のポイントに交換したり、現金化したりすることができるサービスとなっています。
これらのサービスを利用すれば、余っているポイント有効活用はもちろん、前述のポイント増量キャンペーンなどもより活用しやすくなります。
たとえば三井住友カードのポイント(ワールドプレゼント)を貯めているとしましょう。これを普通にANAマイルに交換したときと、ポイント交換サイトを活用したケースの違いは以下のようになります。
- 三井住友カード→ANAマイル
100ポイント→300マイル - 三井住友カード→PeXポイント→メトロポイント→ANAマイル
100ポイント→5000ポイント→500ポイント→450マイル
詳しくは以下の記事もご覧ください。
年1回開催、dポイントへの交換で増量キャンペーン
ドコモの共通ポイントである「dポイント」が毎年行っている太っ腹なキャンペーンです。
一定期間中にポイント交換サイト等でdポイントに交換をすると25~50%のボーナスがもらえるというものです。毎年1か月程度のキャンペーン期間があります。2017年は11月に実施されました。毎年、実施されているイベントなのできっと来年もあると思います。
2018年、2019年、2020年も実施されています。これはメチャクチャ美味しいので年末ごろはdポイントに大注目です。
2020年には「日興フロッギー(SMBC日興証券)」がdポイントと提携して、dポイントで株を買えるようになりました。増量したポイントの出口としても使えちゃいます。
不定期実施、nanacoポイント交換で3%ボーナス
ポイント交換のお得度はグッと下がってしまいますが、かなりの長期間実施しているイベントがこちらです。ポイント交換サイトのGポイントを通じて「nanacoポイント」にポイントを交換すれば3%分がボーナスとして付与されます。
こちらポイント交換サイトのGポイントで実施中です。
1000円分なら1030円分のnanacoポイントが付与されるわけです。ポイントは1ポイント1円としてnanacoにチャージできます。セブンイレブンでのお買い物はもちろん、nanacoは公共料金や税金の支払いにも利用できます。そう考えると数%であってもバカにできない支払いができるかもしれませんね。
ポイント交換でAmazonギフト券が約2%お得
ポイント交換サイトのGポイントでは常時、196円相当のポイントを200円分の「Amazonギフト券」に交換できるサービスを継続しています。2.04%分お得になりますね。Amazonでのお買い物に使えるギフト券なので利便性も高くてお得度があります。
Amazonでのお買い物が2%お得になるというのはうれしいですね。
ポイント交換でiTunesギフトコードが約5%お得
同じく、ポイント交換サイトの.money(ドットマネー)で常時展開されているのがiTunesのギフトコードですね。4750円分が5000円相当のiTunesギフトコードになります。なんと5.26%分お得になります。
どのポイント交換サイトがお得なの?
ポイント交換サイトについては、どのサイトがお得というよりも“どのポイントと連携しているか?”が重要になってきます。たとえばクレジットカード会社のポイントにしても、以下のように各社が対応しているポイントは違います。
Gポイント
・三井住友カード
・セディナカード/OMCカード
・ジャックス
・ライフカード
PeX
・アプラス
・三井住友カード
・ラグジュアリーカード
.money(ドットマネー)
・アメリカンエキスプレス(メンバーシップリワード)
・セゾンカード(永久不滅ポイント)
また、ポイント交換を通じて貯めたいポイントを考えるのも重要です。各社で対応してるポイント交換先が違うからです。個人的にポイント交換初心者の方におすすめなのは、ポイント交換元も交換先も数が多いGポイントでしょうか。
まとめ、せっかく貯めたポイントは上手に活用しよう
世の中には今、数えきれないほどの数のポイントプログラムが存在していますが、せっかく貯めたポイントなんですから上手に活用しましょう。
特に、ポイント交換を利用するときは交換元、交換先の価値を考え、またポイント増量キャンペーンなどもお得に活用し、ポイントライフを楽しんでください。
以上、ポイント交換をお得にする交換レートとポイント増量キャンペーンの活用術について紹介しました。
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