株初心者におすすめのネット証券・証券会社の比較と選び方
株式投資に興味はあるけど、投資経験はなく初めて株を買うというときに口座を開設するべき初心者におすすめのネット証券(証券会社)とその選び方を紹介していきます。
株初心者の方にとっては、証券会社はどこでもいいとか、あるいは大手の野村證券や大和証券なら間違いないと考えている方もいらっしゃるかもしれません。ところが、実際は証券会社次第で、株式投資のパフォーマンスや利便性が大きく変わることもあります。
今回は株初心者向けにおすすめの証券会社・ネット証券の選び方について、各種手数料、取扱商品、新NISAへの対応、ポイント投資の充実度など、各方面から分析、比較していきます。
とりあえず、初心者おすすめの証券会社ベスト3
御託はいいからおすすめの証券会社が知りたいという方向けに、私が個人的におすすめするネット証券のベスト3を先に紹介します。いずれも口座開設数が多く、機能面でも充実している会社です。
SBI証券は圧倒的な口座数を持つ万能選手
まずハズレがないのはSBI証券です。口座数は約1,500万(2025年11月時点)を突破しており、ネット証券業界でトップを走っています。サービス、取扱商品、コスト(手数料)のいずれも高い水準で提供されています。
株初心者の方で、とりあえず1社だけ口座を作ろうというのであれば、もっともおすすめできるネット証券です。私もほぼメインでSBI証券を使っています。
2023年9月末からは「ゼロ革命」により国内株売買の手数料が無料化されているほか、三井住友カードを利用したクレジットカード積立では、カードの種類に応じて最大5%のVポイント還元が受けられるなど、コストと還元の両面で大きなメリットがあります。
同じく万能の楽天証券、NISAとポイント連携が大きな強み
SBI証券と同じく、サービス内容が万能的なネット証券です。口座数は約1,300万(2025年11月時点)とSBI証券に肉薄しており、特に新NISAの口座数や新規開設数においては業界No.1の実績を誇ります。
サービス内容や手数料、取扱商品などはSBI証券と同様の無料化(ゼロコース)を行っており、この二社でサービスを競い合うことも多いです。SBI証券とはサービス内容が重複することもありますが、トレードツールの使い勝手や画面の見やすさでいえば楽天証券の方が初心者になじみやすいと感じています。
また、投資信託への投資を考えるのであれば、楽天カード(クレジットカード)を使って月額10万円まで投資が可能になっています。一般カードで1%、ゴールドカードやプレミアムカードを利用すれば最大2%の楽天ポイントが還元されるため、非常にコストパフォーマンスが高いです。
MUFGグループの安心感、三菱UFJ eスマート証券(旧:auカブコム証券)
三菱UFJ eスマート証券(2025年2月にauカブコム証券から社名変更)は、三菱UFJ銀行の完全子会社であり、メガバンクグループのネット証券ということで、ネット証券は少し怖いという方にお勧めです。
電話オペレーターを通じた株式売買のサポートなども用意されているため、初めてのネット証券で少し不安……という方には適した証券会社と言えます。
大手金融グループということもありIPO(新規公開株)の引き受けも行っています。新社会人の方や大学生の方で株式投資をしてみたいという方にもおすすめの選択肢です。
これらを選んでおけばまず問題はないです。以下ではより詳しく、株式投資初心者の方のために、様々な条件から証券会社を比較していきます。
投資初心者にとっての証券会社を選ぶ7つのポイント
以下の7項目は、私が考える株初心者の方にとっておすすめのチェックポイントです。近年重要度が増しているNISAやポイント制度の項目も加えています。
- 手数料
- 新NISAへの対応と使いやすさ
- クレカ積立とポイント投資の充実度
- 動画コンテンツやセミナー等の充実度
- トレードツールや情報ツール
- 取扱金融商品の違い
- 人気ランキングから選ぶ(口座数)
手数料比較は超重要だけど、無料化の流れが進む
まず、証券会社選びで最重要ともいえる項目が手数料です。株を売買するさいには株式売買手数料(委託売買手数料)がかかります。
売買のたびにかかる手数料なので、この手数料を気にする人は多いです。実際に取引回数が膨らむほど手数料も高くなるので、投資のリターンへの影響も決して小さくありません。
そのため、株の売買手数料比較というのは重要な要素でした。ところが、近年では売買手数料の無料化の流れが進んでいます。2023年9月末にはSBI証券が「ゼロ革命」による国内株売買の手数料無料化、10月からは楽天証券も「ゼロコース」の新設による無料化を行っています。また、松井証券は1日定額制の手数料コースにおいて、1日の約定代金合計が50万円以下の場合は手数料無料となる独自体系を採用しています。
手数料が与える影響の大きさ
とはいえ、すべての証券会社が完全無料化しているわけではありません。それでは手数料という存在がどれだけ影響を与えるものなのかを紹介します。
A社、B社、C社という手数料の異なる証券会社(実際に存在する会社の手数料体系をモデルとしています)で回数ごとに比較します。
| 証券会社 | 売買手数料 | ||||
|---|---|---|---|---|---|
| 1回 | 10回 | 30回 | 50回 | 100回 | |
| A社 | 6,500円 | 65,000円 | 195,000円 | 325,000円 | 650,000円 |
| B社 | 272円 | 2,720円 | 8,160円 | 13,600円 | 27,200円 |
| C社 | 250円 | 2,500円 | 7,500円 | 12,500円 | 25,000円 |
100回取引をしたとしたら、A社とC社では手数料の差はなんと約62万円も生じることになります。
上記の記事でも書いておりますが、手数料(コスト)は投資のリターンを確実に減らす要因です。たとえばA証券は50万円の取引で1.3%ものコストがかかりますが、B証券なら0.054%、C証券は0.05%です。
株式投資による期待リターンを仮に5%だとしましょう。ある株を買って、1年後に売却するとします。この場合、手数料の高い証券会社の場合は株を買って売ってしただけで2.6%となり、期待リターンの半分以上をコストとして持っていくということになります。
一方で無料化を実施している証券会社であれば、国内株式の売買コストを気にする必要がなくなります。現在は条件を満たせば実質無料で利用できるネット証券が存在するため、積極的に活用しましょう。
新NISAへの対応と使いやすさ
2024年にスタートした新NISAへの対応も、証券会社選びの重要なポイントです。
特にNISA口座は1人1口座しか持てないため、利便性の高い証券会社を選ぶ必要があります。この分野では、NISA口座数700万口座を突破している楽天証券が業界を牽引しており、初心者にも直感的にわかりやすい画面設計が支持されています。一方、SBI証券は投資信託の積立設定の柔軟性(毎日・毎週・毎月など)が豊富である点が強みです。
クレカ積立とポイント投資の充実度
現在、ネット証券を選ぶ上で欠かせないのが「クレジットカード積立」と「ポイント投資」の連携です。2024年の法改正により、クレジットカードでの投信積立の上限額が月5万円から月10万円に引き上げられました。
各社の主なポイント連携状況
- 楽天証券:楽天カード決済(最大2%還元)、楽天ポイントでの投資
- SBI証券:三井住友カード決済(最大5%還元)、Vポイント・Pontaポイント等での投資
- マネックス証券:マネックスカード決済、dポイント(NTTドコモ協業)での投資
ご自身が普段よく利用しているポイント経済圏(楽天、Vポイント、dポイントなど)に合わせて証券会社を選ぶことで、より効率的に資産形成を行うことができます。
動画コンテンツやセミナー等の充実度
続いては株初心者の方にとっては重要度が高い、動画コンテンツやセミナーといった投資関連のコンテンツです。
ネット証券各社では、対面証券会社のように店舗(支店)があるわけではないので、リアルセミナーの開催はそこまで多くはありません。その一方でインターネットという特性を生かした動画配信という形でコンテンツを提供しています。
- 株の注文の出し方
- 自社のトレードツール等の使い方の説明
- 投資商品ごとの特徴や商品性の紹介
- チャートや株価指標などの見方、読み方
- アナリストによる相場解説
こうしたコンテンツ配信に力を入れているのはネット証券の中でも体力のあるSBI証券、楽天証券、三菱UFJ eスマート証券といった大手ネット証券ですね。
三菱UFJ eスマート証券では、各種動画サイトなどを通じて投資情報を提供し、初心者向けのコンテンツ拡充にも取り組んでいます。
トレードツール、投資情報サービス
トレードツールというのはパソコンの株取引専用ソフトやスマートフォンの株アプリなどで注文や情報収集などができるツールです。このあたりも各ネット証券は力を入れています。
| パソコンソフト | スマホ株アプリ | |
|---|---|---|
| 楽天証券 | MarketSpeed II ネット証券のトレードツールの中ではトップクラスと評されるPC向けトレードツール。現在は無料で利用できる条件が拡大されています。 |
iSPEED 売買ツールとしてはもちろん、情報ツールとしての機能が高い。個別銘柄のニュースや日経新聞の記事情報も配信されています。 |
| SBI証券 | HYPER SBI 2 多機能な有料ツールですが、無料条件が非常に多く、多くの方が実質無料で利用できるようになっています。 |
SBI証券 株 アプリ アプリを開いた画面を自由にカスタマイズできます。銘柄検索も使いやすいです。 |
| 三菱UFJ eスマート証券 (旧auカブコム) |
kabuステーション 逆指値やW指値といった豊富な条件付き注文などが出しやすいツールです。 |
kabu STATION 株アプリですが、投資信託を始めとして他の金融商品の取引も同アプリで可能です。 |
| マネックス証券 | マネックストレーダー 画面を自由にカスタマイズができるほか、スピーディーな発注が可能な注文画面などが特徴的です。 |
マネックストレーダー 外出先での株売買に特化したアプリです。 |
| 松井証券 | ネットストック・ハイスピード 完全無料で提供しています。チャートの形から銘柄を見つける機能などユニークな機能も用意されています。 |
株touch シンプルな構成で操作しやすい設計です。 |
| GMOクリック証券 | スーパーはっちゅう君 銘柄探しをサポートしてくれる「かんたん銘柄診断」機能があります。 |
iClick株 / 株roid すっきりしたデザインで見やすい画面構成です。 |
最終的な使い勝手などは、人それぞれで感じ方が違うと思いますが、個人的な評価としては、楽天証券のツール群が一歩リードしていると感じます。
楽天証券のトレードツール・投資情報の強み
マーケットスピード(PC用)は登場当時はプロ用のトレードツールが個人投資家に開放されたようだと話題になりました。そこからアップデートを重ねて、現在は「MarketSpeed II」として非常に完成度が高いツールになっています。スマホアプリのiSPEEDも使いやすい上に、ニュース等の情報収集ツールとしても使えるのは秀逸です。
情報面では日経テレコン(楽天証券版)が使えるのが大変便利です。当日を含む、過去の日経新聞の記事全文が読めるほか、記事検索ではキーワードで過去の記事が探せます。
私も情報収集などで大活躍しています。スマホ版のiSPEEDアプリからでも利用可能です。
取扱金融商品の違い
投資をしたいのは国内株だけでなく、投資信託や国債・債券、外国株式などもやってみたいという投資家の方もいらっしゃるかもしれません。
また、国内株についても1株単位で株の売買ができる単元未満株取引や、リターンの大きさで注目度が高いIPO(新規公開株)の取り扱いなども違っています。
| 単元未満株 | IPO | 投資信託 | 外国株 | 国債 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 楽天証券 | 〇 | 〇 | ◎ | 6か国 | 〇 |
| SBI証券 | 〇 | ◎ | ◎ | 9か国 | 〇 |
| 三菱UFJ eスマート証券 | 〇 | ◎ | ◎ | なし | 〇 |
| マネックス証券 | 〇 | ◎ | ◎ | 2か国 | 〇 |
| 松井証券 | × | △ | 〇 | 米国株 | × |
| GMOクリック証券 | × | △ | 〇 | なし | × |
単元未満株取引で比較
上場企業の大多数は単元株を100株としています。これは株の売買単位です。つまり1株1,000円の株なら1,000円×100株=10万円が最小売買単位ということになります。
単元未満株取引は単元未満(1株単位)での売買ができるようになっているサービスです。投資初心者の方でまずは小さい金額で株を買ってみて、投資の感覚をつかみたいという人は、単元未満株取引が使える証券会社がおすすめです。
IPO(新規公開株)で比較
IPOについてはその収益性や勝率の高さから投資家から非常に高い人気を誇っています。ただ、その分IPO銘柄への投資は間違いなく抽選となります。
こうしたIPOの分野においてはSBI証券や三菱UFJ eスマート証券、マネックス証券などは引受件数も多いため機会が増えます。ただ、前述のとおり競争率が高いため、当選するには複数の証券会社から根気強く抽選に参加するといった継続的な努力も必要です。
なお、IPO株投資については、下記の記事でより詳しくまとめているのでご一読下さい。
投資信託で比較
投資信託は個別銘柄への投資ではなく、日経平均株価やS&P500のような指数全体に分散投資をすることができたり、個人では投資しにくい外国株・外国債券などにも手軽に投資ができる金融商品です。どこで買うかという点でいえば、ポイント還元が受けられるネット証券を利用するのが得策です。
特にポイント還元を考えると、クレジットカード積立(月額上限10万円)を活用することが重要です。楽天証券は楽天カードでの買い付け金額に対して一般カードで1%、ゴールドやプレミアムカードで最大2%が還元されます。
また、投資信託の保有でも残高に応じてポイントが貯まる仕組みになっているため、二重のメリットがあります。さらに楽天証券では楽天ポイントを使って投資信託の買付も可能になっており、還元されたポイントを再投資することで効率的に資産を増やせます。
一方、SBI証券も三井住友カード決済で最大5%のVポイント還元があるため、投資信託の積立購入においてはこの2社が非常に優れた選択肢となります。
外国株で比較
外国株に関しては取扱国数も記載していますが、中心になるのはやはり米国株です。ネット証券では事実上、SBI証券、マネックス証券、楽天証券、そして松井証券(5,000銘柄以上の米国株に対応)などが対応しており、特定口座も利用できるので税制面からもこれらの会社から選ぶというのが現実的です。
手数料面では各社横並びとなっており、大きな差はありません。米国市場に上場している米国ETF(上場投資信託)を通じた投資も人気を集めています。
特にマネックス証券は米国株専用のトレードツールの扱いもあるほか、時間外取引にも対応しているなどサービスが充実しています。
国債(個人向け国債)で比較
個人向け国債は、国が発行している債券です。元本保証型で1年経過後は中途換金もできるという安全資産の運用に適した商品となっています。
こちらは銀行や郵便局などでも買えますが、ネット証券での投資がおすすめです。理由はキャンペーンの存在です。代表的なところではSBI証券などが個人向け国債の購入額に応じたキャッシュバックキャンペーンを実施していることがあり、低金利環境下では利息よりもキャンペーン特典の方がメリットが大きいことも少なくありません。
人気ランキングから選ぶ(口座数)
最後は、他のみんながどこを選んでいるのかというデータです。各社の公表データ等に基づく最新の口座数の目安は以下のようになっています。
- 第1位:SBI証券 約1,500万口座
- 第2位:楽天証券 約1,300万口座
- 第3位:マネックス証券 約270万口座
- 第4位:三菱UFJ eスマート証券 約170万口座
- 第5位:松井証券 約167万口座
口座数を見てみると、SBI証券と楽天証券の2社が圧倒的に強いことがわかります。それだけ多くの投資家に使い勝手やコスト面で支持されているという証明と言えます。
まとめ。とりあえず複数作ってみて自分に合うところを探す
長々といろいろな項目ごとに証券会社の特徴等を比較してきましたが、とりあえず良さそうだなと思ったところは口座を作ってみて実際に使ってみるというのが一番です。
口座開設は無料ですし、多くの証券会社では口座開設から一定期間はいろいろなサービスを無料で提供してくれることも多いです。
そうして試してみて、結果的にご自身の投資スタイルに合ったところをメインの証券会社にしていけばよいだけです。また、用途や購入する金融商品に応じて複数の証券会社を使い分ける投資家の方も少なくありません。
以上、株初心者におすすめのネット証券・証券会社の選び方をまとめてみました。
今、一番おすすめのモバイル回線は「楽天モバイル」です。
今は『楽天モバイル』が最強。楽天リンクを使えば通話かけ放題だし、パケットも使い放題で月々3,168円。データ通信をあんまり使わない人は1,078円で回線を維持できます。
さらに、家族と一緒なら110円OFF。
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