大手ネット証券にマネックス証券があります。いわゆる大手ネット証券と呼ばれる証券会社で、中でもとくに投資初心者の方からの評判の良い会社となっています。
また、米国や香港の証券会社の買収などを通じ、米国株や中国株の投資にも強みがあるネット証券となっています。ネット証券としてIPO、貸株サービス、単元未満株取引といったように全般的なサービスを提供する総合ネット証券です。
今回はそんな大手ネット証券のマネックス証券の特徴や投資家の評判などを紹介していきます。
マネックス証券に対する総合的な評価と評判
総合的に、大手ネット証券の中では国内株の手数料はやや高めであるものの、取扱投資商品の種類や投資関連サービスは充実しているという点が特徴的です。
IPO投資、投資信託、外国株投資といった投資商品の種類も豊富であり、貸し株サービスや単元未満株取引、投資信託のポイントプログラムのような投資関連プログラムも充実しています。
中でも、外交株投資(米国株投資)については大手ネット証券の中で最安水準の手数料やトレードツールをい提供するなど優れています。また、中国株についても取り扱い銘柄数が多く、低コストで取引可能です。
マネックス証券の特徴、特色をピックアップ
以下はマネックス証券を評価するうえで重要といえそうなポイントをピックアップしたものです。
- 外国株はネット証券最安値の手数料体系と取扱数
- IPO投資家にもおすすめ、公平な一人一方で小額投資家にもチャンス
- 保有株の貸株が利用可能。第3のインカムゲインがもらえる
- 投資信託のポイント制度はあるけど、少しだけ注意が必要
国内株手数料はやや割高。大口投資家には不向き
まずはネット証券の基本ともいえる国内株の売買手数料。マネックス証券は小額売買であればネット証券の中でも安い方といえますが、取引金額が大きくなるとやや不利といえます。
- 5万円以下 50円(税込:55円)
- 5万円超 10万円以下 90円(税込:99円)
- 10万円超 20万円以下 105円(税込:115円)
- 20万円超 50万円以下 250円(税込:275円)
- 50万円超 100万円以下 487円(税込:535円)
- 100万円超 150万円以下 582円(税込:640円)
- 150万円超 3,000万円以下 921円(税込:1,013円)
- 3,000万円超 973円(税込:1,070円)
最近では2023年9月~10月にかけてSBI証券や楽天証券が国内株の売買手数料を無料にするといった対応をとるなど、売買手数料は値下げ競争が強まっています。そうした中でマネックス証券の手数料は多少割高と言わざるを得ないところがあります。
一方の外国株はネット証券最安値の手数料体系と取扱数
国内株の手数料についてはやや高めという悪い評価がされることが多いマネックス証券ですが、外国株については別です。
以下はネット証券の米国株投資に対する手数料や取扱です。
マネックス証券 | SBI証券 | 楽天証券 | |
---|---|---|---|
特定口座対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
NISA口座での投資 | 可能 | 可能 | 可能 |
米ドル為替手数料(スプレッド) | 25銭(片道) | 25銭(片道) | 25銭(片道) |
売買手数料 | 0.45%(税抜) 最低0ドル、最高20ドル |
0.45%(税抜) 最低5ドル、最高20ドル |
25ドル(税抜) |
トレードツール | トレードステーション | なし | なし |
貸株サービス | なし | あり(Kastock) | なし |
売買手数料はもともとネット証券1位の安さだったのですが、先日SBI証券が手数料を改訂してマネックス証券に追随した形になっています。
また、マネックス証券は米国株以外に中国株にも強いです。
IPO投資家にもおすすめ、公平な一人一方で小額投資家にもチャンス
IPO(新規公開株)については、上場後の値上がり幅や高い勝率などから多くの投資家が抽選に応募する人気の投資商品です。
IPO銘柄を上場前に購入するには、ブックビルディングに参加して証券会社が実施する抽選などに当選する必要があります。そのIPO投資においてマネックス証券は大手ネット証券として評価が高いです。
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ネット証券の中ではIPOの引受件数はSBI証券に次いで第2位となっています。また、SBI証券とことなり、抽選はすべて完全公平な一人一票の抽選制度となっています。
そのため、大口投資家が優遇されるということもなく、投資金額が少ない人でも公平に抽選に参加できるというのは大きな魅力です。
保有株の貸株が利用可能。第3のインカムゲインがもらえる
現物株に関しては、貸株サービスが利用できます。これは保有株をマネックス証券に貸してあげることで、その対価として貸株料を受け取ることができるサービスです。
年率にすると0.1%が基本ですが、ボーナス銘柄については0.5%の少し高めの貸株料がもらえます。率にしたら大したことはないかもしれませんが、配当金や株主優待とはまた別にもらえるので第3のインカムゲイン(金利的収入)を得ることができます。
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なお、マネックス証券以外だと、楽天証券、SBI証券、auカブコム証券といった大手ネット証券くらいしかサービスの提供ができていません。
投資信託のポイント制度はあるけど、少しだけ注意が必要
投資信託の保有残高に対してポイントがもらえるというサービスです。こちらも利率的にはさほど大きくありませんが、投信ポイントがない他の証券会社や銀行などで保有するよりはお得です。
保有する投資信託残高の年率0.08%程度がポイント(マネックスポイント)として付与されます。ただし、ニッセイ日経225インデックスファンド・eMAXISシリーズ・<購入・換金手数料なし>シリーズ・「たわらノーロード」シリーズなどの低コスト型インデックスファンドはポイント付与の対象外となっているので注意が必要です。
投資信託による資産運用を中心に考えているのであればこうした対象外ファンドがない「楽天証券」か「SBI証券」を使うほうがお得です。
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マネックス証券の口座開設から取引までの流れ
マネックス証券への口座開設は簡単です。以下の公式ホームページからネットのみで簡単に口座を作ることができます。ペーパレス口座開設が可能で、書面による提出物なしでもスピード口座開設が可能です。
最短で2営業日で取引が可能となります。口座開設に必要なものは以下の2つだけです。
- 本人確認書類(免許証)
- マイナンバーカード以外を本人確認書類とする場合はマイナンバー通知カード
なお、証券会社の新規口座開設は2016年1月よりマイナンバーが必須となっています(全証券会社共通)。
マネックス証券への入金・出金
マネックス証券の証券口座に対しては以下の金融機関(銀行)からなら手数料無料で即時入金が可能です。
入金が完了したらすぐに株を売買することができます。
また、出金は事前に登録している金融機関(銀行)にこちらも振込手数料無料で出金してくれます。
この他、マネックス証券とセゾンカード(クレディセゾン)が提携して発行しているクレジットカード「マネックスセゾンカード」を作れば、セブン銀行のATMを使ってマネックス証券の口座から手数料無料で入金・出金が可能です。
まとめ。初めてのネット証券に最適、上級者は外国株用の証券会社にも
国内株の売買単価が大きくなると手数料がやや割高になる点を除けば、かなり高く評価できるネット証券です。そのため、初めての株取引をする人(投資初心者の方)が、まず初めに口座を作るというのにおすすめです。
また、外国株(米国株・中国株)の取り扱いも豊富かつサービスが充実しているので外国株取引用の証券会社とするのも手ですね。
また、IPOが公平抽選されるという点も高く評価できるので、口座だけでも作ってIPOに応募するだけする(当選したらラッキー)といった利用方法もアリですね。
以上、マネックス証券の特徴と評判についてまとめました。
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