ホテル会員プログラム PR

IHGリワーズクラブに会員登録する特典とポイント活用術、上級会員になるコツ

記事内にプロモーションを含む場合があります

IHGリワーズクラブとはイギリスに本部を置くIHG(Intercontinental Hotels Group:インターコンチネンタルホテルグループ)の会員プログラムです。日本国内のホテルとしては、インターコンチネンタルホテルのほか、全日空ホテル、ANAクラウンプラザホテル、ホリデイ・インなどのホテルが展開されています。

登録料・年会費は無料の会員サービスで登録することでホテルで様々な特典を受けることができます。

今回はインターコンチネンタルホテルや全日空ホテル、ANAクラウンプラザホテルにお得に泊まれる会員プログラムのIHGリワーズクラブの特典やポイントの活用方法、上級会員になるコツや、プラスアルファの特典などを紹介していきます。

IHGリワーズクラブへの入会について

入会は簡単です。対象ホテルに宿泊したときもできますし、オンラインからも入会することができます。登録料、会費は無料なのでサクッと入会しておいてよいと思います。

 

IHGリワーズクラブの特典

IHGリワーズクラブは「クラブ」「ゴールドエリート」「プラチナエリート」「スパイアエリート」という4段階のステータス制となっています。ホテルの年間利用回数等に応じてランクが変わるようになっており、上位になるほど、より手厚い特典を受けることができます。

この辺りは他のホテルチェーンにおける会員プログラムと同様ですね。外資系のホテルチェーンではこうした会員ランク別のプログラムは当たり前に存在していますね。

特典 会員ランク
クラブ ゴールド プラチナ スパイア
会員ステータス条件 なし 年10泊
or
1万ポイント
年40泊
or
4万ポイント
年75泊
or
7.5万ポイント
ポイントの獲得
ボーナスポイント +10% +50% +100%
会員専用料金で宿泊
レイトチェックアウト
無料インターネット接続
優先チェックイン
無料アップグレード
客室保証
ステータス獲得時・更新時の特典

エリート会員(上級会員)についてはプラチナ以上になるとかなり手厚くなりそうですが、年40泊(または4万ポイント)というのはかなりハードルが高めですね。相当な出張族でないと難しそうです。

ちなみに、他の外資系ホテルチェーンでは、スターウッド+マリオットについては「SPGアメックス」、ヒルトンについては「ヒルトンHオナーズVISA(ゴールド)」を取得すれば宿泊ゼロでも上級会員になれますが、IHGについてはそうしたクレジットカードはありません。

ただ、後述する「インターコンチネンタル アンバサダープログラム」に有料会員として入会すると「ゴールド」の資格が与えられます。

 

宿泊でたまるIHGリワードポイント(or マイル)

IHGリワーズクラブに入会して公式サイトから予約をした場合、宿泊料金に対してポイントが加算されます。

また、IHGリワーズクラブでは宿泊におけるリワーズクラブポイントの代わりに提携航空会社のマイルをポイントとすることもできます。日本の場合、ANA、JALの両方が対応しており、IHGリワーズクラブに登録し、ANAの場合はAMC(ANAマイレージクラブ)会員番号、JALの場合はJMB(JALマイレージバンク)会員番号を紐づけすればマイルを貯めることができます。

IHGリワーズクラブポイント:1ドルあたり10ポイント(※)
ANAマイルとして貯める:1宿泊あたり500ANAマイル
JALマイルとして貯める:1宿泊あたり500ANAマイル

※海外のIHGのホテルの中には1USドルあたり5ポイントのホテルもあります

 

IHGリワードポイントで無料宿泊。ポイントの価値は?

貯めたポイントは無料宿泊に利用することができます。ざっくりですが、以下のようにポイントを使って無料宿泊が可能です。

※ホテルは一部抜粋

ホテル名 必要ポイント
ANAクラウンプラザ千歳 25000ポイント
ANAホリデイイン札幌すすきの 20000ポイント
ANAホリデイイン仙台 10000ポイント
ANAクラウンプラザ富山 25000ポイント
ANAインターコンチネンタルホテル東京 50000ポイント
ホテルインターコンチネンタル東京ベイ 50000ポイント
ANAクラウンプラザホテル京都 30000ポイント
ANAクラウンプラザホテル大阪 25000ポイント
ANAクラウンプラザホテル福岡 35000ポイント
インターコンチネンタル万座ビーチリゾート 60000ポイント

ホテルによって必要となるポイント数はバラバラです。

インターコンチネンタル>クラウンプラザ>ホリデイインといったようにブランドのランクによって必要ポイントは差があります。

 

ポイントブレーク対象なら一律5000ポイントで宿泊可能

ポイントブレークは対象のホテルを1泊わずか5000ポイントで宿泊できるキャンペーンです。対象となるホテルは定期的に更新されます。上記の必要ポイントと比較してもかなりお得な設定となっています。

必要ポイントの高いインターコンチネンタルホテルなどが対象だとかなりお得です。
日本国内のホテルがポイントブレークの対象になるケースはあまりないようですが、実績がないわけでもありません。

 

IHGポイントの購入から考えるお得な使い道

IHGリワードポイントはホテル宿泊でもらえるだけでなく、「購入」することもできます。

購入単価は26000ポイント以上購入で1000ポイントあたり11.5USドルとなっています。1ドル110円とすると1ポイントあたり1.265円という計算にあります。

なお、定価で買ってはいけません。IHGポイントは4半期に1度くらいはセールをやります。たとえば、5万ポイント以上の購入で100%ボーナスといった具合です。

この場合5万ポイント分(575USドル)で10万ポイントが買えるという計算になり、購入単価は半額の0.6円ちょっとにすることができます。なので、目安としてIHGポイントの購入価値は0.6円くらいと考えればよいでしょう。

で、そのIHGのポイントを無料宿泊に充てようとする場合、ざっくり調べたところ1ポイント当たりの価値は0.3円相当~1.2円相当くらいで相当のバラつきがありました。

一律にポイント宿泊がお得とは限らないので、IHGのポイントを貯めている方は、無料宿泊のポイントと実際の宿泊価格を比較したうえでどちらで泊まるかを考えるとよいかと思います。

 

IHGリワーズクラブの活用方法とメリット、デメリット

さて、IHGリワーズクラブに会員登録をしてポイントを貯めたり、上級会員になるメリットはどのような点があるのでしょうか。また、他のホテルチェーンの会員プログラムと比較しての強みや弱みも同時にまとめていきます。

 

日本国内に地方都市を含めホテル数が多いのは大きなメリット

IHGは全日空ホテル(ANAクラウンプラザホテル)をグループとしていることもあり、国内のホテル数が多いのが魅力です。

補償内容 国内ホテル数
ヒルトン
ヒルトンHオナーズ
13か所
マリオット
マリオットリワード
15か所
スターウッド
SPG
20か所
IHG
(IHGリワーズクラブ)
33か所
ハイアット系
(ワールドオブハイアット)
10か所
  • 地方都市にもホテルがある
  • 高価格のインターコンチネンタルから低価格のホリデイ・インまで幅広い

地方都市にもホテルが多いのはうれしいですね。他のホテルはいわゆる大都市かリゾートくらいにしかホテルが無いケースが多いですが、IHGのホテルは、新潟、富山、石川、岡山、愛媛、長崎、熊本といったように他のホテルチェーンが出店していないエリアにもホテルがあります。

あとは、国内ホテルにリーズナブルな宿泊料のホテルが多いのも特徴的です。
出張などのビジネス利用で毎回1泊2万円とか3万円とかする高級ホテルに泊まるのは難しいでしょうが、ANAホリデイ・インであれば1万円以下の料金で泊まれるホテルもあります。

このようにプライスの幅が広いのも国内での宿泊が多い方にとってはメリットといえるでしょう。

 

一方で上級会員になる特典はやや薄い?

デメリットというか、会員特典について、IHGリワーズクラブの場合、最上級のスパイア会員に対してもラウンジ(クラブラウンジ・エグゼクティブラウンジ)へのアクセス権を開放していません。

また、客室のアップグレードについてもプラチナ会員からと他のホテルの会員プログラムと比較するとやや渋いです。

ただし、実際の特典の運用についてはホテルごとに裁量があり、ゴールド会員でも客室のアップグレードが受けられたり、クラブラウンジへのアクセス権が提供されるようなケースもあるようです。特に海外だとそうした傾向が強いように思われます。

 

インターコンチネンタルアンバサダーの存在

IHGリワーズクラブと切っても切り離せない関係にあるのが「インターコンチネンタルアンバサダー」という有料会員プログラムです。

IHGリワーズクラブ会員番号との紐づけされるプログラムで、入会金(年会費)を支払う必要はありますが、インターコンチネンタルホテルで様々な優待が受けられます。

入会金は200USドル(約22,000円)で、2年目以降は150USドルとなります。
入会するとIHGリワーズクラブのゴールド会員になれます。このほか、5,000ポイント(IHGリワーズクラブポイント)がもらえます。

また、この他に以下のような特典があります。ただし適用されるのはインターコンチネンタルホテルだけで、ANAクラウンプラザホテルなどの他IHGグループのホテルは対象外です。

  • 客室アップグレード保証(保証というのは大きい)
  • 16時までのレイトチェックアウト
  • ウィークエンド無料宿泊
  • ウエルカムフルーツ
  • ウエルカムギフト
  • 無料ミネラルウォーター

中でも特徴的なのはアップグレードが保証というところでしょうか。
他のホテルの上級会員プログラムなどでは、アップグレードは「空き状況に応じて」となっているのに対いて「保証」というのはすごいです。確実にアップグレードしてくれるわけです。

また、レイトチェックアウトも16時までというのは長いです。
有料でやや高いところも気になりますが、IHGリワーズクラブのポイントでの支払いも可能になっています。

インターコンチネンタルホテルをよく利用する、あるいは今後長期の宿泊等で利用する予定があるという方は入会を考えてみてもよいかもしれません。

ちなみに、国内にあるインターコンチネンタルホテルは以下の7ホテルです。

  • ANAインターコンチネンタルホテル東京
  • ストリングスホテル東京インターコンチネンタル
  • ホテル インターコンチネンタル 東京ベイ
  • ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテル
  • インターコンチネンタルホテル大阪
  • ANAインターコンチネンタル万座ビーチリゾート
  • ANAインターコンチネンタル石垣リゾート

 

ANAのSFC会員は別の優待もある

また、ホテルにANA(全日空)の名前が付くホテルが多いことからわかるように、IHGはANAと親密な関係にあります。その一つとしてANAのお得意様に対する優待があります。

その一つが「ANAスーパーフライヤーズ会員特典」です。国内の「インターコンチネンタルホテル」「ANAクラウンプラザホテル」「ホリデイ・イン」「ANAホテル(全日空ホテル)」が対象です。

  1. 宿泊割引(ベストフレキシブル料金の5~10%)
  2. レストラン割引
  3. 朝食無料&ウエルカムドリンク

特にうれしいのは「5-10%優待」「朝食無料やウエルカムドリンク」の存在でしょうか。これらはIHGリワーズクラブの上級会員優待にもない特典です。
素泊まりのプランで予約しても朝食がもらえるわけですね。

もっとも、SFC(スーパーフライヤーズカード)会員になるにはSFC修行という言葉があるように、ANAのプラチナ以上の会員ステータスになる必要があり、ハードルは決して低くありません。

[bloglink url=”https://money-lifehack.com/savings/5972″]

このホテルのためだけにSFC会員になるというのは馬鹿らしい話で、あくまでもSFC会員であればIHGリワーズクラブの特典をより活用できますよというお話になります。

 

以上、IHGリワーズクラブに会員登録する特典とポイント活用術、上級会員になるコツについてまとめてみました。