飛行機を予約して航空券を購入したのはいいけれども、突発的な事情で飛行機に搭乗できなくなった……。そんなときの航空券のキャンセルについて説明していきます。
航空券のキャンセル料や、いつまでならキャンセルが可能なのか?といった飛行機のキャンセル方法について紹介していきます。
飛行機のキャンセルは出発時刻前まで!
飛行機のキャンセルを考えている方にとって一番大切なことは、どういった予約であれば“出発時刻前”であることが重要です。
前後でキャンセル料には雲泥の差があります。たとえば、空港には向かっているけれども出発時刻に間に合いそうもないという場合は、その時刻前で電話などでキャンセルを伝えるようにしましょう。
飛行機のキャンセル方法
航空会社に電話を入れてキャンセルするのがもっとも確実です。
また、パソコンやスマートフォンのアプリを使って予約したような場合はマイページから飛行機予約のキャンセルも可能です。
旅行会社を通じて予約したパッケージプランなどの場合は、原則としてその予約をした旅行会社を通じての手続きが必要となります。航空会社に直接キャンセルを入れるよりもタイムラグや時間差が生じることになりますので、早めに手続きをするようにしましょう。
すでに払った航空券代はキャンセルでどう返金される?
『お支払代金-キャンセル料=返金額』となり、返金方法は購入時の支払い方法によって変わります。
- クレジットカード:カード口座への払い戻し
- 現金払い:指定口座への振り込み
- 航空会社のポイントなど:ポイント口座に戻る(※)
(※)たとえば、ANAの場合は「ANAスカイコイン」、JALの場合は「eJALポイント」などが該当します。なお返金時点で有効期限が切れているものは払い戻されません。
搭乗手続き後、保安検査通過後であってもキャンセルはできる?
空港には入っていて、搭乗手続きも完了し、保安検査を通過した後であってもキャンセルはできるのでしょうか?
結論だけを言えばできます。出発時刻を過ぎていないキャンセルなので通常のキャンセル料と同額となります。
ただし、ギリギリだと飛行機の出発時刻に影響を与える可能性が高いので基本的にはお勧めしません。また、手荷物を預けている場合、その荷物を降ろしてもらう必要があるため、すぐに空港から出ることはできません。
国際線利用時の場合、出国手続きの取消なども必要になるので面倒なことになります。
飛行機の航空券のキャンセル料の仕組み
飛行機でキャンセル料が発生するのは、航空券を購入した後からです。予約しただけの状態ではキャンセル料はかかりません。
基本的に航空券代金は先払いなので、購入(支払い)をして初めてキャンセル料が発生するようになります。
なお、飛行機の航空券のキャンセル料には大きく二つあり、この合計額がキャンセル料となります。なお、航空会社の都合や悪天候など利用者都合でない場合のキャンセル時にはキャンセル料は発生しません。
- 航空券の払い戻しによる払戻手数料
- 予約の取消による取消手数料
これらの違いは以下のようになっています。
払戻手数料はお金を返金してもらうための手数料
支払いをした航空券の代金分を返金してもらうための手数料となります。
ANAもJALも一区間あたりの払戻手数料は430円となっています。往復なら860円ということになりますね。
ANA | 430円 |
---|---|
JAL | 430円 |
スターフライヤー | 430円 |
スカイマーク | 500円 |
こちらは運賃種別に関わらず定額となります。当日のキャンセルでも1か月前のキャンセルでも同額です。
なお、マイルを使った特典航空券の場合、ANAは予約1件1名あたり3,000マイル、JALは1特典、1名あたり3,100円の手数料でマイルの払い戻しが可能になっています。
取消手数料は運賃種別ごとのキャンセル料
取消手数料は、航空券の運賃種別ごとによって定められているキャンセル料です。
たとえば、JALのウルトラ先得やスーパー先得、ANAの旅割のような、事前予約型の割引運賃の場合には取消手数料が予約時点から発生するのが一般的です。
ANAの旅割であれば、搭乗日13日前を過ぎると60%の運賃の取消手数料がかかります。27日前でも50%になります。安く予約できる分、キャンセルには向いていませんね……。
一方で、特割の場合は出発時刻前なら5%相当の取消手数料で済みます。また、普通運賃や往復運賃、ビジネスきっぷは無料です。
ただし、どの運賃種別であっても“出発時刻を過ぎた後のキャンセルは運賃の100%相当”となります。
LCC・格安航空券のキャンセル料とキャンセル不可チケット
ジェットスター、ピーチ・アビエーション、バニラ・エアなどのLCC・格安航空券の場合は上記とは少し違った対応となります。
予約プランによっては、そもそもキャンセルも払戻も受け付けていないケースが多いです。
たとえば、ジェトスターの場合、Starter、StarterPlus、StarerMaxの3つのプランがあり、キャンセルが可能なのは最上位のStarterMaxのみで手数料は3,090円です。他の2プランだとキャンセル不可です。
ピーチ・アビエーションも運賃プランによってキャンセルの可否が異なります。シンプルピーチはキャンセル不可、バリューピーチはキャンセル可能で取消手数料は1,080円ですが、差額の返金はピーチポイントとなります(キャンセルは出発時刻の1時間前まで)。
バニラ・エアはもっとも運賃の高いコミコミバニラ運賃を利用している場合のみ、キャンセルが可能となっています。キャンセル料は距離によって、3,000円~8,000円となってます。なお、キャンセルできるのは出発予定時刻の90分前(国際線は120分前)です。
このように、LCCや格安航空券の場合は航空会社やそのチケット(運賃種別・オプション)によってキャンセルの可否やキャンセル料は大きく異なりますので、ご注意ください。
キャンセルの可能性があるなら予約時点から注意する
飛行機のキャンセルについて考えると、予約時点から予定の変更があるかないかを把握しておくことが大切ですね。
たとえばANAやJALなどの大手航空会社は通常の予約であれば、キャンセル料は払戻手数料くらいで往復でも1,000円もかかりません。もちろん、割引運賃と比べると航空券代も高くなりますが、予定自体が不明確な場合はそうした点も少し考えておくべきでしょう。
以上、飛行機(航空券)のキャンセル料の仕組みとキャンセル可能なタイミングについてまとめてみました。
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