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住信SBIネット銀行、有料のプレミアムサービスを開始。メリット、デメリット、損得ラインを分析

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ネットバンクの住信SBIネット銀行は、2018年6月より、有料月額制サービスの“プレミアムサービス”を開始すると発表しました。プレミアムサービスは月額500円(税別)で、4つの特典を利用することができるサービスです。

住信SBIネット銀行のデビットカードやクレジットカード(ミライノ カード)のポイント還元率が0.4%アップするのが目玉で、それ以外にも複数の優待があります。

今回はそんな住信SBIネット銀行のプレミアムサービスを利用するメリットとデメリット、元をとれるのはどんな人なのか?というところを中心に紹介していきます。

住信SBIネット銀行のプレミアムサービスとは?

住信SBIネット銀行に口座を持っている人(個人)が利用対象で、月額500円(税別)の有料サービスです。主な特典は大きく4つです。

  1. 日経Deep Oceanによる金融経済に関する情報提供
  2. Visaデビットカードのポイント還元率+0.4%
  3. ミライノ カード(JCB)のポイント還元+0.4%
  4. ロボアドバイザー手数料20%還元

 

日経Deep Oceanによる金融経済に関する情報提供

日経Deep Oceanが膨大なデータを解析し金融・経済分野の情報を提供いたします。AIを使って自分が興味関心があるであろう、ニュースをリアルタイム配信してくれます。

優秀な秘書・参謀をコンセプトとして、自然言語での質問に回答するサービスなどがあります。

これ、結構期待していたのですが、日経DeepOceanは今のところだと、優秀とは決して言い難い感じがします。

話題のニュースをピックアップしているという感じくらいのもので、これなら日経テレコンにキーワード検索をぶち込むほうがまだよい気がします。日経テレコンは証券会社に口座があれば無料ですし……。

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ちょっと期待外れでした。

 

ミライノデビット(デビットカード)のポイント還元率が0.4%アップ

住信SBIネット銀行のブランドデビットカードでお買い物をした時のポイント還元率が0.4%アップします。

VISAデビット:0.6%+0.4%=1.0%
MasterCardデビット:0.8%+0.4%=1.2%
・PLATINUMデビット:1.0%+0.4%=1.4%

となります。

1%の還元率というところを考えると魅力的ではありますが、年会費無料のクレジットカードでも1%程度の還元率のカードはあるわけで、月額500円(年6000円)相当のコストを支払ってまで、申し込みをするメリットがあるかとされると微妙なところです。

プラチナでビット利用者なら還元率はかなり大きくなりますね。

 

ミライノ カード(JCB)のポイント還元率が0.4%アップ

住信SBIネット銀行が発行しているクレジットカード“ミライノ カード”のポイント還元率も0.4%アップします。ミライノ カード、ミライノ カードゴールドカードはいずれもポイント還元率は1.0%となります。

プレミアムサービスを利用すれば1.0%+0.4%=1.4%となり、ポイント還元率はかなり高くなります。他の高還元率のクレジットカードと比較しても、1.4%はかなり優位性があるといえます。

[bloglink url=”https://money-lifehack.com/creditcard/13505″]

なお、月額500円という金額をペイするには135,000円(年額162万円)の利用が必要となります。

なお、年間100万円以上利用すればミライノ カードゴールドの年会費(3,000円+税)も無料になりますので、このくらいの利用感のある人にはメリットがあると思います。

 

ロボアドバイザー手数料20%還元

住信SBIネット銀行では、WealthNavi(ウェルスナビ)というロボアドバイザー運用のサービスを受け付けています。

ロボアド運用は、資産運用を自分のリスクレベルに応じて自動化して行ってくれるサービスとなっています。経済状況などに遭わせて最適なポートフォリオを自動的に構築してくれるので、いわゆるほったらかし投資が可能になります。

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WealthNaviでは運用残高の年間1%の手数料が発生するようになっています。住信SBIネット銀行のプレミアムサービスに加入すればその20%(資産残高の0.2%相当)がポイントバックされることになります(還元はスマプロポイント)。

プレミアムサービスの月会費(540円)をカバーしようと思ったときのWealthNaviの資産残高は324万円以上ということになります。言い換えると、これ以上の運用をしているのであれば、プレミアムサービスに入らないほうが勿体ないということになりますね。

 

プレミアムサービスのデメリットは500円の月会費

逆に、プレミアムサービスの利用が向かない人は月額500円のモトをとれない人でしょう。

日経Deep Oceanによる情報サービスがあるとは言え、基本的にはクレジットカードのポイントや手数料還元などによって月に500円以上の経済的メリットがない方にはあまりお勧めしません。

クレジットカードでの買い物金額が年間で100万円に満たない方、ロボアド運用をやっていないし、今後もするつもりがない方にはプレミアムサービスは向かないといえそうです。

なお、解約はいつでもすぐに可能です。

 

プレミアムサービスはお得なのか?向いている人は?

  • ロボアド運用(WealthNavi)を利用、利用予定があり300万円程度の運用を考えている人
  • クレジットカードでのお買い物が多く、ミライノ カードに乗り換えてもいいと思っている人

こうした条件に該当する人はプレミアムサービスの利用が向いているでしょう。

ロボアド運用のポイント還元に関しては、金額(残高)がモノを言いますので、運用額300万円以上が一つの目安となります。

クレジットカード(ミライノ カード)については年間150万円くらいはカード払いで買い物しているという人には魅力的です。そういう方は年間100万円以上で年会費も無料になる“ミライノ カードゴールド”がおすすめです。

>>ミライノ カードゴールド

 

月額500円という微妙な価格設定で現状の特典を考えると、多くの人には向かない感じがしますね。

以上、住信SBIネット銀行のプレミアムサービスについて紹介しました。