小銭が必要なときの両替方法|無料枠とATM手数料を比較

小銭を用意するときは、まず必要な硬貨の種類と枚数を決めます。
「100円玉を10枚」のように指定したいなら銀行の両替機や窓口、少し硬貨があればよいなら硬貨対応ATMが候補です。
無料枠は、両替と入出金、窓口とATMで異なります。
口座のある銀行の条件を調べてから出かけると、不要な手数料や再訪を減らせます。
必要な小銭に合う方法の選び方
集金や釣り銭など。両替機の対応金種を確認し、細かく指定するなら窓口へ。
硬貨対応ATMで端数の出金を検討。利用時間と硬貨手数料を先に確認。
ATMでは希望どおりの硬貨の組み合わせを選べないことがあります。必要枚数が決まっている用途は、指定できる方法を選びます。
たとえば100円玉10枚が必要なとき、ATMで1,000円を引き出しても、千円札が出てきて目的を果たせない場合があります。
金額だけでなく、受け取りたい内訳まで決めるのが最初の一歩です。
銀行の両替機と窓口の無料枠
両替機は、ATMとは別の機械です。
銀行のキャッシュカードを使える場合でも、無料回数や金種に制限があります。
| 銀行 | 両替機 自銀行カード |
窓口 口座保有者 |
|---|---|---|
| 三菱UFJ銀行 | 1日1回10枚まで無料。11枚以上は専用カードが必要 | 1日1回10枚まで無料。通帳かカードを提示。 11~500枚は770円 |
| 三井住友銀行 | 1日1回10枚まで無料。10枚超は専用カードが必要 | 1~10枚でも220円。 11~500枚は770円 |
三井住友銀行は、同じ10枚でも両替機と窓口で費用が変わります。
キャッシュカードを持っていて対応する金種を用意したい場合は、両替機を先に検討すると220円を節約できます。
ただし、三井住友銀行の両替機では、50円、10円、5円、1円のバラ硬貨への両替はできません。
棒金への両替には専用カードが必要です。
「無料枠が10枚あるから、10円玉を10枚出せる」とは限らない点に注意してください。
両替の料金判定では、窓口は持参した枚数と持ち帰る枚数の多い方、両替機は持ち帰る枚数を使います。
窓口に渡すお金も含めて数えておくと、その場で想定外の料金になるのを防げます。
利用前に、三菱UFJ銀行の両替手数料や三井住友銀行の両替案内で条件と設置店舗を確認しましょう。
両替機の営業時間や現金の在庫にも制限があります。
細かな枚数を指定するなら窓口で払戻しを依頼
金種指定とは、受け取る紙幣や硬貨の種類と枚数を指定することです。
自分の口座から現金を引き出すときにも利用できますが、出金なら無条件で両替手数料を避けられるわけではありません。
ゆうちょ窓口は金種指定50枚まで無料
ゆうちょ銀行や郵便局の貯金窓口では、払戻しなどの際に金種を指定できます。
金種指定料金は、持ち帰る対象の合計が50枚までなら無料、51~100枚は550円です。
一部だけ指定した場合でも、新券でない1万円札を除き、ほかに受け取る紙幣や硬貨も枚数に含みます。
同時に複数件の手続きをする場合も合算されるため、50枚ずつ伝票を分ければ無料になる、という方法ではありません。
窓口の硬貨入金の無料枠とは別です。
ゆうちょの窓口に小銭を持ち込む「硬貨取扱料金」は100枚まで無料ですが、小銭を指定して受け取る「金種指定料金」の無料枠は50枚までです。
ATMには、さらに別の料金があります。
2,100円を40枚の硬貨で用意する例
100円玉10枚、50円玉20枚、10円玉10枚を用意する場合は、次のメモを作って窓口に伝えます。
| 硬貨 | 必要枚数 | 金額 |
|---|---|---|
| 100円玉 | 10枚 | 1,000円 |
| 50円玉 | 20枚 | 1,000円 |
| 10円玉 | 10枚 | 100円 |
| 合計 | 40枚 | 2,100円 |
ほかの金種指定の手続きがなく、この40枚をゆうちょ窓口で自分の貯金から払い戻すなら、金種指定料金は0円です。
三菱UFJ銀行の窓口で同じ40枚を金種指定して引き出す場合は770円なので、両方の口座があり同程度の手間で行けるなら、ゆうちょ窓口を選ぶと770円を抑えられます。
窓口の書類は、金額を書く欄と枚数を書く欄を取り違えないようにします。
通帳など払戻しに必要なもの、希望金種の在庫、受付時間を来店先へ確認してから出かけましょう。
ゆうちょの料金はその他の料金の「金種指定料金」で確認できます。
硬貨対応ATMで端数を引き出す場合の条件
種類や枚数を細かくそろえる必要がない場合は、990円などの端数を引き出す方法があります。
硬貨の入出金に対応したATMを、硬貨を扱える時間に使います。
| 利用先 | 硬貨を扱える時間 | 出金の料金と制限 |
|---|---|---|
| 三菱UFJ銀行 硬貨対応 ATM |
平日 8:45~18:00 土日祝日と12/31~1/3は不可 |
同銀行の口座なら無料。硬貨の種類や枚数は指定不可 |
| ゆうちょ 硬貨対応 ATM |
平日 7:00~18:00 設置場所の営業時間内 |
硬貨を1枚でも含む払戻しは1回110円。硬貨の金種指定不可 |
ゆうちょATMは、紙幣の払戻しが無料の設置場所でも、硬貨を含めると110円かかります。
990円を引き出すなら、払戻額とは別に料金が口座から引かれるため、通常貯金などの残高には合計1,100円が必要です。
また、1,990円を出金しても「500円玉1枚、100円玉4枚、50円玉1枚、10円玉4枚」といった組み合わせを指定できるわけではありません。
両行とも硬貨の金種指定に対応していないため、必要な種類が決まっている場合は窓口を選びます。
対象ATMは三菱UFJ銀行の硬貨取引案内、料金と時間はゆうちょATMの利用案内で確認できます。
銀行店舗内でも「紙幣専用」と表示された機械では硬貨を扱えない場合があるので、現地の表示も確認してください。
千円札だけが必要ならセブン銀行ATMも候補
紙幣を細かくしたい場合は、硬貨とは別に考えます。
セブン銀行ATMは硬貨を扱えず、両替機としても使えませんが、1万円未満の引き出しはすべて千円札で受け取れます。
たとえば9,000円を引き出すと千円札9枚です。
これは預金の引き出しなので、利用する銀行のカード、時間帯、無料回数によってATM手数料がかかります。
必要額以上を何度も出し入れせず、セブン銀行の両替に関するFAQと自分の銀行の料金を確認して選びましょう。
小銭を用意するときの無駄を減らす手順
- 家にある硬貨を先に数える。必要な種類ごとに不足枚数をメモします。
- 口座のある銀行の無料枠に当てはめる。両替機の対応金種、窓口の金種指定、ATMの硬貨料金を分けて確認します。
- 必要な日より前の平日に準備する。土日にも開くATMでも、硬貨は扱えない場合があります。
- 交通費を含めて選ぶ。手数料を110円節約するために往復300円かかるなら、合計では190円多く払う計算です。ほかの用事とまとめると無駄を減らせます。
小銭を作るためだけに不要な商品を買うと、両替料金を節約しても出費が増えます。
普段の買い物のお釣りから少しずつ必要分を残し、足りない分を銀行で用意すると効率的です。
よくある質問
銀行口座がなくても両替できますか?
窓口で受け付ける銀行はありますが、無料条件は異なります。
たとえば三菱UFJ銀行では、口座がない場合は10枚まででも550円です。
必要なものと受付の可否を来店先へ確認してください。
100円玉を50枚用意するなら何を選びますか?
ゆうちょ口座があり、ほかに合算される金種指定がないなら、貯金窓口で5,000円を100円玉50枚で払い戻す方法は金種指定料金が無料です。
希望金種の用意ができない場合もあるため、在庫と受付時間を先に確認します。
コンビニATMで100円玉を引き出せますか?
少なくともセブン銀行ATMは硬貨を扱いません。
三菱UFJ銀行のカードでも、コンビニATMや他行ATMでは硬貨を利用できません。
硬貨対応が確認できる銀行ATMか窓口を選んでください。
料金は税込、2026年9月9日確認。
本文の公式料金表に加え、ゆうちょ銀行の金種指定の枚数の数え方、ATMでの硬貨の金種指定を参照しています。
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