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ゆうちょ銀行で貯金額が上限額1300万円(旧1000万円)を超えたらどうなる?通常貯金、定期貯金で合計2600万円までOK

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私たちにとって身近な金融機関である、ゆうちょ銀行。日本全国津々浦々に店舗が存在しており、その数は2万を超えています。大手都市銀行の数十倍という規模になります。そして郵便貯金(現在はゆうちょ銀行の貯金)という名前で預金(貯金)を集めていました。
そんなゆうちょ銀行は今は民営化されていますが、民業圧迫という点から貯金額には上限が設けられています。2016年4月1日以降は1300万円(それ以前は1000万円)です。また、2019年4月からは通常貯金で1300万円、定期貯金・定額貯金で1300万円までの別枠制となり、合計2600万円が上限となりました。

今回はそんな、ゆうちょ銀行における貯金額の上限について、それを超えたらどうなるのか?ペイオフや預金保険との関係などについてまとめていきます。

上限額は1300万円というのはどういう意味?

ゆうちょ銀行における貯金額には上限があります。これは通常貯金(普通預金)や定期貯金や定額貯金といったゆうちょ銀行の様々な預金の合計です。
ちなみに、ゆうちょ銀行では「○○貯金」と表記しますが、これは一般銀行の「○○預金」と同じ意味になります。
2019年4月1日より、ゆうちょ銀行の貯金限度額が通常貯金1300万円+定期貯金1300万円=合計2600万円までに拡大されました。

ゆうちょ銀行で1300万円の上限を超えて貯金しようとするとどうなる?

1300万円(旧1000万円)のゆうちょ銀行における上限金額をこえて貯金しようとする場合、あるいは貯金上限額を超えて振り込みを受けた場合はどうなるのでしょうか?答えは、そのまま入金されるです。1300万円の上限をこえると貯金されずに拒否されるといったことはありません。
ただし、その貯金額は金利(利息)の付かない「振替口座」という勘定で管理されることになります。
つまり、金利がゼロでも構わないという事であれば、ゆうちょ銀行に1300万円の上限金額を超えて、2000万円、3000万円、あるいは1億円、2億円といった金額を預け入れたとしても、何の問題もないという事になるわけです。

たとえば、上限額1300万円で3000万円をゆうちょ銀行に預けている場合は、3000万円の貯金(内1700万円は振替口座)という扱いになるわけです。つまり、ゆうちょ銀行で1300万円を超えて預金(貯金)したとしても金利を求めないのであれば、上限は考えなくてもよいという事になります。なお、上限額を超えたらゆうちょ銀行から“ご利用限度額超過のお知らせ”という書類が届きます。

上限を超えたらペナルティはあるのか?

1300万円の上限を超えた金額については振替口座で管理されるようになり、金利が付かなくなります。
ペナルティとしてはこの“金利が付かない”と言うところくらいで、特にありません。昨今の超低金利な預金金利水準を考えれば、実際のところのペナルティはほぼ無いといっても過言ではありません。

上限金額を超えたときの万が一の保障(預金保険)の扱い

ゆうちょ銀行が破綻ということはなかなか考えにくいとは思いますが、万が一のことを考えてみましょう。ゆうちょ銀行も民営化されていますので、他の銀行と同様にペイオフの対象となります。
破綻したら、1000万円+その利息までは預金保険によって保護されます。

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それを超えた金額分については、破綻した銀行の残された資産に応じて預金者に対して配分されることになります。実は、このペイオフ対策という意味で、ゆうちょ銀行はほとんどリスクがありません。ゆうちょ銀行の預金可能額(上限額)は1300万円までで、それを超えた金額は「振替口座」扱いとなります。
この振替口座は「振替貯金に利子は付きませんが、預金保険法に定める決済性預金であり、預り金全額が保護されます。 」と書かれています。この決済性預金(当座預金)は利子が全くつかない代わりに、銀行が倒産したとしても、ペイオフの対象外で「全額保証」となっています。
たとえば、ゆうちょ銀行の通常貯金に1300万円の上限を超えて2000万円貯金した場合、以下のようになります。

  • 1000万円+利息:預金保険によって保護
  • 300万円:ペイオフの保証を超えた範囲で補償なし
  • 700万円:決済性預金として管理されているので全額保護

ただし、通常貯金と定期貯金は合算されますので、ご注意ください。

上限額を旧来の1000万円までに設定すればさらに安全

さらに、ゆうちょ銀行の1300万円という上限金額は、預金者側が範囲内であれば変更することができます。窓口で上限1300万円の貯金額を1000万円までに変更すれば、1000万円を超えた金額は自動的に振替口座扱いとなります。
そうなれば、1000万円+利息は預金保険によって保護され、それを超えた金額は振替貯金(決済性預金)という扱いになり全額保証されることになります。

銀行に金利(利息)は求めないなら、ゆうちょ銀行は使いやすい

歴史的低金利の中で、銀行預金に運用性は期待できません。
ゆうちょ銀行も多分に漏れず、金利面で言えば都市銀行並みでほぼ期待できない状況です。金利を考えるのであれば、ネットバンクなどでの運用の方が金利は高いです。金利水準自体は低いですが、たとえば、下記で紹介しているイオン銀行や楽天銀行の普通預金なら、ゆうちょ銀行の通常貯金の100倍の金利水準となっています(2019年8月)。

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ただ、そのような銀行預金に金利(利息)を求めないというのであれば、リスクゼロでATM数も多く、店舗も多いゆうちょ銀行は比較的安全で便利に利用できる銀行という事になるでしょう。

以上、ゆうちょ銀行で貯金額が上限額1300万円(旧1000万円)を超えたらどうなるかという疑問にたいしてまとめてみました。

ABOUT ME
ふかちゃん
マネーライフハックの編集長 兼 管理人です。節約やマネー術などについての情報発信を2004年から続けています。
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