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楽天証券の特徴と評判。投資ツールのマケスピや日経テレコンなど情報面にも強み!

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大手ネット証券としてSBI証券に続き、第2位の口座数を持つ楽天証券。楽天証券はネット証券の中でも特に人気のトレードツールとして「マーケットスピード(通称:マケスピ)」をほとんどの投資家に無料で提供しています。日経テレコンといった情報ツールが充実しているのも魅力です。

総合ネット証券として提供しているサービスも豊富です。投資初心者から上級者の方まで幅広く活用できる証券会社となっています。

今回はそんな楽天証券についてのまとめ記事として、手数料や取扱商品、サービスの種類などの基本や特徴などを徹底的に掘り下げていきたいと思います。

楽天証券公式ホームページ

楽天証券に対する総合的な評価と評判

実は、私が一番最初に口座を作ったネット証券はこちらの楽天証券です。

それまでは、いわゆる大手総合証券を使っていたのですが、初めて楽天証券のマーケットスピードというトレードツールを使ったときには、「この機能が一回の個人投資家にさらには無料で提供されるのか」と驚いた記憶があります(10年以上前ですが……)。

その後も、基本的なデザインは変わらずにずっとバージョンアップし続けています。
変にグラフィカルではなく、必要な情報を必要な形で提供するマーケットスピードは今後もネット証券が個人に提供するトレードツールとしての王者でありつづけることでしょう。

また、楽天証券はマケスピ以外にも、総合ネット証券として高く評価されています。

取扱商品は国内株はもちろん、IPO、個人向け国債、投資信託、信用取引、外国株・海外ETF、FX(外国為替証拠金取引)、オプション取引・先物取引、貴金属投資など幅広いです。

また、投資家向けに提供するサービスも、単元未満株取引、貸株サービス、ロボアドバイザー投資、個人型確定拠出年金(iDeCo)といったように様々なサービスを提供しています。

総合ネット証券として各種投資やサービスをワンストップで提供しています。

楽天証券公式ホームページ

 

楽天証券の強みは何?特徴を徹底分析

以下は楽天証券が持つほかの証券会社、ネット証券よりも優れている部分を見ていきたいと思います。

  1. 売買手数料はライバルSBI証券と並ぶ。超割コースの新設
  2. やっぱり最強のマケスピ、トレードツールだけじゃなく、情報収集目的でも
  3. 楽天証券+楽天銀行の連携でさらにお得になる
  4. 取引や投資信託の保有で楽天ポイントも貯まる!
  5. IPOの取り扱いもあり
  6. 大手ネット証券ならではのサービスも充実
  7. 外国株投資ももちろん充実
  8. 個人型確定拠出年金(iDeCo)のも参戦!手数料無料でシェア急拡大

 

売買手数料はライバルSBI証券と並ぶ。超割コースの新設

まずは気になる手数料ですが、ネット証券大手の中では安いです。

基本的にネット証券の中では口座数ナンバーワンのSBI証券と、ナンバーツーの楽天証券は常に競い合っているような状況となっており、手数料は両社ともほぼ同じ水準になっています。

以下は楽天証券の超割コースとSBI証券の手数料を比較したものです。びっくりするくらいにシンクロしていますね。

証券・取引金額
50万円
100万円
150万円
300万円
楽天証券
250円
487円
582円
921円
SBI証券
250円
487円
582円
921円

※2017年12月25日調査時点

こんな風に大手ネット証券同士が競い合ってくれるからこそ、私たち個人投資家は安く株取引ができるわけで万々歳なんですけどね。

手数料率は0.03%~0.05%ということで安いです。

 

最強トレードツールのマーケットスピード

楽天証券を語るうえで外せないのはやっぱりマケスピ(Market Speed)ですね。

冒頭でも書きましたが大変高機能なうえに直感的に使い方がわかるようなツールになっているので投資初心者から上級者、デイトレーダーのような高頻度売買する方にとっても使いやすいはずです。

トレードツールとしての株価やチャート、板情報といった売買情報以外にも情報収集のためのツールとしても充実しています。

2018年には次世代版の「マーケットスピードⅡ」もリリースされ、さらに使い勝手や機能性が向上しています。

 

日経テレコン(楽天証券版)が無料で読める

日経テレコンは日本経済新聞社が提供している情報ツールです。楽天証券に口座を開設すると、マーケットスピードを通じて日経テレコン(楽天証券版)が提供されます。

こちらがすごいのは当日、前日、おとといの日本経済新聞朝刊、日本経済新聞夕刊、日経産業新聞、日経MJ(流通新聞)、日経地方経済版の記事のほぼすべてを全文読めるということです。
また、過去記事(1年分)の検索もできるので、読もうと思えば過去1年分の日経各紙の記事が読めるわけです。

これが無料というのは日経電子版が有料化されている現在を考えるとすごいことだと思います。

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[bloglink url=”https://money-lifehack.com/savings/11202″]

 

この多機能ツールがほぼ無料

このような情報ツールがほぼ無料で使えます。ほぼというのは通常の基本料金は税別2500円と設定されているからです。ただし、楽天証券の統計によるとほとんどの方無料で使っています。それは無料条件が実にたくさん用意されており、達成が簡単だからです。

  1. はじめての利用で3か月無料
  2. 信用取引口座、先物オプション取引口座、FX口座がある
  3. 楽天銀行との間でマネーブリッジ(自動スイープ)を設定している
  4. 残高が30万円以上ある
  5. 過去3か月に1回以上の取引がる

このどれか一つでOKです。一番簡単なのが(3)の楽天銀行の自動スイープ設定です。後述しますが、楽天銀行にも口座を作って初期設定をするだけでOK、1円もお金はかかりません。

 

スマホ版マケスピのiSpeed。外出先のチェックや投資にも使える

楽天証券は口座利用者向けのスマホアプリとして「iSpeed」というツールも提供しています。こちらはマケスピとは異なり完全無料です。

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充実した取引ツールであるとと同時に、前述の日経テレコンもこのiSpeedから読めます。通勤中や移動中の情報収集にも使えます。仕事で取引先のところに行くときなどに、社名や製品名で記事検索すれば話題作りにもなりますね。

 

楽天証券+楽天銀行の連携でさらにお得になる

楽天証券は同じネット銀行の楽天銀行との連携をすると大きなメリットがあります。

  • 楽天銀行の普通預金金利が最高水準になる!
  • マーケットスピードの無料条件が満たせる
  • 楽天証券での各種取引でポイントが貯まるようになる

口座を開設して、マネーブリッジ(自動スイープ)に申し込みをして楽天IDを紐づけするだけでOKです。この手続きにお金は1円もかかりません。

自動スイープというのは楽天銀行と楽天証券の資金の共有手続きです。手続きをすると、楽天銀行の預金残高を使って株や投資信託の売買資金とできます。
さらに、配当金や売買代金も自動的に楽天銀行の普通預金口座に反映されるという便利なサービスです。

さらに手続きをすると普通預金金利が大幅にアップ!2017年7月現在だと金利は0.1%になります。大手都市銀行の普通預金金利は0.001%なので、金利がなんと100倍にもなります。

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また、前述のマーケットスピードの無料条件が満たせるので、手続き完了だけで以降はマケスピがずっと無料になります。このほか、次の項目で紹介しますが、楽天証券で様々なポイントが貯まるようにもなります。

 

取引や投資信託の保有で楽天ポイントも貯まる!

楽天証券は大手ネットショッピングモールの楽天市場を運営する楽天グループの会社です。
そのため、楽天市場が中心となっている「楽天ポイント」とも連携しています。

株の売買でもポイントが貯まるほか、投資信託の保有などに応じてもポイントがもらえるようになっています。貯まるポイントは「楽天証券ポイントプログラム」なのですが、このポイントは、楽天の共通ポイントカードのポイントである「楽天ポイント(楽天スーパーポイント)」と交換することができます。

対象商品 獲得ポイント 対象商品ごとの注意事項
国内株式
(現物買・現物売)
手数料100円ごとに1ポイント IPO、PO、立会外分売は対象外です。
国内株式
(信用新規、返済)
手数料100円ごとに1ポイント 現引、現渡は対象外です。信用取引で付与されるポイント、取引件数については、返済(決済)時に、新規取引時の手数料を含めて一括して付与いたします。
外国株式 手数料100円ごとに1ポイント 米国株式の手数料は、国内約定日当日の当社所定の為替レートで円換算した金額で計算いたします。中国株式は、香港株、上海A株が対象となります。アセアン株式は対象外となります。
投資信託 残高10万円ごとに4ポイント 公社債投信、MRF、MMF、外貨建てMMF、楽ラップ専用ファンドは対象外です。
個人向け国債 買付金額3万円ごとに1ポイント
楽天FX 10枚(10万通貨)ごとに1ポイント 楽天MT4は対象外となります。
日経225先物取引
(ラージ)
手数料100円ごとに1ポイント 日経225先物取引で付与されるポイント、取引件数は、決済時に、新規取引時の手数料を含めて一括して付与いたします。
日経225先物取引
(ミニ)
手数料100円ごとに1ポイント
日経225オプション 手数料100円ごとに1ポイント SQ決済は、ポイント、取引件数付与の対象外となります。
カバードワラント 3万ワラントごとに1ポイント 満期償還はポイント、取引件数付与の対象外となります。

こんな感じですね。ちなみにポイントをもらうには「楽天銀行のハッピープログラム」の登録が必要になります。

 

売買手数料の1%相当が貯まる

売買手数料の1%相当が貯まります。株や外国株などの手数料の1%相当が貯まるほか、個人向け国債の買い付けでもポイントが貯まります。

微々たるものと思うかもしれませんが、売買金額が大きくなれば結構バカにできないレベルでポイントが貯まるようになります。

 

投資信託の保有でもポイントが貯まる

楽天証券は投資信託の保有もお得です。「投資信託資産形成ポイント」または「ハッピープログラム」という2つのポイントプログラムが用意されています。

楽天銀行と連携なしだと「投資信託資産形成ポイント」で、連携すると「ハッピープログラム」が適用されます。基本的は後者のハッピープログラムのほうがリターンが大きくなります。

こうした投資信託のポイントプログラムは、楽天証券以外にもSBI証券、マネックス証券、auカブコム証券などが提供していますが、2017年7月現在で比較すると、楽天証券かSBI証券の2社の投信ポイントが事実上の二強となっています。

[bloglink url=”https://money-lifehack.com/securities/9150″]

 

また、2017年8月より、楽天ポイントを使って楽天証券内で投資信託を買えるようになったので、投資で貯めたポイントで再投資をするといったこともできるようになります。

[bloglink url=”https://money-lifehack.com/savings/11372″]

 

楽天カードで投資信託の積立投資がOKに!カードのポイントも貯まる

これは衝撃的な導入でした。2018年10月から楽天証券において投資信託の積立投資において「楽天カード」による決済が導入されました。

何が衝撃だったのかというと、通常のお買い物(カード決済)と同様にポイントも貯まるようになったからです。これによって投資信託の積立投資が実質的に1%キャッシュバックとなるようになり、投資信託の購入ではもっともおすすめできる証券会社にパワーアップしました。

[bloglink url=”https://money-lifehack.com/asset-management/fund/17784″]

>>楽天カード公式ホームページ

 

IPOの取り扱いは実績がやや弱い

高い勝率とリターンの高さから、熱狂的な人気があるIPO(新規公開株)への投資。2017年はIPO銘柄の8割超という勝率に加え、最高リターンは473%という数字でした。

そのため、IPO銘柄は基本的にはすべて「抽選」となります。何度応募しても当たらない……という方も多いです。そのためには多数の証券会社で応募しまくるというのが戦略となるわけです。

楽天証券はもちろんIPOの取り扱いがあります。ただ、2016年(5件)、2015年(9件)と大手ネット証券の中では少し件数が少ないです。ライバルのSBI証券は2016年(75件)、2015年(78件)となっているので、差は大きいですね……。

[bloglink url=”https://money-lifehack.com/asset-management/670″]

ただ、上記の記事でも書いていますが、基本的にIPOはチャンスを増やすことが重要です。件数は少なめでも、できるだけ多くの証券会社に口座を作って応募するという戦略が必要です。

 

大手ネット証券ならではのサービスも充実

書くことがいろいろあって、省略気味ですが、楽天証券は総合ネット証券として様々なサービスを他にも提供しています。

 

貸株サービス

保有する現物株を楽天証券に貸し出すことで貸株料を受け取ることができるサービスです。楽天証券以外にはSBI証券、auカブコム証券、マネックス証券が提供しています。この辺りは証券会社間による差はあまりありませんが、サービスを提供しているのは大手だけです。

[bloglink url=”https://money-lifehack.com/asset-management/176″]

 

単元未満株取引

通常の株は1単元(100株が多い)が取引単位ですが、これを100株未満(1株単位)で売買できるサービスです。売買単位が小さくなることで、小額の資金でも株の売買ができるので投資しやすくなりますね。

[bloglink url=”https://money-lifehack.com/asset-management/1213″]

 

ロボアドバイザー投資

ロボアドバイザーというAIを使った資産運用サービスも展開しています。「楽ラップ」と呼ばれるファンドラップの形式をとっており、投資や資産運用には興味があるけど、個別株の売買などはしたくないという方向けのほったらかし投資ができるのが特徴です。

[bloglink url=”https://money-lifehack.com/asset-management/5217″]

 

外国株投資ももちろん充実

外国株は米国株、中国株、シンガポール株、タイ株、マレーシア株、インドネシア株にも対応しています。投資情報をマーケットスピードで確認することができるという点も魅力的です。

手数料面で見ると、米国株は一律25USドルとなっており、やや高めな印象です。
同じようにネット証券で米国株取引ができるSBI証券やマネックス証券と比較すると高いですね。

マネックス証券 SBI証券 楽天証券
特定口座対応 対応 対応 対応
NISA口座での投資 可能 可能 可能
米ドル為替手数料(スプレッド) 25銭(片道) 25銭(片道) 25銭(片道)
売買手数料 0.45%(税別)
最低0ドル、最高20ドル
0.45%(税別)
最低5ドル、最高20ドル
25ドル(税別)
トレードツール トレードステーション なし なし
貸株サービス なし あり(Kastock) なし

オマケ)個別米国株投資ならOne Tap BUYというネット証券もあります。こちらは1000円から米国株投資ができる米国株専用のネット証券で、取引単位が10万円以下ならコストももっとも安くできます。

[bloglink url=”https://money-lifehack.com/asset-management/10651″]

 

個人型確定拠出年金(iDeCo)のも参戦!手数料無料でシェア急拡大

2016年に楽天証券は個人型確定拠出年金(iDeCo)のサービスにも参入しています。さらに、2017年5月には手数料(運営管理機関手数料)の完全無料化も果たしています。

[bloglink url=”https://money-lifehack.com/asset-management/5790″]

年金というと、自分には関係ないと思われる方もいるかもしれませんが、個人型確定拠出年金(iDeCo)は資産運用を税制面で強烈にバックアップしてくれる制度となっているので、特に所得(収入)が大きい方は活用することで大きな節税効果を生みます。

[bloglink url=”https://money-lifehack.com/asset-management/1348″]

楽天証券公式ホームページ

 

楽天証券の口座開設から取引までの流れ

楽天証券への口座開設は簡単です。以下の公式ホームページからネットのみで簡単に口座を作ることができます。特に楽天市場を利用している人(楽天IDがある人)なら最短30秒という超ハイスピードで口座開設が可能です。

楽天市場で登録している住所などの情報を使うので、入力の手間もほとんどありません。

口座開設の際はマイナンバー(個人番号)の登録が必要になりますが、スマホなら株アプリのiSpeedをダウンロードしてアプリ内で登録することも可能です。

ちなみに、楽天証券に口座を持っていないという場合でもスピード口座開設に対応しているので、最短翌日に口座開設が可能です。

[bloglink url=”https://money-lifehack.com/securities/8091″]

 

楽天証券に入金する方法

入金については前述の「楽天銀行」に口座があれば(証券ど同時開設も可能)、マネーブリッジ(自動スイープ)の手続きをすれば自動的に連携されます。

この場合、楽天銀行の普通預金に入金すればその資金で楽天証券で株や投資信託を買えます。それ以外の場合、下記の銀行がクイック入金(オンラインバンキングで即時入金)に対応しています。

  • 三菱UFJ銀行
  • 三井住友銀行
  • みずほ銀行
  • りそな銀行
  • ゆうちょ銀行
  • PayPay銀行
  • セブン銀行
  • イオン銀行

 

まとめ。楽天市場を使っているなら最も使いやすい

ネット証券の中では口座数がナンバー2ということもあり、それだけ支持されているネット証券です。

サービスの内容や質的にはライバルであるSBI証券とほぼ同等となっており、どちらもメイン証券会社とできるでしょう。もしも、初めての証券会社選びといいうことでしたら、SBI証券と楽天証券の両方に口座を作ってみて、使い勝手を試してみて気に入ったほうをメインにするという方法もよいでしょう。

投資初心者の方はもちろんですが、ベテラン投資家の方まで幅広く使っていける証券会社だと思います。

楽天証券公式ホームページ

SBI証券公式ホームページ

以上、投資ツールが魅力の楽天証券についてまとめてみました。

ABOUT ME
ふかちゃん
マネーライフハックの編集長 兼 管理人です。節約やマネー術などについての情報発信を2004年から続けています。
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