Vポイント(旧:ワールドプレゼント)は日本のクレジットカードとして代表的な三井住友カードのカード利用でたまるポイントプログラムの名称です。
三井住友カードが発行するクレジットカードの一部を除くカードで200円の利用に月1ポイントが貯まるようになっています。
今回はそんな三井住友カードのVポイントの上手な貯め方や使い方、ポイント交換先などについてわかりやすく紹介していきます。
ワールドプレゼントからVポイントへの移行
2020年6月にワールドプレゼントはVポイントとしてリニューアルされました。個人向けのクレジットカードのポイントはワールドプレゼントからVポイントとなります。
ただし、一部の法人会員のカードは引き続きワールドプレゼントポイントのままとなっております(三井住友ビジネスカード for Owners、三井住友コーポレートカード(個人システム型)会員はVポイント)。
Vポイントの基本情報
まずは、Vポイントのポイントしての基本を紹介していきます。
ポイント有効期限
ポイントは保有しているクレジットカードごとにカウントされます。
- プラチナ、プラチナプリファード:ポイント獲得月から4年間
- ゴールド:ポイント獲得月から3年間
- 上記以外のカード:ポイント獲得月から2年間
なお、旧ポイントプログラムである「ワールドプレゼント」から移行されたポイントの有効期限は引き継ぐ前の有効期限をそのまま踏襲しています。
ポイントの貯め方
三井住友VISAカードなどの同社発行のクレジットカードの月間利用金額200円あたり1ポイントが付与されるようになっています。このほか、プレミアムポイント加盟店での利用、同社カード会員向けのECモール利用でワールドプレゼントを貯めることができます。
また、一部のポイント交換サイトを通じて、Vポイントと交換することができるようになっています。
ポイントの価値と還元率
ワールドプレゼントのポイントの価値はVJAギフトカード(VISAのギフト券)との交換の場合で1ポイントあたり1円の価値があります。200円で1ポイントたまるという事を考えると、一般カードの還元率はおおよそ0.5%ということになります。
ギフト券以外にも下記のようなポイントと交換できます。
などなど、主要な共通ポイントカードを抑えているほか航空会社のマイルとも交換可能になっています。
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改悪!2021年4月以降はポイント交換のレートが悪化
2021年4月以降、各ポイントへの交換レートが大きく悪化します。これまではほぼ等価交換できていたものがレートダウンします。
概ね他社ポイントだと100%レート→80%レートとなり、ポイント交換をすることで価値が失われてしまいます。マイルの場合60%レート→50%レートに下がります。
その代わり、三井住友カードの利用金額に1ポイント=1円として充当可能な新しいキャッシュバックが始まります。同社として他社にポイントとして動かすのではなく、自社内(Vポイント内)で完結させたいという思惑があるのでしょう。ポイ活をしている人やマイラーの方からすると大改悪です。
特にマイラーの方は2021年1月~の年間ボーナスの改悪も影響大ですね……
Vポイントをより効率的に貯める方法
Vポイントは基本的にはカード利用200円あたり1ポイントで貯めることができるわけですが、より効率的にポイントを貯める方法を紹介していきます。
そもそもポイントがたくさんたまるカードを使う
申し込みをできる人が18歳~25歳までと限定されていますが、三井住友カードが発行しているデビュープラスカードはいつでもポイントが2倍となります(200円あたり2Vポイント)。
年会費も実質無料(初年度無料、翌年以降は年1回以上利用があれば無料)なので対象年齢の方で三井住友カードの利用を考えているなら一番お得なカードです。
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ボーナスポイントをゲットする
三井住友カードのワールドプレゼントは年間のカード利用額に応じて、通常200円あたり1ポイントのポイント付与に対して別途ボーナスポインントが貯まる仕組がありました。ただし、こちら2021年からは年間ボーナスポイントが終了となります。
2021年からは毎月のカードショッピング額お¥に応じてのボーナスポイントが貰える新しく仕組みとなります。
- 三井住友プラチナカード
- 三井住友ゴールドカード
- 三井住友プライムゴールドカード
- 三井住友エグゼクティブカード
- 三井住友クラシックカード
- 三井住友クラシックカードA
- 三井住友アミティエカード
- 三井住友VISA SMBC CARD ゴールド
- 三井住友VISA SMBC CARD プライムゴールド
- 三井住友VISA SMBC CARD クラシック
- 三井住友デビュープラスカード
- 三井住友カード RevoStyle
- 三井住友ビジネスプラチナカード for Owners
- 三井住友ビジネスゴールドカード for Owners
- 三井住友ビジネスカード for Owners
- 三井住友ヤングゴールドカード
- 三井住友ETC一体型VISAゴールドカード
- 三井住友ETC一体型VISAクラシックカード
- 三井住友銀行キャッシュカード一体型カード
- 三井住友バーチャルカード
上記カードが対象です。見ての通り、プロパーカードのみの対応となっております。以前のサービスだとANA VISAカードも対象でマイル還元率が高かっただけにこれも改悪といえそうです……
マイペイすリボの活用で年会費無料+ポイント2倍
少し注意が必要なのですが、三井住友VISAカードを活用する上で外せないのが、「マイペイすリボ」の活用です。マイペイすリボは三井住友カードが提供している「自動リボ払いサービス」です。1回払いで購入したとしてもすべての支払いがリボ払いになるというものです。
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リボ払いについては上記の記事でも詳しく紹介していますが、非常に非効率な買い物のやり方です。長期的にわたってカード会社に手数料(金利)を支払い続けることになります。実際、三井住友カードのリボ払い手数料は年率で15%になります。
一方で自動リボ(マイペイすリボ)の登録をすると、カードの年会費割引や、付与されるポイントが2倍になるといった特典があります。これを活用すれば実質上のポイント還元率を2倍にできます。
ただし、こちらも2020年2月から手数料の発生が条件となるなど、少し制約がついています。上手くやればコストは最小で済みますので以下の記事などを参考にぜひチャレンジしてみてください。
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Vポイントの上手な使い方・交換方法
Vポイントのポイントをどう使うか?というところですが、これまでVポイントはポイント交換サイトの「Gポイント」や「PeX」などのサービスと相互交換が可能だったため、Vポイントを貯めて、他社ポイントに交換して利用するという方法が可能な稀有なクレジットカードポイントでした。
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上手く利用していくことでポイント交換でポイントを増量させるなどの仕組みを利用することもできました。ところが、2021年4月以降は他社ポイントへの交換がレート悪化により事実上封鎖されます。
代わりにキャッシュバックのシステムが導入されますので、貯めたポイントは三井住友カードの利用金額に充当していくというのが一番スタンダードな方法になるのだと思います。
2021年にはネット証券大手のSBI証券とくんだVポイント投資のサービスが始まる予定という事もあるので、この辺りの情報も拾っては行きたいところです。
ワールドプレゼントが貯まるお勧めのクレジットカード
最後はワールドプレゼントが貯まるおすすめの三井住友カードをいくつか紹介したいと思います。
三井住友VISAデビュープラスカード
三井住友カードの若年層向けカードです。年会費は実質無料にもかかわらず、ワールドプレゼントが2倍貯まります。ボーナスポイントなども活用すればポイント還元率が1%を超えるというのも比較的容易なポイント系クレジットカードとなります。
18歳~25歳の年齢対象になるならぜひともお勧めの一枚です。
年会費:初年度無料(2年目以降は前年1回以上のの利用があれば無料)
三井住友VISAクラシックカードA(一般カード)
三井住友カードのプロパー一般カードに付帯保険(海外旅行傷害保険+国内旅行傷害保険)が付帯しています。ザ・スタンダードといえるクレジットカードでどこでつかっても恥ずかしくない一枚です。年会費は有料となりますが、今回の記事でも紹介した、マイペイすリボの活用術を使えば年会費は無料にすることができます。
社会人の方なら一枚財布に忍ばせておくと安心できるカードだと思います。
年会費:1,500円+税(初年度無料+マイペイすリボ登録で翌年度以降も無料)
ANA VISAワイドゴールドカード
年間ボーナスの廃止&ポイント交換の事実上封鎖によってレート悪化となったものの、マイルを貯めやすいカードであることに変わりはないです。
ワールドポイント→ANAマイルの交換レートが1ポイント→10マイルと通常の3倍以上となるため、1000円で10マイルが貯まります。さらにマイペイすリボのボーナスポイントまで加味すると、1.25%となります。
通常年会費は14,000円(+税)となりますが、前述紹介のマイペイすリボの特典とWEB明細に申し込みをすれば年会費を9,500円(+税)にまで節約可能です。ANAカードのゴールドカードの中では最も年会費を抑えられるうえ、マイル還元率も高いカードとなります。
年会費:14,000円+税(マイペイすリボ登録+WEB明細登録で9500円+税)
三井住友VISAゴールドカード
三井住友カードのステータスクレジットカードが三井住友VISAゴールドカードです。
日本を代表するカード会社のゴールドカードで、ステータス性はもちろん付帯保険や宿泊等に対する優待サービスも充実して今す。年会費は1万円+税とやや高めに感じるかもしれませんが、ANA VISAゴールドと同様にマイペイすリボ+WEB明細で年会費は半額の5000円にできます。
ゴールドカードとしてはかなり年会費が安くできます。年間の利用金額によってはボーナスポイントによってワールドプレゼントのポイント還元率も大幅アップします。
年会費:10,000円+税(マイペイすリボ登録+WEB明細登録で5000円+税)
以上、三井住友カードのVポイントの貯め方と上手な使い方について紹介しました。
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