一部の銀行では、自分の銀行を給料やバイト代などの受け取り先(振込先)に指定した場合や年金の受け取り先などに指定した場合に特典が受けられる銀行があります。毎月のことなのでできれば上手に活用したいところですよね。
今回はそんなお給料の振込、年金受取があると、何かしらの特典が用意されている銀行についてまとめていきたいと思います。
今回の調査対象はネット銀行が中心ですが、地方銀行でも類似のサービスを提供しているところもあります。もしかしたら今利用している地銀でも同様のサービスがあるかもしれませんので、ホームページ等でチェックしてみてください。
なぜ給与振込や年金の振込に銀行は特典を付けるのか?
一つは囲い込みです。多くの人にとっては「給料や年金」が生活の基盤的な収入であることが多いはずです。
その給料が振り込まれるということは、その銀行をメインバンクとしていることが多いはずです。
そうしてメインバンクとなることで、将来的な投資商品等の購入や住宅ローン契約といったような将来の手数料ビジネスにつながります。こうした意味もあって、各銀行ともに給与振り込みや年金の受け取りを優遇しているわけです。
給与振込特典のある銀行と特典内容を比較
各行(銀行)によって異なりますが、「振込手数料優遇」「(コンビニ)ATM手数料優遇」「ポイントなどの形でのキャッシュバック」などが中心となります。あなたのライフスタイルなどに合わせて活用しましょう。
以下では、給与振り込みに対して特典が用意されている銀行を6つピックアップしています。
使い勝手の良いポイントがもらえるSBI新生銀行
SBI新生銀行は給与振込の指定口座として実際に給与振り込みがあれば毎月25ポイントを受け取ることができます。
受け取ることができるポイントは「Tポイント」「dポイント」「nanacoポイント」から選択できます。
共通ポイントカードのポイントとして汎用性の高いTポイントという共通ポイントがもらえるところが嬉しいですね。毎月給与受取にすれば年間300円相当になります。
ただし、給与という形式でなくても1回1万円以上の振込入金があれば25ポイント(月間上限200Pまで)があるので、給与以外で振込入金が多い人に向いています。
ポイ活ユーザーにうれしいスルガ銀行Dバンク GポイントクラブはGポイントがもらえる
スルガ銀行Dバンク Gポイントクラブでは、給与振込で毎月50ポイントが貯まります。年間600ポイントとかなり魅力的な水準といえます。
その他にも口座振替でポイントがもらえるなどのポイント還元施策が豊富です。他社の自動での口座振替サービスなどを利用して給与(年金)の振込先であるスルガ銀行Dバンク Gポイントクラブから資金を出金するようにすれば回数に応じてポイントがたまります。
- 給与振込:50ポイント
- 口座振替:5ポイント/回(月5回を超えた分は10ポイント/回)
というように、給与振込と口座振替に特典があります。この銀行に給与振込をして、各種支払い(口座振替)を集中させれば結構なメリットがありそうです。なお、サービスを利用するにはGポイントへの会員登録(無料)が必要です。Gポイントは「ポイント交換サービス」の大手でアカウントがあるとポイント交換で役立ちます。大変おすすめです。
楽天銀行は少しポイントが少ない……
他行への振込手数料が月3回まで無料になるほか、受け取りごとに楽天ポイントが最大3ポイントもらえる特典がプラスされます。ハッピープログラムへの登録が必要です(無料)。
振込手数料が3回無料になるというのは結構嬉しい特典ですね。また給与振込ごとに最大3ポイントというのはちょっと微妙ですけどないよりマシといったところでしょうか。楽天市場(ショッピングモール)を利用している方にとっては魅力的なサービスも多いです。
一時期は「改悪続き」と言われた楽天銀行ですが、近年はふたたびサービスの水準が戻ってきたように感じています。
住信SBIネット銀行は30ポイントもらえるけど
住信SBIネット銀行では2017年より給与受取または自動入金サービスの利用で毎月30ポイントがもらえるキャンペーンを行っています。
貯めたポイントは500ポイントからキャッシュバックできます。年間360円相当とかなりお得感のある金額になっています。
ただ、こちら「自動入金サービス」でも30ポイントがもらえます。他の給与受取と併用すれば二重取りできるので、住信SBIネット銀行はあえて給与受取銀行にしないという選択肢もあります。
これを活用して、たとえば、スルガ銀行で給与受取をして、そこから住信SBIネット銀行に自動入金でお金を移すという手続きにすれば、ANAマイルとポイントを二重取りすることができます。
なお、自動入金は1万円以上ならポイントがもらえるので全額をする必要もありません。ぜひとの併用してポイント効率を高めてください。
イオンユーザーにうれしいイオン銀行はWAONポイントがもらえる
給与振込で10WAONポイントが貰えます(年最大120ポイント)。
それなりの特典といったところでしょうか。なお、イオン銀行はこうした給与振込特典のほかにも、公共料金やクレジットカードなどの振り替えなどでもWAONポイントが貯まる仕組みがあります。生活費の処理にイオン銀行を使うと結構なポイントを貯めることができそうです。
ポイントをもらうにはイオン銀行のクレジットカード一体型キャッシュカード(イオンカードセレクト)・年会費無料が必要でが、イオン系のショッピングモールやスーパーを利用することがあるという人にとってはメリットも大きい銀行だと思います。
詳しくは「買い物も預金もお得。イオン銀行+イオンカードセレクトの最強の組み合わせ」もご参照ください。
その他の代表的な都市銀行、地方銀行、ネット銀行の給与振込特典
給与振込(入金)特典をまとめてみました。
給与振込特典 | 自動入金 | 自動送金 | |
---|---|---|---|
三菱UFJ銀行 | ステージ判定の材料 | × | 〇 |
みずほ銀行 | ステージ判定の材料 | × | 〇 |
三井住友銀行 | SMBCポイントパックで手数料の一部優遇 | × | 〇 |
りそな銀行 | ステージ判定の材料 | × | 〇 |
ゆうちょ銀行 | 特になし | × | 〇 |
楽天銀行 | ハッピープログラムの取引対象 振込手数料無料特典 |
× | 〇 |
住信SBIネット銀行 | 30P分のスマプロポイント獲得 | 〇 | 〇 |
GMOあおぞらネット銀行 | 1ポイント獲得(Ponta) | × | 〇 |
ソニー銀行 | なし | 〇 | × |
PayPay銀行 | なし | 〇 | 〇 |
auじぶん銀行 | じぶんプラスの判定材料 | 〇 | × |
イオン銀行 | なし | 〇 | 〇 |
セブン銀行 | なし | 〇 | × |
ローソン銀行 | なし | × | × |
スルガ銀行 | 各ネット支店ごとにポイントやマイル還元など | × | 〇 |
東京スター銀行 | 円預金金利が0.1%にUP | × | × |
オリックス銀行 | なし | × | × |
横浜銀行 | なし | × | 〇 |
千葉銀行 | 提携ATMの優遇など | × | 〇 |
福岡銀行 | ステージ判定の材料 | × | 〇 |
静岡銀行 | なし | × | 〇 |
常陽銀行 | 提携ATMの優遇など | × | 〇 |
給与振り込み+自動送金、自動入金で資金管理
上記の比較表に「自動送金」「自動入金」という項目をつけています。
自動入金
別の銀行から自分の口座にお金を移しくれるサービス
自動送金
別の銀行の指定のタイミングで指定額を送金してくれるサービス
となっています。この便利サービスを給与振込と併用すれば一か所に振り込まれた給料や年金などを任意の金融機関に送金することができるようになります。
給与振込してもらってるのに特典がもらえないケース……
過去に何度か問い合わせを受けたお話です。
こうした給与振込に関する特典で、給与振込をしてもらっているのに特典ポイントが付かないというケースが報告されています。
この理由の一つとして勤務先が「給与振込」ではなく「通常振込」で給料を支払っているというものがあります。特に規模の小さな会社やバイト先などに多いです。通帳などの明細に「給与(キュウヨ)」などと書かれていない場合は基本的に「通常振込」によるものです。
別に会社がどのような振込方法で支払おうとそれは会社の都合なので働いている人がどうこう言えるわけではないので、こうしたケースは仕方ないとしか言えないですね……。
ただ、給与振込にすることで会社も手数料が安くなる問うケースもあります。「給料振込が給与(キュウヨ)ではなく振込(会社名)になっている疑問解決」なども参考に会社に提案できるなら、やってみる価値はあるかもしれません。
以上、給与振込や年金受取があると特典がある銀行のまとめと比較でした。
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