セブンイレブンの電子マネーであるnanacoを利用することで貯まるnanacoポイント。基本的にはセブンイレブンを筆頭にお買い物でnanacoを使って買い物をすることで貯まるポイントです。この貯めたnanacoポイントはセブンイレブンでnanacoの残高に充当することができます。また、ANAマイルやトラノコポイントとの交換も可能です。
今回はそんなnanacoで貯まるnanacoポイントについてお得な貯め方やお得な利用方法・活用方法などを掘り下げて紹介していきたいと思います。
nanacoとは何か?
nanacoとはセブンイレブンなどで利用することができるプリペイド型(チャージ式)の電子マネーです。あらかじめチャージした範囲でお買い物ができます。
- nanacoカード
- nanaco一体型クレジットカード
- nanacoモバイル(おサイフケータイ版nanaco/ApplePay)
上記の3種類があります。どのタイプを選んでも基本的な還元率などは一緒です。nanacoの基本やお得な使い方などについては下記記事をどうぞ
nanacoポイントの上手な貯め方
nanacoポイントを貯める方法としてはセブンイレブンなどのnanacoが利用できるお店での買い物が基本となります。200円(税抜)に対して1ポイントが貯まるというのが基本です。
nanacoのポイント還元はかつて100円(税抜)で1ポイントでしたが、2019年に200円(税抜)で1ポイントに改悪されました。つまり実質的に0.5%のポイント還元です。
- 還元率: 基本0.5%(200円で1ポイント)
- 有効期限: ポイント加算日から翌々年の3月31日まで
- 1ポイント = 1円で電子マネーに交換可能
なお、セブンイレブン等で販売される一部の商品についてはボーナスポイントの設定があるものがあります。nanacoで購入した場合は10ポイントプレゼントといった具合のものです。
端数切り捨てである点に注意
まずは、nanacoポイント付与は端数切り捨てということですね。多くのクレジットカードなどのポイントは月間の総利用金額に対して200円に対して1ポイントといった具合で総額で見てくれます。
一方のnanacoはnanacoでのお買い物の都度、200円(税抜)に対して1ポイントが通常付与されます。つまり税込220円未満の金額については「切り捨て」されるわけです。
ポイント付与率(200円につき1ポイント)は0.5%ではあるものの、この切り捨ての影響で実際の還元率は低下します。さらに、税抜金額に対してなので実際は220円に対して1ポイントの付与となります。実際に例を見ていきましょう。
- 180円(0ポイント)
- 260円(1ポイント)
- 100円(0ポイント)
- 110円(1ポイント)
- 980円(4ポイント)
これを合計すると「合計:1680円(6ポイント)」となります。還元率に計算すると0.357%になってしまいます。
端数の切り捨てによって付与率はかなり下がっています。コンビニでのお買い物は基本的に少額な買い物が多いはずですので、こうした端数切り捨ての影響は大きいです。そう考えるとあえてnanacoを使って買い物をするよりも「ポイント還元率が高いクレジットカード」などを利用してポイントを貯める方が効率的かもしれませんね。
ここで余談ですが、セブンイレブンでのお買い物であれば前述のチャージルートでチャージしたnanacoで買い物をするよりも「三井住友カード」または「Olive」でタッチ決済でお買い物をする方がお得です。
なぜならタッチ決済でいつでも7%還元、さらにVポイントアッププログラムや家族ポイントによって最大20%還元が目指せるからです。
MAXの20%還元はハードル高いですが、私も場合でも12%~13%くらいの還元率は出せているのでこちらの方がお得なはずです。
普通のお買い物分はOliveのタッチ決済がお得です。
参考:総合金融サービス Oliveのお得な活用術 三井住友カードとの違いや最新キャンペーンの解説
セブンイレブンで収納代行以外のお買い物ならnanaco払いするよりも三井住友カード(Olive)のタッチ決済の方がポイント還元は圧倒的に高いです。
セブンイレブンのボーナスポイントはやっぱりおいしい
セブンイレブンやイトーヨーカドーなどのボーナスサービス対象店舗で特定の商品を購入するとボーナスポイントプレゼントという販促がよく行われています。
還元率にすると10%を超えるような商品もあるので、セブンイレブンで色々な商品を買っているという方は、こうしたボーナス分は魅力です。
クレジットカードチャージをすればポイントの二重取りが可能
nanacoのようなプリペイド型の電子マネーの場合に、節約家が注目するのはやはり「クレジットカードを使った電子マネーのチャージ」です。nanacoは事前にチャージをしてそのチャージをした残高で買い物をします。そのチャージをするときのチャージをクレジットカードで行うとしましょう。その時に、クレジットカードのポイントが付きます。そして、さらにチャージしたnanacoで買い物をしてポイントが付けば同じ金額でポイントの二重取りが可能です。
たとえば「セブンカード・プラス」を利用してチャージをすればチャージで0.5%、利用で0.5%なので実質1%相当のnanacoポイントを貯めることができます。
セブンマイルプログラムを併用しよう
セブンマイルは、商品クーポンやnanacoポイントなどと交換できるセブン&アイグループの独自のマイルです。アプリをダウンロードして提示することで対象店舗で「マイル」を貯めることができます。対象店舗はセブンイレブン・イトーヨーカドー・西武・そごう・アカチャンホンポ・LOFT、ECサイトのオムニ7です。
ショッピング200円につき1マイルが貯まります。50マイル=50nanacoポイントになります
ポイント交換で貯める
また、nanacoポイントと提携している各種ポイントから交換するというのも一つの手だと思います。
- OkiDokiポイント
- 永久不滅ポイント
- セブンカード/アイワイカード
- ジャックスカード
- 三菱UFJニコス
- マネックスポイント(証券)
- SBIポイント
- そごう・西武
- Gポイント
- ネットマイル
- PeX
- .money
- ANAマイル
- 東京メトロ
- クラブネッツ
- 関西電力
- 中部電力
- 東邦ガス
- 東京ガス
- 東京電力
- りそな銀行
- 埼玉りそな銀行
- 十六銀行
- 近大垣共立銀行
- 近畿大阪銀行
こんな感じでいろいろなポイントとnanacoポイントは交換対応しているので他社でためたポイントをnanacoポイントにするのも手ですね。なかでもJCBのOkiDokiポイントはあまり良い出口を用意していないのでnanacoポイントへの交換は有効だったりしますね
nanacoポイントのお得な使い方・交換
貯めたnanacoポイントの使い道ですが、大きく「nanacoの残高に再チャージする」という方法と「別のポイントと交換する」という方法があります。他の共通ポイントであるTポイントやPontaポイント、dポイントのように使い道が多いわけではないので、貯めたポイントは素直にnanacoに再チャージして使うという利用方法がお手軽な気がします。
nanacoへ再チャージする
1ポイント=1円分としてそのままチャージすることができます。
こちらへの交換はセブンイレブンのレジなどでも行うことができるようになっています。手続き的には簡単な上、1ポイント単位から交換可能なので無駄にすることがありません。
提携ポイント(ANAマイル/ANAスカイコイン/トラノコ)と交換する
nanacoポイントを唯一外部のポイントとできるのはANAマイルとANAスカイコインの2種類です。
また、2019年からはお釣り投資をしているトラノコのポイントにも交換することができ、交換したポイントを投資することもできます。
トラノコのサービスについては「お釣り投資のトラノコ」をご覧下さい。
- 500nanacoポイント→250ANAマイル
- 500nanacoポイント→500ANAスカイコイン
- 500nanacoポイント→500トラノコポイント
等価交換となっていますね。レートも他のポイントと比較して決して悪くはないですが、すごくいいわけでもないです。セブンイレブンで使えるnanacoとANAの飛行機やツアーだけでしかつかえないスカイコインならnanacoにしておくほうが使い勝手は良いように思います。
ポイント交換はnanacoの会員メニューから利用可能です。
なお、ANAマイルやANAスカイコインへの交換については時々交換キャンペーンなどを行って増量するケースもあります。こういうタイミングはうまく使いたいものですね。
nanacoポイントの有効期限に注意
nanacoポイントの有効期限は獲得した年度の翌年度末です。
たとえば2021年4月~2022年3月の間に獲得したポイントは2023年3月末を持って有効期限が切れて失効してしまいます。期限としては1年~2年とそこまで長くありません。最大2年ですが、年度の終わりの方で獲得したポイントは1年ちょっとしか期限が無いことになります。
ただし、ポイント交換はセブンイレブンのレジなどでポイントをnanaco残高にチャージしてくださいとお願いすればいいだけで、端数のポイントも交換できるので、年度末の時期にチャージさえすれば特に問題はありません。
以上、nanacoポイントのお得な利用方法や貯め方についてまとめてみました。
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