ゴールドカードというとステイタスや各種サービスは充実しているけど年会費が高額という印象をお持ちの方が多いかもしれません。実際にそれはその通りで、ゴールドカードというと年会費が1万円以上かかるというカードが大半です。
その一方でMUFGカードゴールド(三菱UFJニコス)は年会費がわずか1,905円という一般カード(プロパーカード)並みの手数料で利用することができるゴールドカードです。ごく一般的(?)なゴールドカードと比較すると、一部サービス内容は落ちるところもありますが、コスパの良いゴールドカードが欲しいという方には最適な一枚となっています。
今回はそんな安い年会費で持てるMUFGカードゴールドの特徴やそのメリット、デメリットなどを詳しく見ていきたいと思います。
MUFGカードゴールドの基本スペック
まずはMUFGカードゴールドの年会費やポイント、保障(付帯保険)などの基本サービスをみていきましょう。
年会費 | 1905円(税別) 初年度無料・家族会員無料 |
---|---|
カードブランド | VISA、MasterCard、JCB |
ポイント還元率 | 0.4%~0.5% ※指定月は1.5倍 ※前年ショッピング金額に応じて10%~20%ボーナスポイント |
たまるポイント | グローバルポイント (1000円利用につき1ポイント) |
貯めたポイントの使い道 | キャッシュバック nanacoポイント 楽天スーパーポイント Pontaポイント Tポイント Suicaポイント WAONポイント dポイント au WALLETポイント ビックポイント(ビックカメラ) ヨドバシカメラ JALマイル ユナイテッド航空マイル |
ポイント有効期限 | 獲得月より2年間 |
国内旅行傷害保険 | 利用付帯 |
海外旅行傷害保険 | 自動付帯(2000万円) 2年目以降は前年の利用金額が年20万円以下なら最高100万円の保障にダウン |
ショッピング保険 | 90日間補償 |
クレジットカードとしてのスペックはほぼ標準的といえます。たまるポイント還元率は、一般的な水準です。
貯めたポイント(グローバルポイント)の交換先が多岐にわたるというのは使いやすそうです。
MUFGカードゴールドのメリットは、まさしくゴールドカードなデザイン性
最大のメリットといえそうなところは年会費が1905円という割安な価格にも関わらずしっかりとゴールドカードのようなカードフェイス(デザイン)をしていることが大きな魅力といえます。正直、ゴールドカードの中にはゴールドでもデザイン性がいまいちなカードも少なくないです。
そんな中でMUFGカードゴールドは大手金融機関のロゴがあるというところもあるかもしれませんが、しっかりとゴールドカードっぽいデザインになっています。
ちなみに、少し古い調査ですが2011年にクレディセゾンが行った調査によると
- 他人のクレジットカードの色を確認したことがある人:82%
- クレジットカードのランクで相手に持っていた印象が変わると回答:内35%
- (ゴールドカードを持っていない人)ゴールドカードを持ちたいと思いますか?:73%
- (女性限定)男性がゴールドカードを持っていたら魅力に影響を与える:64%
- (女性限定)クレジットカードがもっと気になる相手はだれですか?:恋人(36%)
以上のような調査が行われたそうです。カードの色くらいで……と思う人もいらっしゃるでしょうが、見ている人はいるというのがクレジットカードの色なのでしょう。
そういった意味でMUFGカードゴールドは1万円~数万円といった高い年会費をださずにゴールドカードが手軽に持てるという点が最大のメリットです。。
一方でサービス面は一般カードに毛が生えた程度
一方でクレジットカードとしてのベネフィット部分は本格的なゴールドカードと比べたら弱いところもあります。
以下は日本を代表するクレジットカードである三井住友VISA・ゴールドカードとMUFGカードゴールドの、ゴールドカードならでは部分を比較した表です。
MUFGカードゴールド | 三井住友VISAゴールドカード | |
---|---|---|
年会費 | 1,905円 | 10,000円 |
空港ラウンジサービス (国内線) |
なし(国際線利用時のみ一部主要空港で利用可能) | ほとんどの国内空港ラウンジが利用可能 |
国内旅行傷害保険 | 最高2000万円(利用付帯) | 最大5000万円 (自動付帯は1000万円まで) |
海外旅行傷害保険 | 最大100万円(前年利用が20万円未満) 最大2000万円(前年20万円以上利用) |
最大5000万円 (自動付帯は1000万円まで) |
空港ラウンジサービスについては、MUFGカードゴールドは国内線非対応です。一方で三井住友VISAゴールドカードの場合は国内線利用時のラウンジもたいていの空港に対応しています。
旅行時の旅行傷害保険についても三井住友VISAゴールドカードの方が保障内容は手厚くなっていますね。
保証額が全く違いますし、年会費無料のクレジットカードでも、エポスカードやJCB EITのようにもっと保証が充実したカードもあります。
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このように、MUFGカード ゴールドは、カードフェイスとしてはゴールドだけど、実態としては一般カードに近いカードだといえます。
ポイント還元率も高くない
クレジットカードの決済額に対するポイント還元という実利的なメリットもそう大きくありません。ポイント還元率は0.4%~0.5%と一般的。指定月の1.5倍特典を考えたとしても0.6%~0.75%にしかなりません。
一方で年会費無料のクレジットカードでも楽天カード(1.0%還元)、リクルートカード(1.2%還元)とポイント還元率が高いカードはたくさんあります。
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そうした実利的な面でもMUFGカード ゴールドの評価は微妙といえそうです。
はじめてのゴールドカードにおすすめ
クレジットカードのスペックとしては中途半端感があります。
メリットのところであげたようにゴールドカードであることに魅力を感じるかどうかがこのカードを持つかどうかの判断のしどころではないかと思います。
そう考えるとMUFGカードゴールドは、とりあえず一枚はゴールドカードを持っておきたいというニーズに対して的確に応えてくれるクレジットカードなのだと思います。審査基準は18歳以上(学生除く)であば申し込み可能なので審査のハードルもさほど高くありません。
社会人として、初めてのゴールドカードとして一枚財布の中に忍ばせておくと、役立つかもしれません。
なお、MUFGカードではもう一つ上のグレートのクレジットカードに「MUFGカード プラチナ アメリカンエキスプレスカード」があります。
こちらは、年会費2万円と高額ながら、プラチナカードというくくりでみるとかなりコスパの高いカードとなっています。特に旅行関連のサービスが充実しているので、旅行好きなご家庭には特におすすめです。
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なお、MUFGカード プラチナ アメリカンエキスプレスカードも直接申し込みが可能ですが、審査が心配な方は、このMUFGカードゴールドでクレヒス(クレジットヒストリー)を積んでから申し込みをするというのも一つの手だと思います。
以上、年会費1905円のゴールドカード。MUFGカードゴールドのサービス内容とメリット、デメリットについてまとめてみました。
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