クレジットカードをあえてランキング付けするとすれば、「一般カード」「ゴールドカード」「プラチナカード」「ブラックカード」という順でランク(格)が上がっていくと考えることができます。ただ、あくまでもその格付けはカード会社の中での格付けであって、実際の年収等の取得条件や年会費、サービス内容等はカード会社によって全く異なるというのが現状です。
今回はゴールドカードよりもワンランク上のカードである「プラチナカード」についてその特徴や定義、手に入れるための条件やサービス内容、人気のプラチナカードなどについてわかりやすく紹介していきます。
プラチナカードとは?プラチナカードの定義
プラチナカードというのは金(Gold)よりも高価とされる白金(Platinum)という言葉からもわかる通りゴールドカードよりもより上位のクレジットカードにつけられることが多いカードの名称です。
カード会社によっては最上級とされるブラックカードを発行しない会社の方が多いため、それぞれのクレジットカード会社が発行するカードの中でも最上級のステータスカードであることも多いです。
プラチナカードを厳密には定義できませんが、いわゆるゴールドカードの特典に加えて、「コンシェルジュサービス」「レストラン等のグルメサービス」などが付帯することが多いです。
また、すべてではありませんが、取得するためのはインビテーション(招待)が必要か、特定の条件を満たしていないと申し込みができないカードもあります。
このように、限られた人だけが持てるという特別感のあるカードが多いのも特徴です。
プラチナカードと審査、入手方法
前述の通り、所定の条件を満たした人にだけインビテーション(招待)のような形で作りませんか?という提案するタイプのカードと、誰でも申し込みはできるというカードがあります。
前者は条件を満たす必要がありますが、後者であれば申し込みは誰でもできるわけです。ただし、審査基準として考えるとやはり厳しく設定しているカード会社も多いので、一定以上の属性やそのカード会社でクレヒスを積むなどの実績が必要になるケースもあります。
何か欲しいプラチナカードがあるのであれば、まずは、そのカードの下位カード(ゴールドカードなど)を取得して使い続けるというのが入手までの第1歩といえます。
クレヒス(クレジットヒストリー)については「クレジットヒストリー(クレヒス)の重要性と信用情報」の記事で詳しく紹介しているのでこちらもご参照ください。
プラチナカードにおける代表的なサービス
プラチナカードといっても様々なカードがあり、それぞれでサービス内容が異なるため、一概にこういうサービスがあるとは言えませんが、一般的に提供されることが多いサービスをまとめます。
中でも以下の5つはまさに“鉄板”といえるプラチナカードのサービスです。
- コンシェルジュサービス
- グルメ優待
- ホテル優待・レジャー優待
- 空港ラウンジ(海外空港VIPラウンジ)
- 充実した付帯保険
コンシェルジュサービス
コンシェルジュとは総合世話係などとも訳される通り、プラチナカード会員からの要望などに対応してくれるサービスのことです。レストランやホテル、旅行券などの手配、贈り物・ギフトなどの用意などいろいろな要望に応えてくれます。
ゴールドカード以下のカードでは航空券予約などの一部の手配に限られていたり、利用に手数料がかかったりするケースが多いですが、プラチナカードのコンシェルジュサービスになると基本的には払っている年会費の中で対応してくれることが多いです。
コンシェルジュサービスについてはカード会社によっても対応が異なることが多いです。一概には言えませんが、アメリカンエキスプレスやJCBのコンシェルジュデスクは評価が高いようです。
ただ、“なんでもお願いできる”という情報が独り歩きしている面もあります。あくまでもできるのは自分の作業や手間をある程度代行できるという程度+αくらいとお考え下さい。
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グルメ系のサービスが充実
プラチナカードになると飲食系のサービスが充実してきます。
たとえば、2名以上でコース料理を頼めば1名無料になるサービスなどは多くのプラチナカードで提供されています。2名での利用なら実質半額で食事ができることになります。使えるお店はプラチナカードらしく高級店が多いですが、上手に活用すればかなりお得です。
ゴールドカードではアメックスゴールドを除き、こうしたサービスの提供はないのでプラチナカード以上のサービスといえそうです。
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ホテル・レジャー系のサービスが充実
プラチナカードになってくるとホテル・宿泊系の優待などがセットされることがあります。プラチナカード会員向けのトラベルデスクがあり、そちら経由で予約をすると会員向けの限定プランで宿泊できるといったものが代表的です。
- JCBプレミアムステイプラン(JCBカード)
- プラチナホテルズ(三井住友VISA)
- ファイン・ホテル・アンド・リゾート(アメリカンエキスプレス)
カード会社によってサービスや特典は異なりますが、プラチナカード会員はいろいろな優待が付いた宿泊プランが利用できます。
また、レジャー系ではやはりゴルフ方面に強みがあります。
空港ラウンジが国際空港も使えるようになる
多くのプラチナカードには「プライオリティパス」と呼ばれる国内空港の国際線ラウンジ人や海外の空港でのラウンジを無料で利用できる会員に無料でなれることが多いです。
もちろん、国内線空港のゴールドカードラウンジも利用できますよ。
付帯保険が充実している
クレジットカード会員に対する付帯保険はクレジットカードのグレードが上がるほど、その内容も充実していきます。プラチナカードというハイステータスカードの場合はその保険もやはり充実しています。
そのほかの特典はクレジットカードごとに異なる
ここまであげた特典以外にもプラチナカードによっては以下のような特典があるケースもあります。これはカードごとに異なるので、そのあとで紹介するプラチナカードごとの特徴と所と合わせてご覧ください。
- 記念日や誕生日のプレゼント
- 海外旅行時に荷物を空港まで無料宅配
- プラチナ会員限定で通常非公開の場所に入れる
- プラチナ会員限定のイベントに参加できる
- ホテルの上級会員
- 航空会社の上級会員
プラチナカードの年会費のモトは取れるのか?
プラチナカードは年会費2万円~10万円くらいの間が中心となります。この年会費の元が取れるかどうか?といわれると、使い方次第です。
プラチナカードに用意されている上記で紹介した各種特典は“ある程度お金を使いことを前提としたサービス”で得ができるというものです。
ホテルの割引、優待プラン、上級会員資格はシティホテルやリゾートホテルへの宿泊が伴います。お得とは言え、宿泊単価はビジネスホテルと比較して高くなります。
レストラン(グルメ)優待も同じですね。そもそも一人5千円~1万円といった料理を食べる前提での特典となります。
このような特典を上手に使う方にとって、プラチナカードの数万円といった年会費は安いものといえるでしょう。一方で、普段から旅行も外食もあまりしないという方にとって、プラチナカードはあまりお得ではない(年会費の無駄)といえそうです。
人気のプラチナカードを徹底比較
各方面で人気のプラチナカードを比較していきます。前述のようにプラチナカードの大半は“招待”が必要なものが増えています。ただ、プラチナカード以上のグレードのカード(いわゆる“ブラックカード”)のラインナップがあるカード会社はプラチナカードまでを申し込み制としているところもあります。
アメリカンエキスプレスプラチナカード
プラチナカードの代名詞、代表格ともいえるクレジットカードですね。
年会費が他のプラチナカードよりも抜けているカードです。直接の申し込みはできず、インビテーション(招待)によるカード取得が中心となります。年会費が高いだけあって、大手ホテルチェーンの上級会員資格も同時に付与されるなど特典も充実しています。
T&Eカード(Travel and Entertainment)として知られるだけあって旅行系には特に強いです。様々な国内外の有名ホテルに優待価格や特典付き、無償アップグレードで泊まれるなどの特典あがあります。他のプラチナカードと比較して年会費もべらぼうに高いですが、その分特典も充実しています。
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年会費は高額ですが、海外やリゾートに旅行することが多いという富裕層の方にはメリットのあるカードといえるかもしれません。取得するにはまずは「アメックスゴールドカード」で実績を作ることが重要です。
ちなみに、アメックスプラチナのさらに上位カードにはブラックカードの「センチュリオンカード」があります。
年会費:130,000円(税別)
JCBプラチナ コスパ高めのハイグレードカード
日本を代表するカード会社JCBのプロパープラチナカードです。従来は“JCBゴールド・ザ・プレミア”がプラチナカード級といわれていましたが、2017年10月よりJCBプラチナとしてプラチナカードが発行されるようになりました。
こちらはインビテーション無しで直接申し込みをすることができます。
年会費は25,000円+税とプラチナカードの中では比較的抑えめの価格となっています。それでもコンシェルジュサービスやグルメベネフィット、ホテル優待などのプラチナカードの鉄板サービスは用意されています。
これ以外にも国内T&Eカードとして「USJのフライングダイナソーのラウンジ」「JCBラウンジ京都」などの特典も用意されています。コスパの高いプラチナカードだといえるでしょう。
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カードフェイスもシックで高級感のあるデザインとなっています。ちなみに、JCBカードには、プラチナカードの上位に“JCB the Class(ザクラス)”というブラックカードがあります。こちらは招待制で、JCBプラチナのカード会員等に対してインビテーションによって会員募集をしています。
年会費:25,000円(税別)
MUFGカード・プラチナ・アメリカンエキスプレスカード
銀行系のMUFGカードのプラチナカードです。直接申し込み可能で手軽な年会費でもてるプラチナカードです。
コスパの高さがウリで、家族カードに対してもプライオリティパスを発行できるなど家族で海外に行くことが多いというご家族にもおすすめです。
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直接の申込が可能なのでプライオリティパス目当てで取得される方も多いカードですね。
年会費:20,000円(税別)
三井住友VISAプラチナカード スタンダードな一枚
こちらも日本を代表するカード会社である三井住友カードのプロパープラチナカードです。以前はインビテーション(招待)のみでしたが、現在は直接申し込みも可能です。
ただし、三井住友カードに実績がない方はまずは「三井住友VISAゴールドカード」からの実績づくりをおすすめします。
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年会費はJCBプラチナの25,000円+税よりもかなり高めとなっていますが、年に1度メンバーズセレクションといってプレゼントがもらえるなどの特典もあります。
年会費:50,000円(税別)
エポスプラチナカード 流通系プラチナカード
マルイのカードで知られるエポスカードのプラチナカードです。エポスカードは一般カード、ゴールドカード、プラチナカードの3種類があります。エポスカードは利用実績を積むことで「年会費無料のゴールドカード」を持てることで有名ですが、さらにステップアップすればプラチナカードのインビテーション(招待)ももらえます。
ちなみにインビテーションなしでも申し込めますが、その場合年会費が1万円アップします。
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エポスプラチナは基本的に年会費無料の通常カードからのステップアップがおすすめです。マルイをよく利用する方にはおすすめのカードになると思います。長い目で見ていきましょう。
年会費:18,519円(税別)
楽天ブラックカード
楽天カードの最上級カードです。ブラックカードと名前がついておりカードフェイスも黒ですが、カード券面には思いっきり「Platinum」と書かれているのでプラチナカードということで紹介します。直接の申し込みはできず、楽天カードからのインビテーション(招待)のみで取得できます。
インビテーションの基準も明らかではありませんが、招待数も少ないとされ、かなり希少なプラチナカードとなっています。
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楽天市場での買い物でポイントがたまりやすくなる特典のほか、プライオリティパスが同伴者2名まで可能という充実した内容も特徴的です。ほしい方は楽天カードを取得して地味ですがクレヒスを積んでいきましょう。
年会費:30,000円(税別)
以上、プラチナカードというワンランク上のクレジットカード。年収等の取得条件やサービス内容をまとめてみました。
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