クレジットカードを使った後に送られてくる利用明細ってちゃんと内容まで確認していますか?先日週刊誌を立ち読みしていた時に利用明細を確認していないといいう回答をした人が50%を超えているという記事をみてかなり驚いて今回の記事を書いています。クレジットカードの利用明細は毎月(最悪2カ月に1度)はかならずチェックするようにしましょう。
今回はなぜそうするべきなのか?ということを紹介していきます。
理由1:不正利用されたことに気づければ被害ゼロ
最大の理由はクレジットカードの不正利用です。不正利用された場合でも明細を見てそれに気づくことができれば万が一の場合もカード会社の保険によって補償され、経済的な被害を受けることを予防することができます。
不正利用なんてめったにされないだろうから大丈夫だと安心していませんか?
クレジットカードは便利な反面、ネット決済(ネット通販)ならカード番号のみで決済することもあります。
カード番号なんて表面にわかるように印字されているわけですから、お店で決済した時などに番号をちょっとメモられてしまえば簡単に利用できてしまいます。
また、財布の中からコッソリと抜き出されてしまってしばらくの間気付かなくて勝手に買い物されていたなんてこともあるかもしれません。財布を落としたという場合はすぐに気付きますが、こっそり1枚だけ財布の奥から抜き取られたといったような場合には発見が遅れてしまうかもしれません。
こんな不正被害に遭った場合でも、基本的に気付いてすぐにカード会社に連絡をすれば保険でカバーすることができます。ただし、これは無制限に適用されるわけではありません。
(参考:クレジットカードの不正利用に関する保険)
クレジットカード会社もいくつかの免責事項を設けており、これに該当する場合は補償されません。
代表的なところで言うと
・60日以上経過した不正利用分
・暗証番号を入力した買い物(暗証番号の漏えいによる買い物)
・カード裏の署名なし
・カード会員以外に貸与していた場合(家族含む)
などが挙げられます。つまり、不正利用から60日を超えてしまった分については保険適用とならずに自分で負担しなければならない羽目になるかもしれません。
クレジットカードの利用明細を毎月チェックしていれば必ず気付くことができるはずなので問題ありませんが、何か月もチェックをせずに放置しているような場合は期限切れとなっている可能性もあります。
理由2:お買い物を振りかえろう
こちらの理由は被害という話ではなく、自分自身の買い物や節約についての考え方となります。
お金が貯まらない人の習慣でも書いていますが、利用明細というのは自分の買い物の履歴です。後から見直してみて、この時の買い物は正しかったのか、それとも無駄遣いだったのかを自問自答する良い機会となります。
クレジットカードを持つと無駄遣いが増えるというのは「クレジットカードで得しているはずが赤字拡大(無駄遣い拡大)の罠」でも紹介している通り、直接財布の中から現金が出ていかないので意識的に考えないと、お金を使っている感覚が薄くなってしまいます。
そうならない為にも利用明細を確認する習慣を身につけておきましょう。
クレジットカードの利用明細のチェックは意外なほどに重要です。
その一方で近年はWEB明細化などによって、従来までのプッシュ型からプル型(自分で確認しないと分からない)という方向に動いてきています。
その一方で各カード会社もスマートフォンアプリなどを通じて手軽に利用状況を確認できるような仕組みも作っています。そうした仕組みも利用しながら、利用明細チェックは毎回確実に行いましょう。
以上、クレジットカードの利用明細は毎回確実(最低2カ月に1回)にチェックしようというお話でした。
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