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銀行預金(普通預金、定期預金)の利子・利息と税金の計算方法、端数処理

money_kinri_sukunai 銀行預金に預けているお金に対してもらえる利子・利息の計算方法を紹介していきます。ほとんど金利がもらえない現在の状況でここまで細かい情報が必要かどうかはわかりませんが、知っておいて損をするような内容ではないと思います。

今回はそんな銀行預金(普通預金や定期預金)の利子や利息がどのように計算されてどのようなタイミングで付与されるのかなどを紹介していきます。

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銀行預金における金利計算の基本

基本は預金残高に対して1年を365日とする日割り計算において利子・利息を計算しています。

1年満期や3カ月満期といった定期預金でも同様です。
なので、同じ金利の3カ月満期でも預金日が変わると月による日数がずれて受け取る金利は変わってきます。

なお、1円未満の金利の端数部分については受け取り時に切り捨てとなるのが一般的です。
たとえば、半年の利息が79.51円だったという場合、.51円分は切り捨てとなり実際に受け取るのは79円となります。

 

預金に対する税金は20.315%の源泉分離課税

預金利子に対しては利子所得として「源泉分離課税」されます。税金発生のタイミングは「利子を受け取った時」です。定期預金などで2年、3年満期といったように1年をまたぐ定期預金の場合も税金が発生するのは満期時に利子を受け取るタイミングとなります。

税率は国税15%、地方税5%となります。ただし、国税に対しては東日本大震災に対する復興特別所得税が加算されますので15.315%となります。

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先ほどの79円の利子のケースで計算してみます。具体的には下記の計算で税金が発生します。
79円×15.315%=12.09円(端数切り捨て12円)
79円×5%=3.95円(端数切り捨て3円)

合計の15円が税金となります。ちなみに端数切捨てということを考えると、預金利息が6円以下なら利子に対する源泉所得税は非課税となります。

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普通預金の利子・利息の金利計算

普通預金の金利計算は1日単位です。その日の残高(締め時刻)に対してその日の金利÷365で1日当たりの利子を計算し、これを半年ごと(銀行によっては1ヶ月ごと)に普通預金口座に加算されます。

たとえば、三井住友銀行の規定を見てみましょう。

毎日の最終残高について、付利単位を1円として、1年を365日とする日数計算をもとに、利息計算します。 ただし、その日の最終残高が1,000円未満の場合には、その日の分の利息はお付けしません。

上記のように計算され、それを毎日積み重ねていき利払い日にまとめて支払うという仕組みになっています。金利は変動金利で銀行側が随時見直しを行います。

利払い日の時点での端数(1円未満の額)は切り捨てとなります。

 

定期預金の利子・利息の金利計算

定期預金の場合、元金×定期預金金利で計算された金額が利子として計算されて満期時に払い戻しされます。

こちらの金利付与も1年を365日として1日単位で付与されることになります。

たとえば4月1日からのか月満期の定期預金であれば4月(30日)、5月(31日)、6月(30日)の合計91日分の利息が付与されます(利率÷365×91)。

一方で5月1日からであれば5月(31日)、6月(30日)、7月(31日)となり92日分の利息が付与されることになります。

300万円を0.15%の金利で3カ月満期(92日間)預金した場合、300万円×0.15%×92÷365=1134.24円が利子として計算されます。端数処理は切り捨てなので、実際には1134円が利子となります。

 

定期預金を途中解約したときの利息計算

ちなみに、通常の定期預金は途中で解約することもできます。

その場合は「元金×中途解約利率×運用日数÷365」で利息が計算されます。たとえば、さきほどの例で預金から60日後に解約し中途解約利率が0.01%だったとすると、300万円×0.01%×60÷365=49.31円となり、受け取れる利子は49円となります。

定期預金の解約については「定期預金の解約の方法。解約に必要な物や本人以外が解約する方法」でも記事にまとめています。

定期預金金利は基本的には「固定金利」で預金時の金利が満期時まで継続します。
なので、金利が高い時期に組んだ定期預金はお宝定期預金などと言われることがあります。

直近でいえば、2016年1月の日銀によるマイナス金利導入なので金利水準は相当低下しているので、数年前に組んだ定期預金の多くが現在と比べて高めなので、満期までしっかりと持っておいた方が良いでしょう。

 

定期預金の金利は単利型と複利型がある

なお、この利息は単利型と複利型の2種類があります。

単利型
1年に一度上記で計算した利息を受け取る方法

複利型
2年目は1年目の利息相当額も定期預金の残高に加えて満期時に一括して受け取る方法。満期が3年以上の定期預金で選択できます。

複利型のほうが2年目は「元金+利息」に対して定期預金の金利がプラスされることになる分、2年目の利息がより大きくなります。複利については「金融知識として知っておきたい複利と複利効果の大きさ」でも紹介している通り、資産運用においては超重要な概念なのでしっかりと勉強しておきましょう。

 

定期預金の利息に対する税金は受け取り時にかかる

定期預金の利息に対する税金は受け取り時に課税されます。計算は普通預金と同様に、利息×20.315%(復興特別所得税を含む)になります。

単利型の定期預金の場合は年1回の利払いがあるため、そのときに課税されます。複利型(例えば3年満期)の場合、期間中は利払いが行われませんので課税されず、3年後の満期時に課税されることになります。

そのため、複利型のほうが税の繰り延べ効果によって同じ金利でも最終的な受取額は大きくなります。
たとえば、100万円の元金で年利3%の定期預金で毎年課税されたケースと3年後にまとめて課税されたケースをみていきましょう。

毎年課税 最終課税
1年後 1,023,905円(税引後) 1,030,000円(非課税)
2年後 1,048,381円(税引後) 1,060,900円(非課税)
3年後 1,073,443円(税引後) 1,073,889円(税引後)

同じ金利でも3年後の受取額はわずかですが、3年満期(複利運用)のほうが大きくなります。これは毎年の課税分だけ複利効果が減退してしまうからです。短期だと影響は小さいかもしれませんが、期間がどんどん長くなると影響はかなり大きくなります。

ただし、2017年現在の金利水準を考えるとこうした差はほとんどゼロに近いというのが現状です。

 

銀行預金の利息と利子の違い

ちなみに、余談にはなりますが、利子と利息というのはほぼ同じ意味で使われています。
ちなみに銀行にお金を預けた時は通帳には「利息(決算利息)」と表示され、ゆうちょ銀行の場合は「受取利子」と表示されていますね。

一定期間お金を預けた(借りた)時に実際に支払う「金額」のことですね。金利というのはその計算をするための百分率(%)です。

100万円×5%(金利)=5万円(利子・利息)

詳しくは「利子と利息、金利と利率と利回りの違い」でも記事を書いているので参考にしてみてください。

 

以上、銀行預金(普通預金、定期預金)の利子・利息の計算方法でした。

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