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リボ払い地獄に陥った人が早く返済するためのコツと方法

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creditcard_syakkinクレジットカードにおけるリボ払い(リボルビング払い)は、毎月の支払いを一定額にできたり、カード会社によってはリボ払い専用の特典があるなど便利な面もあります。

その一方で、リボ払いの仕組みや高い利息(金利)を知らず高額なリボ残高になってから状況を理解して青ざめてしまうという方も少なくないようです。

今回はそんなリボ地獄から早く抜け出す為の方法や考え方について紹介していきます。

リボ払いって何?

リボ払いというのは「リボルビング払い」というクレジットカードなどの支払い方法のひとつで、毎月返済をする金額を一定額にするというものです。

たとえば、月々の最低支払額(ミニマムペイメント)が1万円という場合、クレジットカードでいくら使ったとしても翌月に支払うのは1万円(+手数料・利息)だけですみます。

月々の支払金額を固定化できるという一方で、ミニマムペイメント以上のお買い物をしていると永久にカード払いが終わらないという支払方法でもあります。実際に、こうしたリボ払いで大きな借金を作ってしまった人は多く存在しています。

そんなリボ払いの危険性については以下の記事で詳しく紹介しています。

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簡単に怖いところをまとめると、残高が小さいうちはそこまで影響がないのですが、リボ残高が大きくなると、金利が高い上、返済金額に占める元金分が小さくなるので、返しても返しても借金が減らなくなるというところが、リボ払い地獄となる理由です。

 

リボ払いの残高の利率は高い

まず、リボ払いの残高に対してカード会社の多くは実質年率15.0%での手数料を課しているケースが大部分です。

  • JCB:15.0%
  • 三井住友カード:15.0%
  • MUFGカード:15.0%
  • セゾンカード:14.52%
  • 楽天カード:15.0%
  • ジャックスカード:15.0%

今や定期預金にお金を預けても1%も金利が付かないという状況で15%という金利水準は相当高いといえます。

 

リボ払いは残高が大きくなると返しても返しても減らない

毎月1万円を返済するリボ払いだとしましょう。

この時、リボ手数料(金利)が年率15%としましょう。この時のリボ残高に応じた返済率は以下の通りです。

返済額 内、手数料 返済率
5万円 1万円 625円 93.75%
10万円 1万円 1,250円 87.5%
30万円 1万円 3,750円 62.5%
50万円 1万円 6,250円 37.5%

となるわけです。

リボ残高が5万円なら返済額の93%以上が元金返済に充てられているため、借金はどんどん減っていきます。一方でリボ残高が50万円とかになると、毎月の返済のほとんどは金利の返済になってしまっているので、返しても返しても残高は減りません。

つまり、一定以上に増えてしまったリボ払いの残高はそのままにしていてもなかなか減らないわけです。

リボ払いの残高が大きくなってしまった人は抜本的な対策が必要になります。

 

リボ払いに気づかず、大ごとになって気付く?

前述のように、リボ払いは数万円単位であればさほど怖くありません。数か月支払いを我慢して返済すれば解決するからです。

リボ地獄と呼ばれるような大変な問題になるのは“リボ払いの残高が数十万単位で大きくなっている”という状況です。

実は、こういうケースって少なくありません。

そもそも、リボ払いの仕組みをあまり理解せずに漬かってきた人もいらっしゃいますし、使っているクレジットカードがリボ払いになっていることなんて知らなかったという人も多いです。

最近では「自動リボ払い」みたいなサービスが増えています。

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こうしたサービスを登録していた、あるいはキャンペーンなどに申込をするときの条件になっているのに、そのままにしていたなんてケースがあります。

こうしたことに気づかずに、毎月の利用明細もチェックしなかったことで、残高が大きく積みあがって、問題が発覚するというケースがあるのです。

こうした場合で最悪のケースが「リボ天」となったことでリボ払いの存在を知るというケースです。

 

リボ天とは何か?

リボ天というのはリボ払いの残高(未返済額)がカード会社の利用限度額に近づいた状態です。

クレジットカードの利用可能額が100万円という場合で、すでにリボ払いの残高が98万円あるという場合、2万円をこえる支払いをしようとすると利用限度額オーバーになってクレジットカードが使えなくなります。

これがリボ天(リボ天井)です。

お分かりの通り、利用限度額相当まで借金(リボ払いの未返済額)が積みあがっているので相当ひどい状況です。

 

リボ天までなると返済は地獄そのもの

この状態にまでなると、ここからリカバリーするのは大変です。

そのままの支払いだと15%程度の高い利率が発生する中で返済する必要があります。解決に数年~10年以上かかるケースもあり、利息(手数料)の支払いも数十万円になってしまう事もあります。早急かつ抜本的な対策と対応が必要です。

 

リボ払い地獄から逃れるための7つの解決方法

リボ払いの問題点は分かったけど、現時点で数十万円、百万円単位のリボ払いの残高がある人は、今後どのような対策、対応をしていくのが良いのでしょうか。

  1. 現預金や運用資金を使い早急に穴埋めする
  2. 生命保険の契約者貸し付けを利用する
  3. 低金利のローンに借り換えをする
  4. 親や友人からお金を借りる
  5. 毎月の返済額を少しでも大きくする
  6. クレジットカードの支払いをボーナス一括払いにする
  7. 債務整理を行う

 

預金や貯金、投資・運用資金を崩して繰り上げ返済

日銀によるマイナス金利設定で普通預金で得られる金利は0.001%が標準的になっています。一方でリボ払いの利息は15%。受け取る利息と支払う利息の差は15000倍になっています。

定期預金があれば解約してでも返済しましょう。最も万が一のために最低限のお金を手元に残しておくことは重要ですが、預金があれば優先的に返済するようにしましょう。

株式投資や投資信託のような運用に回しているお金も売って返済資金に充てましょう。今のご時世15%以上の確定利回りでノーリスク運用できている人なんて、ほぼいないはずです。

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高金利の借金返済は、その利率分で運用できたというのと経済的には同じことです。リボ払いを利用しながら、投資をしている(貯金をしている)というのは金利差分だけ損をしているということになります。

 

生命保険などの保険でお金が借りられる契約者貸付

生命保険を契約している場合、「解約返戻金」という解約したときに受け取れるお金があります。

特に貯蓄性の保険については保険の予定利率(約束された利率)がリボ払いの金利(手数料)よりも高いわけはないので、解約して返済に充てたほうがお得という面もあります。

ただし、保険は短期で解約すると貯蓄性の保険であっても元本割れすることがあります。

リボ払いの借金が膨大すぎてどうしようもないというのであれば解約をせざるを得ないかもしれませんが、短期的な問題であれば、生命保険の「契約者貸付」といって、解約返戻金の範囲内で低金利で貸し付けを受けることもできます。

リボ払いの手数料(金利)よりははるかに低利なので、こちらを利用する手もあるでしょう。

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低金利のローンを利用して借り換えする

リボ払いの金利は前述のとおり15%程度です。

同じ借金でもこの金利水準よりも金利を落とすことができればその分だけ、月々の利息負担も小さくなります。このように借金返済のためにより低コストで調達できる借金をすることを「借り換え」と呼びます。

リボ払いの金利(手数料)は15%~18%とかなり高めに設定されています。これを借り換えする形でカードローンや消費者金融等で、より低い金利で借りることによって月々の返済額や総返済額を抑えることもできます。

特に銀行カードローンであれば、金利もリボ払いと比較すると抑えることが可能なケースが多いです。

現在、安定した収入があるのであれば、リボの高い手数料(金利)を払い続けるよりはカードローンなどを利用して一括で借り換えをしてしまうほうが、総負担は少なくて済みます。

[bloglink url=”https://money-lifehack.com/cardloan/cashing/17776″]

クレジットカードのリボ払いよりもカードローンのほうが抵抗感は強いかもしれませんが、リボ払いの高い金利を考えると乗り換え(借り換え)をするほうがよっぽど負担は少なくて済みます。

 

両親や友達、恋人などから借りること

また、あまり積極的にはお勧めしませんが、人間関係があるなら両親や友人などを頼るという手もあります。カードローンなどを利用するよりは低金利(場合によっては無金利)でお金を借りることができるかもしれません。

ただし、「金の切れ目が縁の切れ目」という言葉もある通り、個人的にはあまりおすすめできるものではありません。

特に、あなたの状態が切羽詰まっているほど利用するべきではありません。切羽詰まっていて、返済が滞った時、同時に信頼も失ってしまいます。

[bloglink url=”https://money-lifehack.com/cardloan/1954″]

上記の記事は借り手としてではなく、貸し手として友達にお金を貸すというときの注意点をまとめたものです。

 

月々の返済額を可能な限り高める

一気に返済できるような状況ではないという場合でも、毎月の返済額は5,000円でもいいので増やしていくことが重要です。

リボ払いに限らず、多くの借金に言えることですが、借金残高に対して月々の返済金額が小さいほど、月々の支払いに占める金利(手数料)の割合が大きくなります。

100万円(15.0%)を月々1万円の元金返済する場合、発生する利息は約13000円と元金を上回ります(返済比57%)。一方で月々の元金返済を1.5万円に増額した場合、発生する利息は13000円ですが、返済に占める比率は46%になります。

これは何を意味するかと言うと「元金返済のスピードが高まる」ということです。

先の例で月々の元金返済が1万円なら総利息負担は60万円を超えますが、元金返済を15000円にアップすると総利息負担額は42万円にまで減少します。

毎月は難しいというような場合は、一時増額返済(繰上返済)という方法も多くのケースで利用できます。毎月は無理という場合でも余裕があれば少しでも返済するようにすることで利息負担を小さくすることができます。

もちろん、そんなこと言っても現在がカツカツという方も多いかもしれません。そんな時だからこそ、当サイトの「節約術」などの記事もご活用いただいて、少しでもお金を増やして繰上返済を頑張りましょう。

 

月々のクレジットカード利用を「ボーナス一括払い」に変更する

そうはいっても毎月のクレジットカードの利用も減らせないという場合、ボーナス一括払いで買い物をすれば負担を先送りすることができます。

ボーナス一括払いの場合、実は金利手数料がかかりません。支払いはボーナス時期になりますので、利息を発生させずに支払いを繰り延べすることが可能です。数カ月とはいえ、無利息期間を作ることができるわけですので、その分の余裕を返済に回すことができます。

わずかな先送りに過ぎないかもしれませんが、利率の高いクレジットカードの手数料だからこそ効果的だと言えるでしょう。

ちなみに、ボーナス一括払いはボーナスをもらっていない人でも利用可能です。ただし、一部の店舗ではボーナス払いを受け付けていない店舗もあります。

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最終手段、債務整理をする

もうどうしようもないという状況になっている場合は債務整理を行うというのも一つの手です。

債務整理というと自己破産を思い浮かべる方もいらっしゃいますが、そこまで行かなくても、カード会社との話し合いによって利息の減免や支払いの延長といった対応が可能な場合もあります。

なお、こうした場合は何よりも早く相談することが大切です。

完全に行き詰ってからではなく、余裕があるうちに行うことで先方も交渉のテーブルにのりやすくなります。

法テラスのように法律相談できる公的な場もあります。まずはそうした場を活用しましょう。

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もちろん、債務整理は安易な気持ちで行うべきではありません。

クレジットカードや各種ローンなどが今後当面は利用できなくなる「ブラック情報(事故情報)」はつきますので、今後不自由する面も出てくるでしょう。

ただ、現在の収支状況から見て返済がどうしようもならない状況であるならこうした決断をするのも一つの手だと思います。

 

以上、リボ払い地獄(リボ天・高額なリボ残高)になった人が早く返済するためのコツと方法を紹介しました。とにかく一刻も早い行動が実を結ぶことになるはずです。

年利15%の破壊力は大きいです、なるべく早く行動して少しでも出血を抑えるようにしましょう。