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ボーナス一括払いの活用法。支払期間や手数料、変更方法、いつから使えるか?

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クレジットカードの支払方法の一つに「ボーナス払い」というものがあります。これは一定期間の支払いを夏または冬のボーナス月に一括して支払うというものです。

通常よりも支払いを先送りにする後払いの一種になりますが、最大の特徴は手数料(金利)がかからないということです。分割払いやリボ払いを使っていて手数料の支払いが大変だという方はボーナス払いを活用すれば、その間の金利をゼロにできるため、返済を進めやすくなります。

今回はそんなクレジットカードのボーナス払いについてわかりやすく説明していきます。

クレジットカードの支払方法と手数料

まず、クレジットカードの支払方法は大きく以下のようになっています。

  • 1回払い(翌月一括)
  • 2回払い(翌月+翌々月)
  • 分割払い(翌月より3回以上に分けて)
  • リボ払い(毎月定額)
  • ボーナス払い
  • ボーナス2回払い(夏、冬に2回に分けて)

このうち、赤字にしている「1回払い」「2回払い」「ボーナス払い」についてはその仕組み上、手数料(金利)がかかりません。

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言い換えると、これ以外の支払い方法の場合は、未返済部分に対しては年率換算で13~15%程度の高い金利がかかります。

このご時世で13~15%という金利はかなり高額です。

 

ボーナス払いとは?

ボーナス払いは夏のボーナスまたは冬のボーナスの時期にまとめて支払うという決済方法です。たとえば、4月、5月にボーナス払いで買った商品の代金を夏のボーナスが支給される8月にまとめて支払うといった支払方法です。

おおよそ最大で5か月くらい支払いの猶予を付けることができます。

このボーナス払いの最大の特徴は、支払いは結構後回しなのに手数料(金利)が発生しないということです。

 

分割払いやリボ払いを利用するよりお得

たとえば、4月にどうしても買わないといけないものがあるけど、5月の支払日には払えそうもないというとき、分割払い(3回払い)で購入すると、その分の手数料がかかります。

特にリボ払いのような支払方法は手数料(金利)負担が大きくなりがちです。

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でも、この時に「ボーナス払い」として決済しておけば支払いは8月にできるのに、手数料(金利)は全くかからないわけです。

ちなみに、ボーナス払いには「ボーナス1回払い」と「ボーナス2回払い」があります。金利がかからないのは前者だけで、ボーナス2回払いについては金利がかかります。

 

ボーナス払いはいつから使える?支払期間は?

ボーナス払いというのはあなたのボーナス支給月に合わせるわけではなく、それぞれのクレジットカード会社が利用可能期間と支払日を決めています。大手カード会社の対応状況は下記のとおりです。

夏のボーナス払い 冬のボーナス払い
取扱期間 支払日 取扱期間 支払日
JCB 12月16日~6月15日 8月10日 7月16日~11月15日 1月10日
コンシェルジュサービス 12月16日~6月15日 8月の支払日 7月16日~11月15日 1月の支払日
MUFGカード 12月16日~6月15日 8月10日 7月16日~11月15日 1月10日
セゾンカード 11月1日~5月31日 8月4日 6月1日~10月31日 1月4日
楽天カード 2月1日~6月30日 6月、7月、8月 9月1日~11月30日 12月、1月
ジャックスカード 3月1日~6月30日 6月、7月、8月の27日 8月1日~11月30日 12月、1月の27日

カード会社によって微妙に差がありますね。また、ボーナス払いが利用できない期間もあることに注意が必要です。

たとえば、JCBの場合、6月16日~7月15日まで、11月16日~12月15日までの合計2か月の期間はボーナス払いが使えるお店でもボーナス払いができません。

 

あとからボーナス払いに切り替えることはできるか?

たとえば、一回払いや分割払い、リボ払いなどで支払いをしているときに、後からその支払いをボーナス払いに切り替えることはできるのでしょうか?

結論から言うと、ほとんどのクレジットカード会社では対応していません。同じように二回払いに変更することもできません。

金利(手数料)のかかるリボ払いなどへの変更は対応していますが、後からボーナス払いに対応しているところはごく少数です。

私が調べたところではVIEWカード(ビックカメラSuicaなど)は対応しているようです。

 

ボーナス払いを利用するうえでの注意点

ボーナス払いは手数料(金利)がかからないうえ、支払いを長めに先送りできる決済方法というように便利な支払い方法ではあるものの、いくつかの注意点もあります。

 

ボーナス払いは使えないお店(加盟店)もある

ボーナス払いはすべてのお店で使えるわけではありません。カード会社との間の契約でボーナス払いを決済できるようにしているお店でないと使えません。

また、上記であげたようなボーナス払いが使える期間を限定していたり、一定額以上でないとボーナス払いが使えなかったりするケースもあります。

正直、お店サイドからはあまり好まれる支払方法ではないというのが現状です。

 

ボーナス払いの分は利用限度額を圧迫する

クレジットカードの利用限度額は、月々の利用額ではなく、あなたに対してカード会社が認めている後払いの総額です。

たとえば、利用限度額が30万円のクレジットカードでボーナス払いで20万円分のお買い物をしている場合、その支払いが完了するまでは10万円までしか1回払いであっても使えないということになります。

 

ボーナス払いは負担を先送りしているにすぎないことを理解する

たしかに、ボーナス払いを選択しておけば、その間の金利(手数料)はかかりません。そのため、リボ払いや分割払いでお買い物をするよりはマシです。

ただ、基本的には今あるお金で買い物をするというのが家計管理の基本といえます。ボーナス払いは確かに金利はかかりませんが、将来の自分に負担を先送りしていることには変わりありません。

今は確かに楽ですが、次のボーナスシーズンに苦労することになります。

 

人は、お金を払うと金は痛みを感じるといわれていますが、それが自分の財布から直接出ていかないとそれを感じないといわれています。

ボーナス払いのようにすぐに負担が来ない支払い方法だと、お買い物をしてお金を払ったという気持ちが希薄になるため、無駄遣いが増えやすいといわれています。

 

今回紹介した話は、分割払いやリボ払いで支払いをするくらいならボーナス払いを使ったほうが金利負担は少なくて済みますよという話で、積極的にボーナス払いでお買い物をしようという話ではないことをご理解いただければと思います。

 

以上、ボーナス一括払いの活用法についてまとめてみました。