2018年1月から始まる新しい、小額投資非課税制度が始まります。それが「つみたてNISA(積立NISA)」です。従来のNISAと同様に毎年の非課税投資枠の範囲内の利益(譲渡益)や分配金にかかる税金はゼロになりますが、年間の非課税枠、非課税期間、投資可能な商品に違いがあります。
そんなつみたてNISAを始めるにあたって、証券会社の選び方やサービス内容の違いや特典、特徴などを比較していきたいと思います。すでに一般NISA口座を開設している方もぜひご参考にいただければと思います。
今回は主要なネット証券におけるつみたてNISAのサービス内容や制度利用の特典などについてまとめていきます。
つみたてNISAを利用するにあたっての証券会社への申し込み
つみたてNISAは、一人あたり一つしか口座を作ることができません(NISA同様)。
なので、複数の証券会社に口座を作ってよさげなところを探すという事はできません。なので証券会社選びはある意味、慎重に行う必要があります。
既存のNISAを利用している人がつみたてNISAに変更する方法
まず、すでに一般NISAを利用している人は、つみたてNISAを利用したい場合はその証券会社に切り替えのための申請書を提出する必要があります。そうすれば一般NISA→つみたてNISAの口座に切り替えが可能です。
なお、過去にNISAとして投資をしている分は、そのままのNISA口座として運用されます。たとえば、2017年は一般NISAとして120万円の国内株を購入して、2018年からはつみたてNISAとして投資信託を積立で購入するという場合、2017年の投資分は2021年までの5年間非課税で扱われ続けます。
ちなみに、一般NISAと積立NISAの違いについては下記記事をご参照ください。
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ちなみに、手続き上たいへん面倒になる可能性がありますが、1年ごとの一般NISA、つみたてNISAの切り替えも可能です。
新たにつみたてNISAの口座を開設する場合
新しく証券会社につみたてNISAの口座開設をするという場合(新規申し込みの場合)、証券会社に口座を開設したうえで、つみたてNISAの申し込みをする必要があります。
つみたてNISAで証券会社を選ぶときのポイント
つみたてNISAの場合、投資対象は一定の基準のもとで選ばれた積立投資に適した投資信託となります。
- 分配型ではない
- 手数料(信託報酬)が低い
こういったファンドが対象となっています。一般NISAの場合、売買手数料無料といった特典を付けている証券会社もありますが、そもそものつみたてNISAの投資対象となっている投資信託は販売手数料無料なのであまり関係ないです。
なので、つみたてNISAで証券会社を選ぶポイントとしては、それぞれの証券会社が独自にユーザー(投資家)向けに提供しているオリジナルサービスくらいしか差がつく部分はありません。
代表的なものとしては「投資信託のポイント(保有ポイント)」があります。一部のネット証券では自社で投資信託を預かっている場合、残高に応じて一定のポイントを付与するサービスを行っています(詳細は下記記事参照)。
[bloglink url=”https://money-lifehack.com/securities/9150″]
となってくると、現状ではSBI証券を使うか、楽天証券を使うかの二択となりそうです。
他にも投資信託の保有ポイントがる証券会社として、auカブコム証券やマネックス証券もありますが、この2社はローコストのイデックスファンドは対象外としているので、つみたてNISA対象となる投資信託はポイント付与の対象外となります。
さらに、楽天証券に関しては2018年10月から楽天カードを使った積立でポイントまでたまるようになり、一気に魅力度が向上しました。
楽天証券 ハッピープログラムで0.048%+楽天カード決済で1%還元
2019年現在、つみたてNISAをする証券会社の比較であれば、圧倒的におすすめなのが楽天証券です。
楽天証券は積立できる投資信託のラインナップが充実しているだけでなく、二つのポイントプログラムによってお得度がさらに高まるからです。
1)ハッピープログラム(投信保有ポイント)
付与されるポイントは0.048%なのですが、残高10万円あたり4ポイント(月額)という形になっておりので、10万円未満の端数は切り捨てとなるので、実質的な還元率はもう少し低くなります。もらえるポイントは「楽天ポイント」なので使い勝手は高めです。
2)楽天カード積立によるポイント
楽天証券は2018年10月より楽天グループのクレジットカードである「楽天カード」を使って投資信託を積立投資できるようになり、さらに1%分のポイント(楽天ポイント)が貯まるサービスを開始しています。つみたてNISAの限度額と同じ月額5万円までカード払い可能なので、年間で最高6000ポイントのポイント還元が期待できます。
3)楽天銀行自動引落でポイント獲得
楽天証券と楽天銀行を連携しておき、楽天証券でのつみたてNISAの引き落としを楽天銀行経由にしておくと1件あたり1~3ポイントが受け取れます。
保有ポイント+楽天カードのポイント+楽天銀行引き落としのトリプルポイントで、つみたてNISA対応の証券会社の中ではもっともお得と言って間違いありません。
[bloglink url=”https://money-lifehack.com/asset-management/fund/19251″]
さらに、楽天証券では「楽天証券で楽天ポイントを使い投資信託が買える」の記事でも紹介したように投資信託を楽天ポイントで買えるようになっています(2017年8月より)。つみたてNISAでもポイントを使って投信を買うこともできます。
SBI証券 投信マイレージで年率0.05%が付与される
SBI証券は投信マイレージという投資信託の保有プログラムサービスがあります。通常は0.1~0.2%なのですが、ローコストのイデックスファンドは0.05%の一律付与となります。
つみたてNISAの対象ファンドはすべて0.05%の投資信託となっています。
年間40万円の積立NISAを続けた場合、初年度は200円、2年目は400円、3年目は600円といったように投信マイレージ(ポイント)が付与されます。付与額自体はそこまで大きくないですが、ないよりは全然マシですよね。
たまるポイントは「SBIポイント」というポイントで、たまったポイントは500ポイントからnanacoポイントやTポイント、JALマイルなどと交換することができます。
つみたてNISAの保有ポイント付与率でいうと最高効率となっています。
ただし、前述のように楽天証券の場合は、楽天カードによる積立ポイントの存在があるため、全体的な還元率は楽天証券にやや劣ります。
つみたてNISAを上手に活用しよう
つみたてNISAは、年間で40万円の投資信託の積立を20年間も非課税で運用し続けることができる制度です。
つみたてNISAよりも節税効果は高いiDeCo(個人型確定拠出年金)もありますが、20年間の間もいつでも売却して現金化することができるため、非課税メリットと流動性(換金しやすさ)を備えています。
※iDeCoは原則として60歳になるまで引き出すことができない。
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そういった意味で、つみたてNISAは、とりあえず今すぐ使う予定はないけど、将来的にはマイホームの頭金や子どもの進学資金(教育資金)などとして老後前に使うことになるかもしれないお金の運用に適しています。
制度としては少し複雑に思われる方も多いかもしれませんが、積立投資をしている方にとってはこれまでにない有利な制度であることに違いはないので上手に活用していきましょう。
以上、つみたてNISAにおすすめの証券会社のサービス内容や特典を比較してみました。
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