メガネスーパーの株主優待メガネスーパー(現:ビジョナリーホールディングス)は、眼鏡の小売りチェーンの大手です。一時は格安メガネ店の攻勢によって業績が低迷し、2014年4月期に一度債務超過を解消したものの、2015年4月期に再度上場廃止猶予期間入りとなりました。その後、2016年4月期に債務超過を解消して猶予期間が解除され、営業黒字転換を果たした経緯があります。

【重要なお知らせ】

メガネスーパー(3318)は2017年11月の持ち株会社化(ビジョナリーホールディングス設立)に伴い上場廃止となりました。さらに、後継企業であるビジョナリーホールディングス(9263)も、2023年10月に発表された投資ファンドによるTOB(株式公開買付)を経て、2024年春に上場廃止となりました。現在、同社の株式を購入することはできず、株主優待制度も完全に廃止されています。

過去に実施されていた株主優待は、眼鏡店らしくメガネスーパーの店舗で利用可能な優待券とメガネレンズの仕立券となっていました。頻繁にメガネを買う機会は無いかもしれませんが、実際に優待を使えば極めて高い利回りになる魅力的な制度でした。

本記事では、当時の優待内容や利回りの振り返りと、一般的な株主優待の取得方法について解説します。

過去に実施されていたメガネスーパーの株主優待情報

当時は毎年4月末、10月末の株主に対して、以下のような株主優待券を提供していました。

<<メガネスーパー優待券(30%オフ)>>

  • 100株以上:1枚
  • 300株以上:2枚(※後に保有期間等の条件変更あり)

<<メガネ仕立券(1万円相当×2枚)>>

  • 100株以上:2枚

仕立券の利用には詳細な条件が設けられており、主な注意点として以下のようなルールがありました。

  • 3万円以上のレンズ購入時に限り、2枚(2万円分)同時に利用可能。
  • フレームの購入が仕立券利用の必須条件。
  • 合計金額5,000円(税抜)以上から優待券の利用が可能。
  • 技術料やハイパー保障などは割引の対象外。
  • オンラインショップでの利用は対象外。

また、2022年頃には長期保有優遇制度が導入され、300株以上500株未満で保有期間が3年未満の株主は、優待券が2枚から1枚に削減されるなどの変更が加えられていました。

メガネを実際に買うなら当時の優待利回りは100%超だった!

以下は、過去(2017年10月3日時点)の株価に基づく参考データです。当時の終値は76円でした。
100株で優待券がもらえるわけなので、たったの7,600円で1単元の株が買えました。

それでメガネの30%オフ券や、メガネ仕立券2万円相当がもらえたわけなので、メガネスーパーでメガネを作るのであれば優待利回りは100%どころかもっと得ができました。

例としてメガネが以下の価格だったとしましょう。

  • フレーム:30,000円 → 30,000×30% = 9,000円割引
  • メガネレンズ:30,000円 → メガネ仕立券2枚利用 = 20,000円割引

合計:29,000円の割引

このケースだと、投資額7,600円に対して割引額が29,000円となり、優待利回りは約381%という驚異的な数値になっていました。

当時の実際の価値はいくらくらいだったか?

まぁ、そうはいってもメガネなんて半期に一度買い替えるようなものではなく、数年単位で使うものでしょう。なので、実際にメガネスーパーの優待券に数万円もの価値があるかと聞かれたら微妙だったと思います。

実際に、メルカリやヤフオクなどのネット個人間取引ができるサイトをのぞいてみると、メガネスーパーの株主優待セットは、安い時は300円、高くても1,000円以下くらいで取引されていました……。

使う人にとってはかなりお得だけど、そうでない人にとっては価値が低く、同社の株価も低いことから優待券の市場価値は崩れていたといえそうです。

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【参考】一般的な株主優待を手に入れるには?

現在、メガネスーパー(ビジョナリーホールディングス)の株主優待は存在しませんが、他の上場企業の優待券をもらうための基本的な流れは以下の通りです。権利確定日までに株主名簿に記載されている必要があります。

詳しい株主優待銘柄の買い方については下記記事もご参照ください。

株主優待とは?初心者向けの買い方・最新人気ランキングから新NISA・クロス取引の注意点まで徹底解説株主優待というのは、上場企業が株主に対して自社サービスの利用券や割引券、自社商品、そのほか商品等を提供する優待です。 日本で独自に...

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株式の購入(売買)は証券会社を通じて行います。とりあえずのおすすめはネット証券の「SBI証券」や「楽天証券」などが代表的です。詳しく証券会社を選びたい方は下記の記事なども参考にしてみてください。

株主優待目的の証券会社おすすめ比較!初心者の買い方から優待クロスの「逆日歩」対策まで解説株主優待制度を設ける上場企業(証券取引所で取引できる会社)の数は年々増加しています。2025年3月末時点での調査(野村インベスター・リレ...

2)権利付き最終日までに株式を購入する

優待を実施している企業には、それぞれ権利確定日が定められています(例えば4月末、10月末など)。その権利を得るためには、権利確定日の「2営業日前(権利付き最終日)」までに同社の株式を購入しておく必要があります。
※2019年の制度変更により、3営業日前から2営業日前に変更されています。

これで権利が獲得できます。権利落ち日(最終日の翌営業日)以降であれば、株を売却しても優待券はもらえます。

以上、過去に実施されていたメガネスーパーの株主優待情報と、現在の状況についてまとめてみました。

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ふかちゃん
マネーライフハック編集長。証券会社で個人向け金融サービスに従事した経験をもとに、2004年より金融・投資・クレジットカード・節約・ポイント活用に関する情報を発信しています。2011年からMoneyLifehackを運営し、2018年3月には月間200万PVを達成。金融サービスの提供側ではなく、利用者目線で実際に使って検証した一次情報をもとに、家計改善に役立つ情報を分かりやすくお届けしています。
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