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ANAやJALの株主優待券の活用方法や上手な買取、購入の方法

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planes-1-1314249株主優待として不動の人気の優待が「ANA(全日空)」や「JAL(日本航空)」の優待券です。いずれも航空料金を正規料金のほぼ半額で乗ることができる優待割引が利用できるというのが特典です。

この優待券は特に急な出張が決まるビジネスマンに人気で金券ショップをはじめとしてオークションなどでもよく売買されています。今回はそんなANAやJALの株主優待券の上手な活用法や、優待自体が不要な人が上手に買取してもらう(売却する)方法をまとめていきたいと思います。

ANAやJALの株主優待券の基本

ANAやJALはそれぞれ3月末、9月末の株主に対して株主優待券を提供しています。なお、優待券以外にも優待冊子(関連ホテルやレストランの割引券など)もありますが、こちらはあまり利用価値が高くないようです。

基本は両社とも飛行機代金が割引になる株主優待券が優待の中心となっています。

 

優待券の優待内容

通常航空代金が正規料金から約50%オフになる割引券です。
遠方への移動の場合は、これだけで数万円単位で割引が効く場合もあるのでかなり魅力的な優待券だといえるでしょう。
たとえばANAの「羽田-福岡」の通常運賃41,390円が優待券を利用すれば20,840円となります。

 

ANA/JALの優待券は「急に」飛行機に乗ることになる人に有効

一方で割引となるのは「正規料金から」です。飛行機の運賃は事前割引のメニューが豊富なので、前々から決まっている旅行などの場合はそうした割引料金を利用すると優待割引をつかうのとほとんど差がない場合があります。

上記の「羽田-福岡」を旅割45を適用すれば上記運賃は15,790円です。これが利用できるのであれば優待券を利用するよりもお得です。なので、前もって旅行計画を立てることができる人にとって、株主優待券は実は使いづらかったりします。

そのため、こうした割引を使うことができない、急に飛行機に乗る必要がある人、たとえば仕事で急な出張が入る人のように飛行機に急に乗ることがある人におススメの優待券となります。

 

ANAやJALの優待券が余ってる人は買取してもらう

ANAやJALの株主優待が余っているという人は売却しましょう。
優待券は上記のようにビジネスマンからは高い需要があります。そのため、各種金券ショップやオークションなどでかなり活発に取引されています。

 

ANAやJALの株主優待券の相場

実は優待券の相場はかなり変動します。需給にもよりますが、全体的には3000円~1万円程度でしょう。平均的には5000円くらいになるかなと思います。

優待券には期限があるので期限が近くなると当然その優待券の価値はどんどん下がっていきます。時間的価値が減少するわけですね。

一方で期限が長ければいいというわけでもないところがあります。飛行機に乗らない投資家の方が優待が届いた後に大量に金券ショップ等に売却されるため、在庫がだぶついて金券ショップも買い取り価格を下げてくることがあるわけです。

特に、優待到着直後はその優待券は利用できません。その時期に売ろうと思っても、金券ショップ側もすぐには買い手が現れないために高値で買うわけにはいかないという現実があるわけです。

 

ANAやJALの優待券を高値で売るための方法・コツ

基本的には現在の相場状況を確認することとが大切です。
現在の相場を知るうえで活用できるのが「オークファン」と呼ばれるネットオークション情報サイトです。こちらを見ればANAやJALの株主優待券が直近どの程度の価格で落札されているかを知ることができます。

この辺りを見ておけば「相場」というものはつかみやすいです。なお、無料会員登録をすれば過去6か月の落札価格を見ることができます(有料プレミアム会員なら10年分)。個人的には落札価格の推移を知りたいなら無料会員登録で十分だと思います。
>>オークファン公式ホームページはこちら

 

1)ネットオークションで売る

ある程度の手間をとってもいいというのであればネットオークションの方が金券ショップに直接売るよりも高値で売れる可能性が高いです。「業者の中抜き」がなくなるためです。
その一方で、入札者とのやり取りや入金確認、郵送手続きといった個人取引による手間がかかりますし、トラブルが発生するリスクもあります。

出品するのであれば利用者が圧倒的なヤフオクがお勧めです。ただし、売り手となるにはYahooプレミアム会員に登録する必要があります。プレミアム会員の特徴は「Yahooプレミアムのメリット、デメリット。月額500円の会費は損か得か?」をご覧ください。

 

2)金券ショップで売る

後腐れなく、その一瞬の取引で終わるので手軽さが魅力です。上記のオークファンなどで確認した価格を参考にして納得できる価格であれば、金券ショップで売るのがいいでしょう。事前に電話をして「○○が期限のANAの優待券は一枚いくらで買い取りしてもらえますか?」と確認しておくとよいと思います。

売ってそれでおわりという手軽さが魅力です。

 

ANAやJALの優待券を安く買いたい方

売りたい方がいる一方で、ANAやJALの優待券を買いたいという方もいらっしゃるかと思います。

 

ANAやJALの株を買って優待券をゲットする

出張などが多いという方は、株主になっておくというのも一つのメリットだと思います。たとえばANAの場合株主であれば1000株当たり1枚(4000株までは1000株ごとに1枚追加)が年2回受け取れます。

2016年8月22日で271円です。1000株で271,000円です。仮に優待券1枚を金券ショップで5000円で毎回購入すると考えると年2回で1万円です。利回りにすれば3.7%という高い水準で資産運用できることになります。ちなみにANAは1株あたり6円の配当を予定しているので配当金も合わせれば利回りは5.91%です。

マイナス金利のご時世を考えるとかなり有利な運用になると思います。なお、株主優待目的で株を買うときのお勧めの証券会社は「株主優待を目的としたときの証券会社の選び方とお勧めのネット証券」でも紹介しています。

なお、ANA、JALとも株主優待が貰えるのは3月末、9月末の時点の株主です。発送はその2か月後くらいで自宅に優待券が郵送されてきます。

 

(番外)空売りと組み合わせてANAやJALの優待券だけをゲットする方法

上級者向けではありますが、ANAやJALの現物株購入+空売りを利用することで優待券だけをゲットするということができます。詳しくは「株主優待のタダ取り(クロス取引・つなぎ売り)して無料で株主優待だけを受け取る方法」で説明しています。

ただし、この投資法には逆日々が生じるリスクもあります。実際、ANAの場合、直近で100円~4000円ほどの逆日歩が生じており、状況によっては損をする可能性も高いことを申し添えておきます。

また、この方法は上記のリンク先の説明を読んですべて理解できる方向けです。よく分からないという方は手を出さないほうが無難です。

 

ネットオークションで購入する

最も安く買いたいというのならネットオークションでしょう。
送料を考えても金券ショップよりもやや安い値段で購入できる可能性があります。

こちらの場合も「オークファン」に無料会員登録をしておき、ANA、JALの優待券の価格が安い時期を狙って購入するようにするとよいでしょう。
>>オークファン公式ホームページはこちら

ただし、取引相手は個人であることが多いため、必ずしもスムーズに取引できるとは限らないとういこと。入金(振込)や郵送などの時間がかかるため、購入できるまでは数日以上の日数がかかることは覚悟しておく必要があります。

ある程度優待券を使うことが分かっており、事前に購入しておきたいというケースには向いている方法です。一方で、明日の出張というような急な出張での優待券獲得には向いていないといえるでしょう。

 

金券ショップで購入する

駅前の大きな金券ショップなどなら高い確率でANAやJALの株主優待券の在庫があるはずです。明日の出張、明後日の出張に向けて株主優待券がほしいというのであればこの方法が最善かと思います。

ただ、時期によっては在庫が少ないケースもあるので、購入しに行く前に、在庫と価格を電話などで確認しておくとよいかと思います。

 

以上、ANAやJALの株主優待券の活用方法や上手な買取、購入の方法をまとめてみました。