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ANAカード nimocaマイル交換レートが高く、九州のANAマイラー必携のクレジットカードのメリット、デメリット

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ANAカード(VISA)に新しい仲間が加わりました。ANA nimoca(ANA VISA nimocaカード)です。

nimoca?とお思いの方もいらっしゃるかもしれませんが、こちらは福岡を地盤とする西日本鉄道(西鉄)が発行している交通系ICカードです。福岡か、関係ないや。と思っていらっしゃる方もいるかと思いますが、ANAのマイルを貯めている方にとってはもしかしたら必携となるかもしれないカードです。
理由はnimocaポイントとANAマイルの交換レートの高さです。

ANA nimocaの基本スペック

ANA nimocaはVISAブランドのANAカードで、一般カード相当のクレジットカードにあたります。
年会費は2200円(税込)で初年度は無料。通常の三井住友カードの場合はVポイントですが、獲得できるポイントはnimocaポイントとなっています。

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年会費 初年度無料
2,200円(税込)
カードブランド VISA
ポイント還元率 100円あたり1ポイント
たまるポイント nimocaポイント
ポイントの使い道 ANAマイルとの交換など
ポイント有効期限 2年間
特典1 フライトボーナス10%
特典2 カード継続で1000マイル

ANAカードとしては標準的なスペックです。三井住友カード発行なので、マイペイすリボ登録の特典があり、登録するだけで年会費が751円+税に割引できます。ちなみに、リボの上限額を上げておけばリボ払いとせずに決済も可能です。

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年会費の割引+継続ボーナスで死蔵カードとしても価値あり

カード継続で1000マイルもらえることを考えると、実質的な死蔵カードとしても価値があります。ANAマイルは少なく見積もっても1.5円以上の価値はあると考えると、カード維持で1500円相当。ANA nimocaはマイペイすリボという自動リボ登録で年会費の割引優待が受けられます。割引後の年会費は1,127円となるので、実質的な黒字クレカにできます。

なお、自動リボ払いはいかにして金利(手数料)を払わないようにするかも重要です。以下の記事などもご一読いただき、無駄な手数料を払わないように注意してください。

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福岡の交通系ICカードのnimocaが付帯

ANA nimoca(ANA VISA nimocaカード)には福岡の交通系ICカードのnimocaが付帯しています。
ちなみに、福岡には3種類の交通系ICがあり、その中ではnimocaがもっとも利用されているICカードとなります。交通系ICカードは相互連携しているので、Suicaのエリアでももちろん利用可能です。

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ただ、ポイントなどを考えた場合、交通系ICカードとしてはそれぞれのエリアの物を使ったほうがお得です。関東や関西の方がわざわざnimocaを使うメリットはないです。

最大の特徴はnimocaポイントとANAマイルの交換

このANA nimoca(ANA VISA nimocaカード)の最大の特典というのがnimocaポイントのANAマイルへの交換です。nimocaポイントというのはANA nimocaの利用ではなく、nimocaを使って西鉄の電車やバスへの搭乗や電子マネーとしてのお買い物でたまるポイントとなっています。

10ニモカポイント→7ANAマイル

上記のとおり70%の交換レートとなっており、他のポイントプログラムと比較すると交換レートは高いです。このポイント交換の仕組みがANAカード nimocaの最大の特徴特典といえます。

ポイント交換でnimocaポイント→ANAマイル70%

ポイント交換でANAマイルを貯める方法としては、有名なソラチカルートというものがありましたが、こちらは2018年3月末で終了しています。その代替ルートとしての大本命がこのnimocaルートです。

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ニモカポイントを使った交換レートは旧ソラチカ(90%)ほどではないにしても70%というのはかなり高い水準となっています。月間の移動上限がないというのは魅力的です。

ちなみに交換レートが70%というのは他にもカードがないわけではなく、みずほANAマイレージカードであれば同じく70%レートで交換をすることができます。

ポイント交換サイトのGポイントに対応

ちなみにnimocaポイントと交換できるポイントにはGポイントというポイント交換サイトがあります。
Gポイントに交換できるポイントは以下のようにたくさんあるので、貯めているポイント→Gポイント→nimocaポイント→ANAマイルという順で交換できます。

  • ライフカード(LIFEサンクスプレゼント)
  • 三井住友カード(ワールドプレゼント)
  • ポケットカード(ポケット・ポイント)
  • セディナカード(わくわくポイント)
  • JRキューポ
  • パナソニックポイント
  • マツモトキヨシポイント
  • セシールポイント
  • ナチュラムポイント
  • マクロミル

こちらのルートなら1000円相当のポイントを700ANAマイルに交換できます。ANAマイラーに人気の“ソラチカルート”ならぬ“ニモカルート”と呼べそうなマイル交換術になりそうですね。

>>Gポイント公式ホームページ

SFCやANA上級会員はポイント交換に大きなメリット

ちなみに、このニモカルートはSFC(スーパーフライヤーズカード)の保有者の方やANA上級会員の方なら、ポイント交換でポイントの価値を増やせます。
ANAマイルはポイント交換の一環で“ANAスカイコイン”と交換できます。スカイコインは1コイン=1円としてANAの搭乗以外にもツアーなどで利用できます。

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マイル→スカイコインの交換レートは会員ステータスによって異なり5万マイルを一度に交換したときのレートは以下のとおりです。

  • SFC会員(1.6倍)
  • ANA上級会員(1.7倍)

勘のいい方はお気づきかもしれませんが、ポイント→マイル→スカイコインと交換することで交換元のポイント価値よりもスカイコインの価値を高めることができます。

  • SFC会員:0.7×1.6=1.12(12%増)
  • ANA上級会員:0.7×1.7=1.19(19%増)

交換したポイントはANAスカイコインというANAでしか使えない電子マネーになるわけですが、SFC会員の方や上級会員の方は、それなりの頻度でANAの飛行機やツアーを使っていると思うので、最大で20%近くポイントの価値が増えるというのはかなりうれしいことではないでしょうか。

最大のデメリット。ニモカルートのポイント交換は専用機でしかできない

と、ANAマイラーの方にとっては、高評価となりそうなカードなのですが一点問題があります。それはnimocaポイントの交換は専用機じゃないとできないということです。

  • 福岡県内は多数
  • 大分県(大分市内や別府市)
  • 熊本県(熊本市内)
  • 宮崎県(宮崎市内)
  • 北海道(札幌市、函館市)

福岡には多数の交換機があるので、福岡県民の方なら余裕で使えそうです。大分、宮崎、熊本も限られますが交換可能です。
北海道にも対応しているのはよくわかりませんが、これらの方も使えそうです。

nimocaポイントの有効期限は獲得の翌月12月末までです。
容赦なく失効される系のポイント(有効期限が延長されないポイント)なので、ANA nimocaカードを使っている人は忘れずにポイント交換をやりましょう。