ANAモバイルプラスは、ANAが提供している月額300円(税別)の有料会員サービスです。電子マネーである楽天Edyを利用した時の獲得マイル数のアップのほか、コーヒーやワインのサービスなどを受けることができます。
メインの特典はやはり獲得マイルのアップ。楽天Edyの獲得効率が1%アップします。これらの特典を考えたうえで、300円を払ってモバイルプラスに加入するメリット、デメリットについて分かりやすくまとめていきたいと思います。
基本は楽天Edyを利用する人向けのマイルを貯めるサービス
ANAのモバイルプラス会員向けのサービスは楽天Edyのマイル加算率アップがメインの特典です。
そのため、楽天Edyを使っていない人、そもそもANAマイルを貯めていない人にとっては価値の無いサービスとなります。
おサイフケータイ(Edyでマイルの登録をANAマイルとする必要があります)やANAカードやANAマイレージクラブカードに付帯する楽天Edyを利用するとANAのマイルが200円につき1マイルが貯まります。
この通常マイルにプラスしてマイルが貯まるようになるのがANAモバイルプラスです。
月額300円の有料サービスになりますが、楽天Edy利用200円あたり3マイル(通常の3倍)が貯まるようになります。なので、このマイル拡大特典が300円の価値に見合うかどうかが大きな判断材料になるかと思います。
ANAモバイルプラスはお得かどうかの比較
実際には楽天Edyの1カ月当たりの利用金額とそれによるマイル特典の大きさ。それと1マイルの価値をいくらで見るのかで大きく変わってくることになります。
表にしたのが下記の通りです。
特典マイル数 | 1マイル=1円 | 1マイル=2円 | 1マイル=3円 | |
---|---|---|---|---|
10,000円利用 | 100マイル | 100円 | 200円 | 300円 |
20,000円利用 | 200マイル | 200円 | 400円 | 600円 |
30,000円利用 | 300マイル | 300円 | 600円 | 900円 |
40,000円利用 | 400マイル | 400円 | 800円 | 1200円 |
太赤字にしている部分からが経済性がでてくるといえます。
1マイルを1円とした場合は月に3万円以上のお買い物をするケース、ごく平均的な1マイル2円とすれば月に1.5万円以上使うならお得ということになります。
ちなみに楽天Edyの計算方法は、200円未満の端数利用時はポイント付与対象外となりますので、上記の利用金額は超効率的なEdyの使い方をした場合のみです。
普通はそんな買い物はできないので、上記よりたくさん使わないといけないことになります。
ざっくりですが、年間に楽天Edyを30万円くらいは使うという人にとってはかなりおトク度の高いプログラムになるといえそうですが、年間に20万円を切るという方にとってのメリットは無いかなと思います。
マイルの価値は人によって違う
補足すると、ANAに限らずマイルの価値は使う人よって変わってきます。飛行機には年1~2回くらいのるくらいで国内線だけという方にとってのマイルは1円~3円くらいの価値しかないと思います。
一方で年に何度も飛行機に乗る、国際線も利用することがあるという方にとっては1マイル4円くらいの価値は見出せると思います。
ANAモバイルプラスには後述するように空港関連のサービスもあるため、ANAの飛行機をよく利用する方にとってはプラスとなる部分も大きいです。
その他のANAモバイルプラスの特典
楽天EdyによるANAマイルアップ以外にも「ANAスカイコイン交換レートアップ」「旅割予約が1日早くできる」「コーヒーやワインの無料サービス」といった特典があります。
ANAスカイコイン交換レートアップ
ANAスカイコインは「ANAスカイコインの活用術。お得な交換方法や使い道、有効期限などのまとめ」でも紹介しましたが、ANAの電子クーポンです。飛行機の予約などに使えます。
この交換レートが通常のAMC会員のレートよりもアップします。ただし、こちらは通常のANAカード会員(クレジットカード)と同じレートになります。ANAモバイルプラスを使おうという人は、ANAカードも持っているでしょうから、この特典の意味はあまりなさそうですね。
ANAカードについては「ANAのマイルが貯まるANAカードの種類とその選び方を比較」でも詳しく説明しています。
旅割予約が1日早くできる
旅割はANAの長期事前割引です。
「旅割21」→出発の21日前
「旅割28」→出発の28日前
「旅割45」→出発の45日前
「旅割55」→出発の55日前
「旅割75」→出発の75日前
といったように、事前予約をすることで割引率がアップします。お得な分、人気のタイミングや路線は予約で満杯になることもあります。こちらANAモバイルプラス会員は通常会員よりも1日早く予約購入ができます。
ただし、こちらもANAカード会員は2日前から予約ができますので、こちらは下位互換でしかないです。
コーヒーやワイン、wifiの無料サービス
スカイコイン交換や旅割の件は正直言って、ANAマイラーの方にとっては特典ですらないといったレベルですが、こちらは少しお得かもしれません。
・羽田空港第2ターミナル内のANA FESTAでコーヒー無料
※1000円以上のお買い上げが条件
・ワールドワインバー by ピーロートでワイン1杯無料(月1回)
※1カ月に1杯ANA国際線機内サービスワインまたはラウンジサービスワインをグラスでご提供します。
・海外WiFiレンタル1日無料(月1回)
※海外WiFiレンタル対象の「グローバルWiFi」サービスカウンターにて、WiFiルーターを4日以上レンタルいただくと、毎月1回、1日分のレンタル料が無料になります。
ANAモバイルプラスの入会と退会(解約)
加入できるのはNTTドコモ、ソフトバンク、KDDI(au)のユーザーと、ANA Phoneの利用者のみとなります。支払いはキャリア払いとなるため、MVNO(格安スマホ)の利用者の方はANAモバイルプラスを利用できません。
解約(退会)はモバイルプラスの公式ページから携帯キャリアを通じて解約することができます。
まとめ。ANAモバイルプラスは加入する価値があるか?
ANAは楽天Edyとの間で強い提携関係を築いています。このモバイルプラスによる特典以外にも、下記のクレジットカード経由で楽天Edyにチャージをした場合には200円あたり1マイルが貯まる特典を用意しています。
つまり、チャージ+決済の二重でANAマイルを貯めることができるわけですね。
(参考:楽天Edyにクレジットカードでチャージをしてお得にポイントを貯める方法)
・ANA JCBワイドゴールドカード
・ANAダイナースカード
・ANAカードプレミアム(JCB,VISA,Diners)
いずれも年会費が1万円以上するクレジットカードであるというのは微妙なところですが、上記のプレミアムカードホルダーの方は楽天Edyを上手に活用すると、ANAマイルをモリモリ貯められそうですね。
このように、上記対象ANAカードを持っている方で、楽天Edyを活用できそうな人はANAモバイルプラスを活用できるかと思います。なお、ANAマイルについてもっと詳しく知りたいという方は「ANAマイルの上手な貯め方や使い方、活用方法や注意点のまとめ」もぜひご参照くださいませ。
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