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<2022年版>ANAマイラーなら一度は考えるANA上級会員とSFC修行の基本のまとめ

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ANAのSFC修行の目安とされるのがスーパーフライヤーズカードという特別なANAカードを作ることができる、ANAプラチナ会員を目指すというものです。このカードを作ることができれば年会費を払う限り、ANA上級会員となり続けることができます。今回はそんなANAマイラーなら一度は考えるであろうSFC修行について紹介してきたいと思います。

超重要!2022年プレミアムポイント2倍キャンペーン

期間:2022年8月1日~12月31日

期間中の搭乗でプレミアムポイントが2倍になります。SFC修行をするなら実質半分の搭乗でOKということになります!

対象路線は「ANAおよびANAグループ運航の国内線全路線」とっております。なお、提携航空会社が運航するコードシェア便は、ANA(NH)便名で予約・搭乗した場合のみ対象です。

マイル積算が可能なすべての運賃が対象です。去年はマイル積算率75%以上のプランのみでしたが、今年は楽パックのようなOTAの連携プランやセール運賃のプランも対象になります。

キャンペーン内容はAMC会員ページの「Myキャンペーン」より確認できます。

 

憧れるANAの上級会員の強み

ANAをはじめとした航空会社各社は上級会員制度(エリート会員制度)というものを設けています。自社をよく利用してくれる顧客を優遇するというサービスです。

上級会員になることができれば、「航空会社のラウンジが無料で使えるようになる」「空席予約などが優先的に受けられる」「マイルの付与率がアップする」などの様々な特典を受けることができます。

 

ANAの上級会員のグレード

上級会員のステータスとしては3つが用意されています。

  • ダイヤモンドサービスメンバー
  • プラチナサービスメンバー
  • ブロンズサービスメンバー

このステータスは「プレミアムポイント(略称PP)」と呼ばれる基準によって決定されます。

 

ANAの上級会員のメリットは何?

ANAの上級会員になるとそれぞれのステージに応じて様々な特典がプラスされていきます。代表的なものとしては下記が挙げられます。

ちなみに、ステータスとしてはブロンズからが上級会員となりますが、実際の特典等で恩恵があるのはプラチナからといえそうです。

いかに上級会員としての特典をまとめてみました。少し長いですが……。

ブロンズ プラチナ SFC ダイヤモンド
専用サービスデスク
ラウンジの利用 ANA SUITE LOUNGE × × ×
ANA LOUNGE 有償
コンシェルジュサービス × × ×
座席クラスのアップグレード
プレミアムエコノミーへの変更 ×
国内線予約の先行受付 ×
国際線座席指定の優先
予約時の空席待ち優先
特典航空券優先 × 国際線 国際線 国内線・国際線
国際線手数料の免除 × × ×
優先チェックインカウンター 一部
手荷物受取の優先 ×
手荷物許容量優遇 国際線
専用保安検査場の利用 ×
優先搭乗の案内 ×
空港での空席待ちの優先
アップグレードポイント
フライトボーナス 40-55% 90-105% 35-50% 115-130%
マイル有効期限の延長 × × ×
マイルをスカイコインに交換する優遇
IHG・ANAホテルズ優遇 ×
スターアライアンス ゴールド ゴールド ゴールド

特に魅力的といえるのが、プラチナ以上だと、空港内にあるANAラウンジが使えるということですね。

航空会社のラウンジは「空港の国内線ゴールドカードラウンジと航空会社のラウンジの違いを徹底比較」でも説明したようにクレジットカードのゴールドカードラウンジなどと比べると比較にならないくらい豪華です。

こうしたラウンジは国内線は「プレミアムクラス」。国際線なら「ビジネスクラス」や「ファーストクラス」に搭乗しないと利用できませんが、プラチナステータス以上の方は一般席やエコノミークラスでもラウンジを使えます。

他にも専用レーンで素早い搭乗手続きや手荷物のプライオリティ扱い(すぐに出てくる)などの特典があります。

ちなみにプラチナ以上ならスターアライアンスゴールドメンバーとして同じような特典をスターアライアンスの提携航空会社(ユナイテッド航空やシンガポール航空など)でも受けることができます。

飛行機に乗ることが多い方にとってはかなり魅力的な内容となっています。

 

上級会員の期限はたったの1年間

一方で、ANAの上級会員の資格は「単年度」のサービスです。昨年の利用状況にあわせて翌年のステータスが決まります。そのため、昨年はたくさん飛行機に乗ってANAのダイヤモンド会員になれたとしても、翌年に飛行機にほとんど乗らなかったら、翌々年は上級会員資格を失います。

そのため、せっかくプラチナやダイヤモンドの資格を取っても、飛行機にあまり乗らないと、また一般会員になってしまって特典が利用できなくなってしまいます……。

普段から出張で飛行機にたくさん乗る方は別ですが、そうでない方にとっては厳しいですよね。

 

SFC(スーパーフライヤーズカード)を作れば永年上級会員

今回冒頭でもかいたSFC修行というのは、ANAの「プラチナメンバーサービス」以上の上級会員が作れる「SFC(スーパーフライヤーズカード)」を作るために、何とか頑張って1年間でプラチナメンバーサービスになるために飛行機に乗るということです。

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一度、SFCを取得すれば年会費を払い続ければANAの「ほぼプラチナメンバーサービスと同様のサービス」を受けることができます。

サービス内容は上記の表の「SFC」と書いている部分がスーパーフライヤーズカードの利用者向けの特典内容です。マイルの加算率などを除けばほぼプラチナ扱いです。

このカードを取得するために必要もない(?)のに飛行機に乗ってANAのプラチナメンバー(プラチナステイタス)となるための基準を満たすのがSFC修行です。

ちなみに「永年」という言葉は便利な言葉です。永年というのは「長い間」という意味で合って永久ではありません。つまり、長い間続けてきたけどSFCの特典は終わらせるということもできないわけではないです。

 

ANAのSFC修行の基礎知識

SFC修行をする意味について、これまで説明してきましたが、以下ではこれからSFC修行を始めるために覚えておく必要がある基本を紹介していきます。

 

SFC修行の目標地点

SFCに申し込みをできるのが、5万プレミアムポイントを貯めることでなれる「プラチナステイタス」を取得することです。つまり、SFC修行の最終地点は5万プレミアムポイント(うちANAグループ運航便で25000PP以上)を貯めることが目的地です。

ちなみに5万PP貯めてプラチナステイタスになることをSFC修行の世界では「解脱(げだつ)」と呼んでいます。

 

プレミアムポイント(PP)とは何か?

プレミアムポイント(PP)とは、ANAの飛行機に乗ることで貯まるポイントでフライト毎(料金毎)に定められています。無料航空券(特典航空券)との交換に利用できる「マイル」とは全くの別物です。

なお、プレミアムポイント(PP)は特典航空券の利用では加算されませんので、基本的には何かしら「お金を払って飛行機に乗る」ことをしないとたまりません。

 

SFC修行に最低限かかる費用

まず、SFC修行にはお金がかかります。SFC修行は「料金を払って飛行機に乗る」ことで貯まるプレミアムポイント(PP)が必要になるからです。

最終的にいくらお金がかかるのか?ということについてですが、プレミアムポイントをそれなりに低コストで稼げる区間で飛行機に乗ったとして1プレミアムポイントあたり8円~10円が必要です(PP単価)。

プラチナステイタスになるには5万PPが必要なので1PP あたり10円として、SFC修行には50万円くらい必要になるというのが現状です。

もっとも、これは「かなり効率よく回った場合」です。非効率な区間や料金プランで飛行機に乗ったという場合はもう少し必要になってきます。

一方で、旅割などのプランを上手に活用したり、キャンペーンを利用したり、国際線を組み合わたりすればもう少し少ない費用でSFC修行を終えることができるケースもあります。

 

SFC修行は主にどんな感じですすめるのか?

基本的にプレミアムポイントは距離が長くなるほどたくさん獲得できます。

ただし、格安チケットなどの場合は付与率が悪くなるため、購入する航空券の種類も考える必要があります。

関東にお住まいの方で一番よく利用されるのが「羽田-那覇」のルートでプレミアムクラスでの登場です。ただし、プレミアムクラスに直接乗ると高すぎるので、「株主優待割引」や「プレミアム旅割28」などの割引運賃で乗るケースが多いようです。

ちなみに、羽田-那覇をプレミアム旅割28で利用したときに貯まるプレミアムポイントは2860ポイント。これで5万PPを貯めるには約9往復しなければならないという計算になります。

 

SFC修行は飛行機に乗ることが多い年や海外旅行に行く年がチャンス

正直、5万プレミアムポイントをすべて修行でカバーするというのはお金も必要になりますし、何より時間もかかります。

というわけで、多くのSFC修行を始める人は今年は出張が多そうだと思っている方や海外旅行に行くことが決まっているなどで、ある程度のプレミアムポイントが稼げる前提がある人が多いです。

海外旅行をして2万プレミアムポイントほど貯まるから、残り3万プレミアムポイントを修行して貯めるか!といった具合です。

あるいは、逆転の発想で今年SFC修行をしたいから、家族旅行で海外旅行を企画するとか、友達と海外旅行に行くといった考え方も一つかもしれません。

 

SFC修行するなら準備しておきたいクレジットカード

二枚あります。

ANAワイドカード(VISA)

一枚はご存知ANAカードです。すでにお持ちの方も多いとは思いますが、できればカードのグレードをワイドカード、ないしはワイドゴールドカードにアップグレードしておくことをお勧めします。

理由は登場ボーナスです。通常カードの場合っは10%のボーナスですが、ワイドゴールドなら25%ボーナスになります。5万PPを稼ぐためには何度も飛行機に搭乗する必要があるわけですから、ボーナス率UPは重要です。

ちなみにスーパーフライヤーズカードはワイドカード以上でないとダメなので、事前にワイドカード(ワイドゴールドカード)を取得しておくというのはクレカの審査対策にもなります。SFC修行したのにクレカの審査落ちでスーパーフライヤーズカードが取れなかった……なんてことになると大変です。

年会費をセーブするならVISAがおすすめです。マイペイすリボの設定をしておけば年会費を節約できます。

  • ワイドカード:7,250円→6,750円
  • ワイドゴールドカード:14,000円→13,000円

ちなみに、ANAのマイルを相当量貯めている方でSFC修行をするなら、スカイコインへの交換レートが高い「ワイドゴールドカード」がおすすめです。

 

ANAマイラーがSFC修行をするメリット

ANAのマイルを貯めて、特典航空券をゲットしているけど、いつかはSFCがほしいという方も多いようです。特にポイント交換などの手段でANAのマイルを年間に何十万と稼いでいるような人は、特典航空券でいろいろと旅行をしていることかと思います。

(参考:お金を使わずに年間21万6000マイルのANAマイルをためる方法

特典航空券だとプレミアムクラスは取れないので国内線はラウンジを使えません。でもSFC会員ならANAラウンジを無料で使えます。

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また、マイルを使った特典航空券では席を取ろうと思っても人気の時期、人気の路線だとファーストクラスやビジネスクラスはおろか、エコノミークラスの席の予約だって難しいことがあります。

これはマイルによる予約数にANA側が制限をかけているためです。ただ、こうした特典航空券による予約についてもANAはSFC会員(上級会員)に対してはより多くの座席を開放しているのでマイルでの予約が取りやすいです。

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特にマイルでの予約はファーストクラス、ビジネスクラスでの予約が1マイル当たりの価値を最大化できるわけですから、積極的に活用したいところですよね。

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そう考えると上級会員の資格が永続するSFCというのはANAマイラーにこそふさわしいといえるかもしれませんね。

 

ANAマイラーがSFC修行をするときのポイント

ANAのマイルがそれなりに貯まっているという前提です。

普通にお金が出せるなら現金(クレカ)で予約をしてもよいのですが、マイルが余っているのであればANAスカイコインを活用して予約をするというのも手です。

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マイルで特典航空券を予約してもプレミアムポイントはつきませんが、スカイコイン経由で普通に予約をすればプレミアムポイントが当然つきます。

ANAスカイコインは交換するマイル数やステータスに応じてマイルとの交換比率が変わってきます。交換するマイル数が多くなるほど交換レートはよくなっていきます。

 

5万マイル以上をANAスカイコインに交換するレート

  • ブロンズステイタス以上:1.7倍
  • ANAワイドゴールドカード保有者:1.6倍
  • ANAカード(一般)保有者:1.5倍

SFC取得のために50万円必要ということを考えると1.5倍ルートで約33万3000マイルがあればSFC修行を達成できる計算となります。

ちなみに、SFCを取得する人の多くがANAワイドゴールドカードを切り替えるということを考えると、SFC修行を始める時点でANAワイドゴールドカードを作っておけば、必要マイル数は1.6倍なので31万2500マイルで済みます。年会費1万円程度を考えてもこちらのほうがメリットがありますね。

参考記事:ANAのマイルが貯まるANAカードの種類とその選び方を比較

さらに言えば3万PPを超えた時点でANAのステータスばブロンズとなります。
ブロンズとなれば交換レートが1.7倍にアップします。

PP単価10円とすると先に30万円相当だけ1.5倍(1.6倍)でスカイコインに交換しておき、ブロンズになった時点で残りの20万円分をスカイコインに交換すればより少ないANAマイルでSFC修行が可能です。

 

2021年以降のSFC修行は「獲得チャレンジ」が新設

新型コロナ渦にあり、飛行機に乗れない方が多いと思います。その一方でANAも一時的にPP増量キャンペーンなどを打ち出しています。

ANAは2021年以降にこれまでは飛行機への搭乗が前提でしたが、ANAカードやANA Payなどの決済額に応じてもステータス付与するということです。

正直、微妙……。SFC修行でプラチナを目標にするとすれば、飛行機の搭乗で5万PPが3万PPに割引される代わりに、ANAのいろんなサービスを利用した上に600万円もANAカードやANA Payで決済する必要があります。

<決済金額について>

ANAカードを複数ブランドで持たれている方も合算はできません。1枚のANAカードで条件達成する必要があります。ANA Payとは合算が可能ですが、ANAカードの決済額にANAカードからANA Payへのチャージ代金は除くらしいので、合算の意味なしですね。

<対象サービス>

  • ANAのふるさと納税
  • ANAの保険
  • 住まい de MILE
  • ANA STORE@SKY・国際線機内販売
  • 空港内店舗(ANA Festa)
  • ANAショッピング A-style
  • ANAトラベラーズ
  • ANAマイレージモール
  • マイルが貯まる加盟店利用
  • ANAカードマイルプラス
  • ANAマイレージクラブモバイルプラス

上記が対象サービスです。プラチナ目指すなら7サービスですね。ダイヤ修行をする人で決済額も多い人なら使ってみるのもいいかもしれない……というくらいでしょうか。

あるいはクレジットカードで決済するのが商売になっているような人はまだいいのかも。個人バイヤーしているような人とか、広告出稿しているような人とか……

※ただし、個人用のクレカで商業用(業務上用)の決済をするのは一応規約違反です。

 

以上、ANAの上級会員制度とSFC修行について紹介しました。

今回紹介したSFC修行のJAL(日本航空)版をJGC修行と呼びます。ANAもJALも同じような仕組みがあるわけですね。

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