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Marriott Bonvoy(マリオットボンヴォイ)のまとめ。ホテル会員の仕組みやポイントの活用方法

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Marriott Bonvoy(マリオットボンヴォイ)は世界最大のホテルチェーンであるマリオット・インターナショナルが提供しているホテルの会員プログラムです。

マリオット、シェラトン、ウェスティン、ザ・リッツカールトン、ラグジュアリーコレクション、モクシー、ルネッサンスなどが展開されています。

あまりホテルに泊まらない人でも“どこかで聞いたことがある”というブランド名ではないでしょうか。

今回はそんなマリオットの会員プログラムである「マリオット・ボンヴォイ」の仕組みや特徴、ポイントの使い方などを紹介していきます。

マリオットボンヴォイとは?

2019年2月に始まったマリオットインターナショナルのホテルグループの統合後の会員プログラムとなります。

マリオットは歴史的にリッツカールトンやスターウッドグループなどを買収してきたわけですが、それぞれの会員プログラムを残した状態で緩く運用してきました。

マリオットには「マリオットリワード」があり、スターウッドには「SPG(スターウッドプリファードゲスト)」という会員プログラムがあったわけです。

これの統合が行われた後の会員プログラムが「Marriott Bonvoy(マリオットボンヴォイ)」です。

会員登録は無料です。会員登録をすることで以下の特典が利用できるようになります。

  • 公式ページから予約で会員料金(数%割引)
  • 宿泊でポイントが貯まる
  • 貯めたポイントで無料宿泊、マイル交換ができる
  • 客室内のWi-Fiが無料利用可能
  • モバイル(アプリ)でのチェックイン/チェックアウト

 

マリオットボンヴォイの加盟ホテル

マリオットインターナショナルは127か国に29のブランド、6700軒ものホテルを運営しております。

  • ザ・リッツカールトン
  • セントレジス
  • JWマリオット
  • リッツカールトンリザーブ
  • ラグジュアリーコレクション
  • ブルガリ
  • Wホテル
  • エディションホテル
  • マリオット
  • シェラトン
  • マリオットバケーションクラブ
  • デルタホテル
  • ルメリディアン
  • ウェスティン
  • ルネッサンスホテル
  • ゲイロードホテル
  • コートヤードバイマリオット
  • フォーポイント
  • プロテアホテル
  • フェアフィールド
  • ACホテル
  • アロフトホテル
  • モクシー
  • マリオットエグゼクティブアパートメント
  • レジデンスイン
  • タウンプレース・スイート
  • エレメント
  • オートグラフコレクション
  • デザインホテル
  • トリビュートポートフォリオ

多いですね……。日本国内では展開されていないホテルもありますが、日本国内にも沖縄から北海道まで幅広く展開しており、新規ホテルも建設しています。

 

宿泊実績で決まる会員ランク(エリート会員)

マリオットボンヴォイに限らず、海外の高級ホテルは多くのホテルグループが「会員ランク(上級会員制度)」があります。

これはよく利用してくれるお得意様に色々な特典を与えることで差別化と囲い込みをしているわけですね。マリオット・ボンヴォイでは6ランクの会員ランクがあります。

  • メンバー(無条件)
  • シルバーエリート(10泊)
  • ゴールドエリート(25泊)
  • プラチナエリート(50泊)
  • チタンエリート(75泊)
  • アンバサダーエリート(100泊+2万ドル)

暦年(1月1日~12月31日)を1年間として、その期間中の宿泊日数でランクアップします。

なお、宿泊日数としてカウントされるのは公式ホームぺージなどの直接予約のみです。楽天トラベル、じゃらんネット、一休などのホテル予約サイト経由は対象外です。

 

エリート会員になるメリット、特典

マリオット・ボンヴォイのエリート会員資格を取得するとどんなメリットがあるのかをまとめました。

特典内容 メンバー シルバー ゴールド プラチナ チタン アンバサダー
客室無料インターネット
会員割引
モバイル チェックイン
完全予約保証
ポイントボーナス +10% +25% +50% +75% +75%
優先レイトチェックアウト 可能 14時まで 16時まで
エリート専用予約ライン
ウェルカムギフト ポイント ポイント+朝食orアメニティ
客室アップグレード
ラウンジアクセス
無料朝食 ○(ウエルカムギフト選択時)
ルームタイプ保証
年間チョイス特典
48時間前予約保証
アンバサダーサービス
Your24

中でも特典として美味しいのは

  • 会員割引
  • 客室アップグレード
  • レイトチェックアウト
  • ラウンジアクセス(エグゼクティブラウンジ)
  • 無料朝食

といったところでしょうか。会員ランク的にいえば、ゴールドエリートになってくると特別感のある優待が増えて、プラチナエリート以上になると、ホテルライフがかなり快適になる印象です。

 

会員割引とベストレート保証

マリオットの公式サイトからの予約は会員割引が行われるだけでなく、ベストレート保証があります。

これはマリオット公式が一番安いということをマリオット側が保証しており、別のホテル予約サイトなどが安ければ、その価格よりも25%割引にしてくれます。

条件相違などで100%成功するわけじゃないんですが、「旅行比較サイト」などを使って、最安プランを探してベストレート申請をするのはお得です。

※マリオット公式でキャンセル可能なプランで予め予約してベストレート申請をして却下されたらキャンセルをして、旅行比較サイトで予約しなおすってこともできますね。

 

客室アップグレード

ゴールドエリート以上になると、予約したお部屋よりもアップグレードをしてくれる場合があります(空室状態による)。

ホテルの客室はこまかくグレードがわかれていることがあり、よりよい部屋にアサインされることになります。1アップグレードでも客室料金だと1万円近い差になることもあり、アップグレードは大変魅力的です。

なお、プラチナエリート以上であれば、スイートルームまでのアップグレードが実施される可能性があります。

 

レイトチェックアウト

その名前の通りチェックアウト時間を通常(11時)よりも遅くすることができます。

いずれも予約状況によりますが、ゴールドエリートなら14時まで、プラチナエリート以上だと16時まで最長延長できます(無料)。

滞在の目的にもよりますが、ホテルでゆっくりしたいのであれば、昼過ぎ~夕方まで滞在できるのはうれしいですね。

 

ラウンジアクセス(エグゼクティブラウンジ)

プラチナエリート以上になりますが、ホテル内のエグゼクティブラウンジが利用できます(ザ・リッツカールトンを除く)。

通常はクラブフロアと呼ばれる客室に宿泊する人しか使えないラウンジは「朝食」「軽食」「アフターヌーンティー」「カクテルタイム」などが時間帯に応じて提供されています。

高級ホテルのラウンジだと、カクテルタイムは夕食としても十分通用するレベルのものが提供され、シャンパンやビール、ワインなどのアルコール飲料も無料で提供されています。

ちなみに、ラウンジ内で朝食もとれますので、エグゼクティブラウンジがあるホテルならプラチナエリート以上は朝食も無料ということになりますね。

 

マリオットのポイントの貯め方・使い方

マリオットホテルの宿泊や後述するSPGアメックス(クレジットカード)の利用などで、マリオットのポイントを貯めることができます。

基本は「ホテル宿泊で1ドルあたり10ポイント(一部ホテル除く)」となっています。

  1. エリートボーナス(会員ランクに応じて10%~75%)
  2. キャンペーンポイント(マリオットのプロモーション)
  3. 提携クレジットカード(SPGアメックスで100円=3ポイント)
  4. ポイント購入(1000ポイントを12.5ドル)
  5. ポイント交換

なお、(4)で紹介している通り、マリオットのポイントは購入することも可能です(バイポイント)。ときどきバイポイントセールも実施されるので、後述する無料宿泊やマイル交換を前提として、ポイントを買うというのも一つの選択肢となりそうです。

[bloglink url=”https://money-lifehack.com/savings/13850″]

また、2020年にポイントサイトの「モッピー」と提携して1ポイント=1円でのポイント交換も可能になりました。ポイ活でポイントを貯めて高級ホテルに無料宿泊なんてプランも立てられるようになりました。

交換レートとしては微妙ではあるものの、無料宿泊にポイントが足りない時に加算するなんてこともできちゃいます。

 

ポイントを無料宿泊に使う

ポイントを使ってマリオット系列のホテルに無料宿泊できます。ホテルごとに定められているカテゴリーによって必要ポイントは異なります。

スタンダード オフピーク ピーク
カテゴリー1 7500 5000 10000
カテゴリー2 12500 10000 15000
カテゴリー3 17500 15000 20000
カテゴリー4 25000 20000 30000
カテゴリー5 35000 30000 40000
カテゴリー6 50000 40000 60000
カテゴリー7 60000 50000 70000
カテゴリー8 85000 70000 100000

カテゴリーが高いほど高級ホテルとなります。

  • ザ・リッツカールトン京都
  • ザ・リッツカールトン東京
  • ザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町

日本国内でカテゴリー8のホテルは上記の通りです(2019年)。

 

ポイントをマイルに交換する

マリオットボンヴォイは各航空会社と提携していて、マリオットのポイントをマイルと交換できます。ANAやJALも対象です。

一部の航空会社を除き、3ポイント→1マイルに交換することができます。さらに6万ポイント交換ごとに15,000ポイントのボーナスがあります。交換レートは悪くないです。

後述するSPGアメックスの場合、クレジットカード決済100円で3ポイントが貯まります。6万ポイント交換を前提にすれば、クレジットカード利用の1.25%分のマイルが貯まる計算になりますね。

 

ゴールドエリート資格をクレジットカードで手に入れる

マリオット・ボンヴォイのゴールドエリート資格はいくつかのクレジットカードホルダーであれば宿泊実績なしに利用できます。

  • SPGアメックス(年会費31,000円+税)
  • アメックスプラチナ(年会費13万円+税)

この2枚です。どちらも年会費は高額ですが、マリオットのゴールドエリート資格付与はお得感があります。

 

SPGアメックス(年会費31,000円+税)

マリオット・ボンヴォイ統合前の「SPG(スターウッドプリファードゲスト)」のクレジットカード。

マリオット・ボンヴォイのポイントが貯まるほか、カード更新時に1泊無料(5万ポイント相当まで)がプレゼントされます。年会費はお高めに見えますが、無料宿泊がセットということを考えると、お得度は高いです。

年に数回マリオット系のホテルに泊まるというなら、かなりおすすめできるカードです。

[bloglink url=”https://money-lifehack.com/creditcard/7823″]

SPGアメックス公式ホームページ

 

アメックスプラチナ(年会費13万円+税)

アメリカンエクスプレスのプラチナカードになります。年会費は13万円もする高級カードです。

マリオットボンヴォイのゴールドエリート資格だけでなく、他のホテルの上級会員資格も付いてきます。

一般人からするとこの年会費を出すなら、その分をホテル代に回したほうが幸せな宿泊ができそうな気もしますけどね。

[bloglink url=”https://money-lifehack.com/creditcard/10554″]

アメックスプラチナ公式ホームページ

 

Marriott Bonvoy(マリオットボンヴォイ)の利用が向いている人

マリオット・ボンヴォイに限らず、ホテルの上級会員資格は年間にどれくらいホテルに宿泊するかが重要になってきます。

正直、年に1泊するかしないかという話であれば、あえてマリオットボンヴォイに入会する必要性は薄いと思います。

ポイント有効期限は1年ですので、定期宿泊しないと失効しますし、会員資格は永続的なものではなく、毎年の実績で判断されることになります。

たしかに、SPGアメックスアメックスプラチナなどの特別なクレジットカードを取得すればゴールドエリート資格は保持できます。

ただし、年会費のことを考えると、年に何度も宿泊する人じゃないと勿体ないと思います。

宿泊数が少ないのであれば、ホテル予約の幅を広げる意味でも、楽天トラベルじゃらんネット、あるいは一休.comのようなホテル予約サイトを使うほうがポイントを無駄にすることもありません。

ラウンジアクセスを希望するなら、素直にクラブフロア(あるいはラウンジアクセス付き)の部屋を予約すればいいだけです。

[bloglink url=”https://money-lifehack.com/savings/13197″]

 

言い換えると、年に10泊、20泊とホテルに泊まるというのであれば、クレジットカードの特典などを活用して、上級会員資格を取得すれば、ホテルライフをより快適なものにしてくれるでしょう。