ハガキといえば52円という郵便料金が2017年6月から62円へと大幅に値上げされました。また、定形外郵便、ゆうメールについては規格内、規格外という二つの料金体系ができることになり、規格外については値上げとなります。
今回はそんな2017年6月からの郵便料金の値上げについての情報と、値上げに対して代替となる配送方法について検証、比較していきます。
【追記】各種郵便料金については2024年10月より再度値上げされます。値上げについては「2024年10月からの郵便料金大幅値上げ!ハガキ、レターパック、定形外などが続々値上げ」の記事をご覧ください。
郵便料金が2017年6月より値上げ
2017年6月1日以降に投函される郵便物の料金が値上げとなります。値上げとなるのは下記の3種類です。
- ハガキ(第2種郵便)料金
- 定形外郵便
- ゆうメール
封筒を使った郵便である定形郵便(25gまで82円)については料金据え置きのようです。さて、それではそれぞれの価格を見ていきたいと思います。
最近は郵便を使う人も減ってきたとは思いますが、ネットオークションやフリマアプリなどでモノを送るときに郵便や定形外郵便などを活用してきたという人も少なくないかと思います。そういう方にとってはこうした値上げは打撃となりますね……。
ハガキの値上げと年賀状の据え置き
通常ハガキの料金が52円から62円に10円値上げとなります。ただし、一定の条件を満たした年賀はがきについては料金据え置きとなります。
第2種郵便料金(ハガキ) | 現行料金 | 2017年6月以降 |
---|---|---|
通常はがき | 52円 | 62円 |
往復はがき | 104円 | 124円 |
年賀はがき | 52円 | 52円 |
年賀はがきが52円で据え置かれる条件
普通のハガキは値上げされるのに年賀状だけは値上げしないということです。まぁ、ただでさえ需要が減少している年賀状をここで2割近く値上げしたら致命傷になりかねないという判断もあるのでしょう。通常は赤字事業であるハガキも配送が重なる年賀状に関しては黒字ということも影響しているのでしょう。
ただ、52円の価格で送ることができるのは、12月15日から翌年1月7日の間に差し出された通常はがきで表面に「年賀」の文字が明瞭に朱記して差し出された場合に限る。とされています。
そのため、たとえ年賀状であっても差出が遅れて1月8日以降に出すという場合には、年賀状に10円切手を貼って出す必要があります。ちなみに、マナー的には1月7日の松の内を過ぎた1月8日以降は寒中見舞いとなります。
定形外郵便の値上げ
定形外郵便はいわゆる定形郵便に該当しないサイズの郵便物です。現状の定形郵便・定形外郵便の定義は下記のようになっています。
上記の「定形郵便物」の範囲であればこれまでと変わりありませんが、「定形外郵便」に該当する場合は値上げ(規格内なら一部値下げ)となります。
ただ、規格内といえるサイズであれば、もともと存在する「クリックポスト」というサービスを使ったほうがもともと安いので、今回の定形外郵便、ゆうメールについては完全な値上げですね
定形外郵便・ゆうメールにおける「規格内」「規格外」
定形外郵便の規格内サイズは「長辺 34cm 以内、短辺 25cm 以内、厚さ 3cm以内 及び重量 1 kg以内」となっています。これを超えるサイズは「規格外」として、全体的な値上げとなります。
規格内の定形外郵便・ゆうメールの代替はクリックポストがおすすめ
ちなみに「長辺 34cm 以内、短辺 25cm 以内、厚さ 3cm以内 及び重量 1 kg以内」という定形外郵便やゆうメールの規格内サイズは郵便局が提供している「クリックポスト」という配送サービスの規定サイズと同様です。
こちら全国一律で164円という料金で送ることができるサービスになっているため、多くのケースで定形外郵便やゆうメールにおいて規格内サイズで送るくらいならクリックポストで送ったほうがお得という事になります。
定形外郵便の新料金(値上げ)
定形外郵便 | 現行料金 | 2017年6月以降 | |
---|---|---|---|
規格内 | 規格外 | ||
50gまで | 120円 | 120円 | 200円 |
100gまで | 140円 | 140円 | 220円 |
150gまで | 205円 | 205円 | 290円 |
250gまで | 250円 | 250円 | 340円 |
500gまで | 400円 | 380円 | 500円 |
1㎏まで | 600円 | 570円 | 700円 |
2㎏まで | 870円 | 取り扱い不可 | 1020円 |
4㎏まで | 1180円 | 1330円 |
ゆうメールもほぼ同様の値上げ
ゆうメールは主に冊子とした印刷物や電磁記録媒体を割安で送付できる荷物の配送サービスです。カタログの配布などに使われていましたが、定形外郵便と同様に「長辺 34cm 以内、短辺 25cm 以内、厚さ 3cm以内 及び重量 1 kg以内」の規格ができることになりました。
3cmの幅制限を超える分厚い冊子などの場合は新料金(規格外)が適用されて値上げとなります。
ゆうメール | 現行料金 | 2017年6月以降 | |
---|---|---|---|
規格内 | 規格外 | ||
150gまで | 180円 | 180円 | 265円 |
250gまで | 215円 | 215円 | 305円 |
500gまで | 300円 | 300円 | 400円 |
1㎏まで | 350円 | 350円 | 450円 |
2㎏まで | 460円 | 取り扱い不可 | 560円 |
3㎏まで | 610円 | 710円 |
厚さが3cmを超える場合の配送手段。定形外の代替。
少し形の変わったものを宅配便よりも安い価格で送るには定形外郵便が便利だっただけに、残念ですね。
3cmを超える配送としては定形外郵便が使えないとなるとその代替にできそうなサービスとしては、レターパックプラスがありますね。
こちらA4サイズに収まって封筒に収まるサイズ。3cmという制限はありません。ただし、封筒に収まらないといけないので、極端なサイズは無理です。
これ以上になると、普通に宅配便系のサービスしか残ってこないです。そうなってくると最低500円くらい~が相場になってくるので軽いけどかさばる物を送るという方にとっては痛手になりそうですね。
個人で利用可能な宅配サービス・郵便サービスについては「個人が利用できる配送方法や郵便サービスを徹底比較。料金や補償、信書の扱い」もご参照ください。
(追記)宅配便大手も値上げへ……
宅配便大手のクロネコヤマトは2017年10月から、佐川急便は2017年11月21日から、郵便局のゆうパックは2018年3月から個人向け宅配料金の値上げを表明しています。大型荷物の宅配に関しては少し厳しくなってきましたね。
2019年10月以降は消費税増税によりさらに料金アップへ
2019年10月1日より消費税が8%から10%に増税されることに伴い郵便料金はさらに増額されます。詳しい金額や時期、対応方法などは下記の記事をご確認ください。
以上、郵便料金の値上げという残念なニュースについてまとめました。
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