日本郵便が行っている宅配便サービスの「ゆうパック」は、個人でも全国いろいろな場所に荷物などを送ることができる便利なサービスです。全国にある郵便局での受付の他、一部のコンビニでも受け付けています。

便利な反面で気になるのがゆうパックの料金(送料)です。近場でも500円以上、遠方だと1000円以上の送料がかかることもあります。できればお安くしていきたいところですよね。

今回はそんな郵便局で使えるゆうパックの料金節約術をまとめます。

2018年以降の運賃改定と最新料金の確認方法

2018年3月以降、ゆうパックの運賃は平均で12%程度の値上げが実施されました。参考として、当時の改定による値上げ幅の目安は以下の通りです。

発着地 60サイズ 80サイズ 100サイズ 120サイズ 140サイズ 160サイズ 170サイズ
沖縄以外 +110円 +130円 +160円 +190円 +230円
沖縄 +40円 +90円 +140円 +190円 +240円 +290円

たとえば、過去の料金例として、東京都内同士、60サイズ(持ち込み)の場合、改定前料金は570円でしたが、改定により680円となりました。約19%の値上げです。一方で東京から福岡に同条件でゆうパックを送る場合、1,050円から1,160円となり、値上げ幅は10.4%でした。このように近接地のほうが値上げ幅が大きくなる傾向がありました。

また、ゆうパックには従来、重量による細かな料金設定はありませんでしたが、現在では25キロを超える荷物に関しては新規格の「重量ゆうパック」として別料金が適用されるようになっています。

最新料金の確認方法について
2026年現在、ゆうパックの正確な料金は日本郵便公式サイトや郵便局アプリで確認できます。サイズ・重量・発着地を入力することで、すぐに運賃を調べることが可能です。上記の改定例はあくまで過去の参考例ですので、実際に送る際は必ず公式サイトの最新料金表をご確認ください。

ゆうパックの送料を節約するための4つの方法

基本的には「サイズをコンパクトにする」「各種割引を活用する」「支払い方法を工夫する」「他の配送サービスと比較する」という4つの方法があります。

①荷物のサイズをコンパクトにする

ゆうパックに限らず、宅配便というのは荷物が大きくなるほど料金が高くなるようになっています。なお、ゆうパックの場合は、縦横高さの合計の大きさで、60サイズ(60cm以内)、80サイズ、100サイズ、120サイズ、140サイズ、160サイズ、170サイズといったようにサイズ別の料金となっています。

ゆうパックで荷物を送る先は変更できないでしょうから、料金を節約するコツの一つは「できるだけ荷物をコンパクトに梱包する」ということです。

たとえば、基本運賃で見ても、同じ都内でも60サイズと80サイズでは料金が大きく変わってきます。60cm以内と60cm超で料金区分が変わるため、サイズ感は常に気にしましょう。

過剰包装や梱包でサイズアップしてしまうと損になります。段ボールでゆうパックを送るときは、三辺のサイズを測ってみて、可能な限りサイズを調整しましょう。

段ボールのサイズを調整する方法

ゆうパックに限らず宅配便を利用するときは、既存の段ボールをリサイクルして使うというケースも少なくないかと思います。ただ、こうした段ボールは宅配便の規定サイズを想定していないケースも多く、三辺を測ったら62cmあったとか、81cmだった、ということもあります。1cmのオーバーでもサイズ料金がアップしてしまいます。

段ボールのリサイクルをする場合、底面の2面のサイズを調整するのは難しいので、縦をカットして調整しましょう。おすすめの方法は、カッターで隅に切り目を入れて折るようにして縦サイズを小さくするというものです。

複雑な形だとサイズアップしやすい

ちなみに、サイズ計算は四角形をベースに行います。三角形のような形の場合、空白部分についても荷物があるものとして計算されます。送る荷物によっては仕方がない場合もありますが、分解できるような場合はできるだけ四角形に近い形で梱包する方が、ゆうパックのサイズを抑え、結果的に送料を節約することができるはずです。

②ゆうパック各種割引を活用する

ゆうパックにはいくつかの割引サービスが用意されています。基本運賃からの割引になりますので、ぜひとも積極的に活用してください。

割引の種類 特徴・条件など
持ち込み割引
(郵便局・コンビニ)
郵便局やコンビニなどの窓口まで荷物を持っていくと1個あたり約100円の割引が適用されます(公表内容に応じて変動する場合があります)。
ちなみに、コンビニ払いの場合は最初から値引きされた金額でゆうパックの送料が計算されます。
同一あて先割引 過去1年以内に発送した「ゆうパック」または「重量ゆうパック」の伝票(依頼主控)を提示することで、同一種類・同じ宛先に送る場合に1個当たり60円の割引が利用できます。
家族や友人など何度も荷物を送る場合、「ゆうパックラベルの控え」は1年間大事に取っておきましょう。なお、ゆうパックと重量ゆうパックは同一種類かどうかで割引の適用可否が変わるため、窓口で確認してください。
複数口割引 同じ宛先に2個以上同時に荷物を出すときに1個当たり50円程度の割引となります(サービスや店舗により異なる場合があります)。ただし、一般的には一つに荷物をまとめたほうが、サイズは大きくなっても送料は1個口のほうが安くなるケースが多いです。

※同一宛先割引と複数口割引は併用できません。しかし、持ち込み割引と同一宛先割引は併用可能で、1個あたり約160円程度の割引が適用されるケースが多いです。

いずれも郵便局だけでなく、コンビニでも割引が適用されます。

ゆうパックスマホ割(WEB決済型ゆうパック)とアプリ活用

ゆうパックスマホ割は、郵便局の公式アプリ等から発送予約を行い、事前にクレジットカード等で支払い(事前決済)をすることで、通常の運賃よりも1個あたり180円割引となるサービスです。

さらに、ゆうパックスマホ割では、直近の1年間で10回以上のサービスを利用すると、さらに10%の送料が安くなる継続利用割引が適用されます。

配送状況の通知も受けられるため、定期的に発送する方には特におすすめです。ただし、アプリダウンロードや事前登録の手間がかかるため、それが面倒な方は店舗窓口での支払いと比較検討してみてください。

郵便局等受取ポイント付与サービス

これは不在による再配達を防ぐための仕組みとして提供されていたもので、受取人がゆうパックを「郵便局」「はこぽす(宅配ロッカー)」「コンビニ」で受け取る場合にポイントを付与するサービスでした。
※2019年2月末を持って終了となりました。現在は行われておりませんのでご注意ください。

③送料の支払い方法を工夫して節約する

ゆうパックの料金の支払い方法を工夫して節約しましょう。

郵便局でのクレジットカード・キャッシュレス決済を活用する

現在、郵便局の窓口ではクレジットカードや電子マネーによるキャッシュレス決済が一部で利用可能になっています。クレジットカード等を利用すれば、一般的な還元率である0.5~1.0%程度のポイントを貯められる場合があります。手間をかけずにポイント還元を活用したい方には有利な方法です。

郵便局なら「切手払い」ができるのを活用する

郵便局の窓口での支払いは現金やキャッシュレスが基本ですが、「切手」での支払いも可能です。自宅で使わないような切手がある場合はそれで支払いをすることができます。余った切手が眠っていれば上手に活用しましょう。

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金券ショップなどでは切手を売っていることも多く、買取・販売レートは店舗や時期により変動しますが、目安として通常切手シートで額面の約90%前後で取引されることが多いです。金券ショップで切手を安く買って、その切手でゆうパックの料金を支払えば、購入時の差額分だけ料金を節約できるということになります。

コンビニなら、クオカード払いを活用する

コンビニでゆうパックを利用するなら、クオカード払いがお得になる場合があります。
クオカードは1万円券を購入すれば180円分が上乗せ(1.8%分)されます。

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この方法を利用してnanacoチャージ経由で1%程度のカードポイントがつく場合、合計で約2.5~3%程度の還元が実現するケースがあります。この方法はゆうパックの料金以外にもコンビニでのお買い物全般での節約術になります。ただし、クオカードの購入条件やクレジットカードのポイント還元ルールは定期的に変更されるため、利用前に必ず最新の条件を確認しましょう。

④他のサービス(ゆうパケットなど)と比較する

ゆうパックだけにこだわらず、荷物の大きさや重さによっては別の配送サービスを利用した方が安く済む場合があります。

たとえば、60サイズ以下の比較的小さく軽い荷物であれば、「ゆうメール」や「ゆうパケット」の方が安価に送れるケースがあります。ゆうパケットの場合、厚さごとに料金が変わり、3cm以下なら360円程度で発送できることもあります。送る荷物のサイズや性質に合わせて、複数のサービス料金を比較して最安ルートを選ぶのがおすすめです。

まとめ。ゆうパックの料金を節約しよう

郵便局の宅配便サービス「ゆうパック」を使った料金節約の方法について、「サイズダウン」「割引サービスの活用」「支払いで得をする」「他サービスとの比較」といった4つのアプローチを紹介しました。

中でも、あまり多くの方が実践していないなと思うのが「サイズダウン」と「支払い方法」の工夫です。サイズダウンについては少し手間がかかることもありますが、自宅でメジャーなどを使ってサイズを測り、少し調整して1サイズダウンできればそれだけで数百円の節約になります。(裁縫用のメジャーなどがあれば、縦横奥行きを簡単に測れますよ。)

また、事前のアプリ決済やキャッシュレス決済を活用することで、無理なくポイント還元や割引を受けることも可能です。

以上、ゆうパックの料金・送料を安くする方法についてまとめてみました。最新の料金やルールは公式サイトで確認しつつ、上手にお得な方法を活用してください。

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ふかちゃん
マネーライフハック編集長。証券会社で個人向け金融サービスに従事した経験をもとに、2004年より金融・投資・クレジットカード・節約・ポイント活用に関する情報を発信しています。2011年からMoneyLifehackを運営し、2018年3月には月間200万PVを達成。金融サービスの提供側ではなく、利用者目線で実際に使って検証した一次情報をもとに、家計改善に役立つ情報を分かりやすくお届けしています。
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