振込手数料、ATM手数料、預金金利などが秀逸!給与口座におすすめの銀行。
電気代やガス代、水道代は銀行の口座振替がお得?割引やポイント、マイルも貯まる。
電気代、水道代、ガス代、NHK受信料、携帯電話料金、固定電話料金といったように月々発生する色々な支払を口座振替・口座引き落としにすることで特典を受けることができる銀行があります。直接支払うケースよりもこうしたサービスを使えばかなり得ができる可能性もありますので上手に活用しましょう。
固定費はクレジットカード払いがポイントもついてお得。という考え方もありますが、光熱費などの支払いは口座振替の独自の割引制度などもあるので、一概にカード払いだけがお得ということはありません。トータルで考えるようにしましょう。
目次
電気代やガス代、水道代は「口座振替割引」がお得。
たとえば、東京電力や東京ガスの場合、電気料金やガス代を口座振替にすることで54円割引(年648円)されます。また東京都水道局の場合は50円(年300円・2か月に一度集金のため)が割引されます。
仮に月々の電気代を8000円、ガス代を5000円、水道料金は3500円としましょう。こちらをクレジットカードでの支払い時(0.5%還元、1.0%還元)の場合と比較してみます。
公共料金 | 口座振替割引 | 0.5%還元 | 1.0%還元 | |
---|---|---|---|---|
電気代 | 8000円 | 54円(0.68%割引) | 40円 | 80円 |
ガス代 | 5000円 | 54円(1.09%割引) | 25円 | 50円 |
水道代(上下水道・2か月分) | 7000円 | 50円(0.72%割引) | 35円 | 70円 |
還元率が1%を超えるようなケースではクレジットカードを使ったほうがお得になるケースも多いかもしれませんが、意外と口座振替割引もバカにできません。
ちなみに、公共料金の割引は固定額なので、割引率は金額が小さいほどより高くなります。ファミリー世帯の場合は公共料金の総額も大きくなるので、定率(%)でポイントが貰えるクレジットカードの方が有利になることもありますが、公共料金の金額の小さいシングル世帯・単身者の場合は口座振替の固定割引の方が有利になる可能性が高いです。
一般にポイント還元率が高いクレジットカードの基準が還元率1%程度ということと、口座振替割引が50円程度ということを考えると、それぞれの光熱費の請求額が5000円を下回るという事であれば、口座振替を活用したほうがお得になる可能性が高いです。
参考:ポイント還元率の高いクレジットカードのまとめ
5000円以下であれば口座振替の割引率は1%を超えます。
さらに、口座振替にたいして特典を設けている銀行もあります。こうした銀行口座を活用すれば、口座振替による割引に加えて更なる特典を享受することもできます。
公共料金等の口座振替に特典を用意している銀行
銀行によっては公共料金や携帯電話料金などの口座振替を利用すれば特典を用意しています。以下は2021年4月調査時点で、公共料金口座振替にポイントなどの特典を用意している銀行になります。
こちらも組み合わせることができればクレジットカード払いにするよりさらにお得になる可能性が高くなりますね。
スルガ銀行Dバンク支店 Gポイントクラブ
スルガ銀行Dバンク支店 Gポイントクラブは、スルガ銀行とポイント交換サービスを運営しているGポイントが連携して運用している銀行サービスです。
口座開設をして取引等々により「Gポイント」というポイントがたまります。ためたポイントはPontaポイントやTポイントといったような様々なポイントと交換することができます(現金化も可能)。
口座振替1件につき5ポイント(円相当)がたまります。なお、月間の口座振替件数が6件以上の場合1件につき10ポイントに還元金額がアップします。クレカの引き落としなども対象なので決済を集中させると結構なポイントを貯められそうです。
口座開設をするには「Gポイント」の会員登録(無料)が必要です。会員登録後にGポイントのサイト経由で同行口座を開設すれば500Pがもらえるのでお得です。
スルガ銀行ANA支店(ANAマイルが貯まる)
スルガ銀行ANA支店は名称にANA(全日空)とつくようにANAとの連携サービスがいろいろある銀行です。詳しくは「ANAマイラー御用達のスルガ銀行ANA支店の活用方法とメリット、デメリット」でもまとめているので詳細はこちらもご覧ください。
公共料金に関しては、NTT・各種携帯電話料金のみなりますが、自動振替にするとANAのマイルが1件(1回)あたり10マイル分もらえます。1マイル2円くらいの価値はあるはずなので、20円相当がもらえるということになります。結構お得ですね。
参考:ANAマイルの上手な貯め方や使い方、活用方法や注意点のまとめ
他にクレジットカードの引き落とし先設定で1件5マイル、給与振込にしておけば50マイルなど、色々な取引でマイルをためることができます。ANAマイルを頑張って貯めている方にはお勧めです。
楽天銀行(楽天ポイントが貯まる)
まずは、新規の口座振替1件の設定で100円相当のポイントがもらえます。また、内容を問わず、自動振り替えによる口座引き落としが1件実行されるごとに、楽天銀行内の会員ステージ別に1~3円相当のポイントが都度もらえます。
楽天銀行のランク別会員制度であるハッピープログラムについては「楽天銀行のハッピープログラムとは?」もご参照ください。
なお、クレジットカード会社による引き落としでもポイントは貯まります。楽天カードならさらにポイントが3倍付きます。
>>楽天銀行公式ホームページ
以上、電気代、水道代、ガス代、NHK受信料、携帯電話料金、固定電話料金といった料金を口座振替・自動引き落としで決済するメリットと引き落とし特典がある銀行の紹介でした。
執筆者・監修者:ふかちゃん
元証券マン。2004年より個人の金融リテラシー底上げのために投資、節約、キャッシュレス、ポイントなどの活用に関する情報を15年以上にわたり発信するマネー専門家です。
SNS苦手でしたけど最近はtwitterやっています。ぜひ絡んでくださいませ。
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