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浪費癖を治すのための現金主義・現金払いのススメ

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shopping浪費癖があり中々治すことができないという方も多いようです。「浪費」の対義語は「節約」ですが、節約というのは「賢いお金の使い方」ともいわれています。つまり浪費癖というのは正しいお金の使い方ができていないということになります。

今回はそんな浪費癖を治したいという方のためにお勧めの現金主義・現金払いという改善点を紹介していきます。

浪費が多いなら現金主義を見直してみよう

まず、私は基本的にクレジットカードの利用をおすすめしています。

やっぱりポイント還元やカード独自の特典はフル活用したいですし、スピーディーに決済できるのは魅力的です。

その一方で、自分の浪費に悩んでいるという方にはあえて、「現金主義」を勧めます。

浪費癖のある人は収入を超えた支出が行われていることもしばしばあります。その原因を作るものの一つが「クレジットカード」を始めとした後払いが可能な支払方法です。

クレジットカードでカード破産しないための鉄則クレジットカードはとっても便利なシステムです。現金を持ち歩く必要はありませんし、買い物金額などに応じてのポイント制度も魅力的です。 ...

クレジットカードを使うとポイントが貯まるなどして便利でお得。という印象もありますが、そうしたお得を超えて浪費してしまっていては意味がありません。

後払い・ツケ払いは浪費の元凶?無駄遣いが増える

行動経済学という私たちの行動と経済学を結び付けた学問では、人は合理的ではないということを示しています。

行動経済学の理論と実例のまとめ。賢く騙されない消費者になろう行動経済学というのは、人の心理的な特徴や特性を反映させた経済学です。経済学では人は合理的に行動するということが前提に考えられていますが、...

たとえば、同じ1万円のお買い物でも、今財布の中から支払いをするのと、1か月後に支払うという支払い方とでは、お金を使う痛みは後者(後払い)のほうが小さいといわれています。

クレジットカードやツケ払いをすると浪費が増えるというのはこうした、私たちが感じるお金を使うことで感じる痛みの弱さからもわかるわけです。

実際にアメリカでは「クレジットカードの利用で支出が2割増えた」というような結果もあるそうです。

また、日本で人気のファッション通販サイトのZOZOTOWNが始めたツケ払いというサービスがスタートしており、利用額が増加(購入量が増えた)というような話もあります。

クレジットカードに限らず、後払いは無駄遣いが増えるんですね。

分割払い・リボ払いを利用しだすと金利負担も大きくなる

また、浪費が進み生活が行き詰ると「リボ払い」「分割払い」といったような「負担の先送り」を行って、問題を解決しないまま先送りしだすと危険です。

リボ払いの問題点などでも書いている通り、リボ払い・分割払いは支払いが長期化し、その間高い金利を支払い続けることになります。

もちろん、短期んで返済する予定があるなら別ですが、考えなしにクレジットカードで買い物をして、月々の返済額が大きくなりすぎたから、分割払い(リボ払い)というのは浪費を産むだけでなく、金利の支払いも重くのしかかることになり、家計負担が増大します。

浪費に悩むのであればクレジットカードでお買い物を止めてみよう

浪費がちだなーと思うのであれば、お得なクレジットカードですがいったん封印をして、すべてのお買い物を現金主義・ニコニコ現金払いにしてみてはいかがでしょうか?

いや、クレジットカードはポイント分お得なんだから……という考えは確かにあります。

ただ、その1%、2%のお得のために不必要な買い物をしていたら本末転倒です。自分は浪費家だと思うのであれば、一度クレジットカードを使うのをやめて、1か月だけでもいいので、すべての支払いを現金払いにしてみてください。

当然ですが、キャッシング・消費者金融などの利用も同じで浪費癖がある人が絶対に行ってはいけません。負担の先送りは「金利の支払い」という形でどんどん重くのしかかってきます。

現金主義で生活するためのコツ

まずは、収入から貯金したい分、後から自動で引き落とされる分を差し引いて、月の前半・後半の2回に分けてお金を引き出しておきます。

細かく引き出すのではなく、ある程度まとめて引き出しておきます。最近はコンビニATMなどが便利に利用できるので、必要なお金を都度出金するという方も多いようですが、細かく引き出すとあといくら使えるのかということが分かりにくくなります。

月の生活費が15万円だとするなら、前半で8万円、後半で7万円を下ろすようにします。前半の予算が早すぎたら後半は引き締めたお金の使いかたをしなければなりません。

逆に前半のお金が余るようなら、予想よりも節約ができているとういことでプラスに評価することができます。

参考:なかなか貯金ができない家計へ贈る 3つの貯金ポイント

ブランドデビットカードを活用すればポイントも無駄にならない

クレジットカードでお買い物をするほうがポイントがもらえるので、現金払いは嫌だという方は、銀行が発行しているブランドデビットカードを使ってみるというのもおすすめです。

なお、ブランドデビットカードを利用する場合、その銀行を生活費用の銀行としてひと月の生活費を使うのと同じ銀行にして、生活費を共有しましょう。

デビットカードで買い物をしたら、その分、今月引き出すことができる生活費も減るといった感覚になりますね。

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楽天銀行デビットカード

楽天銀行のデビットカードです。年会費無料でポイント還元率は1%で固定となっています。ポイントは使い勝手のよい楽天ポイントとなっています。

還元率が1%というのは一般的なクレジットカードと比較しても高めの水準です。

ポイント還元派の方にもおすすめのデビットカードとなります。

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GMOあおぞらネット銀行 デビット機能付きキャッシュカード

GMOあおぞらネット銀行のデビットカードとなります。現金主義の方にうれしい、ポイント還元ではない“キャッシュバック”が魅力的です。

キャッシュバック率は0.6%~1.5%となっています。GMOあおぞらネット銀行の利用状況(ステージ)で変わってきます。

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浪費問題、一人で改善できない時は専門家に相談という手も

こうした浪費について一人で改善できないという場合は専門家に相談することも一つの手段です。どうしても節約の計画を立てられない、お金が上手に使えないというのであれば、FP(フィナンシャルプランナー)などに相談しましょう。

また、そうした計画は立てることができても、ついつい買い物してしまうという、衝動買いが抑えられないという人もいます。

こういう方は場合によっては「買い物依存症」といったようにメンタル面でのカウンセリングや治療が効果的な場合もあります。

認知療法、認知行動療法といった分野がそうした治療を行っています。「日本臨床心理士会」などで専門医やお近くの病院を探すこともできます。

また、日本臨床心理士会では電話相談も受け付けているそうですので、一人で解決できないという方はこうした専門家を頼るという方法も存在するということを理解して行動してください。