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家計改善、節約に効果的な固定費の削減の方法とやり方

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家計における支出見直し、節約に効果的なものはやはり「固定費の削減」です。固定費というのは家賃や保険料のように、毎月固定的に支出される費用です。

この固定費は一度見直してしまえば、継続して節約効果が得られるというのが節約における大きな魅力です。

今回は家計節約術における「固定費の削減・見直し」のポイントや方法について、具体的な項目別にそのやり方を紹介していきます。

小さなひと手間でできるものもあれば、申し込みや行動が必要なものもあります。多少面倒でも一度やってしまえばあとは効果がずっと続くわけなので、家計改善や節約のため、最優先で取り組みましょう。

なぜ固定費の節約は効果的なの?

固定費節約・削減が効果的な理由は「固定費が毎月固定的に支出されるから」です。

たとえば、食費(変動費)を節約しようという場合、節約効果を継続するには毎月節約を続ける必要があります。食費を20%減らすって結構大変ですよね。

一方で、固定費として代表的な存在である家賃を考えましょう。 これまで月に10万円の家賃のマンションに住んでいたのを、8万円のマンションに引越しをした場合、それからは何もしなくても節約前と比較して毎月2万円が自動的に節約されることになるわけです。

このように、毎月の変動費と比較して固定費の節約は「できてしまえば効果的」です。 家計の見直しを検討しているのであれば、食費や電気代などの「変動費」よりもまずは「固定費」の見直しから進めていくことをおすすめします (もちろん、変動費の節約も大切ですけど、優先順位的にという意味です)。

 

家賃の見直し・削減

毎月の固定費見直しの最たるものが「家賃見直し」です。一般的に家賃(住居費)は手取り収入の30%程度が目安といわれています。これ以上高くなると、家計を大きく圧迫することになります。 では、どのようにして家賃の見直しを図れるでしょうか?

  1. 大家さん(管理会社)と家賃交渉(引き下げ交渉)をする
  2. より賃料が安いマンション・アパートへ引っ越す

この二つが挙げられるでしょう。手順としては、まずは家賃交渉を行い、家賃を下げてくれないなら出ていく(別のもっと家賃の低いところに引っ越しをする)という流れになるでしょう。

 

大家さん(管理会社)と家賃交渉をする

引越しには引越し代などの費用のほかにも、新たな家を契約する際にかかる仲介手数料や敷金、礼金などの費用もかかってしまいます。1万円程度の家賃節約をしても引っ越しにかかった費用を埋めるには相応の時間がかかってしまいます。

一方で、今すぐできるのは大家さん(住宅管理会社)との間で家賃引き下げの交渉をするというものです。もちろん100%受け入れられるというわけではありませんが、場合によっては引き下げが可能なケースもあります。 特に同じ家に何年も住んでいるような場合には交渉の余地は高まります。

なぜなら、一般的に賃貸住宅の場合「家賃は下がり続けるもの」だからです。築5年のマンションと築10年のマンションがあったら同じ条件なら築5年の新しいマンションがいいですよね?

このように、築年数が経過すると同じ条件では、お客さん(入居者)を集めることは難しくなります。もしかしたら、月8万円で借りているマンションは、月7万円で募集されているかもしれません。 そういうケースでは大家さん側からの家賃値下げを引き出しやすくなります。

タイミングとしては更新時期など、結果次第では引っ越せるというようなタイミングが入居者側からすればベストだと思います。最近はネットで自分のマンションの賃貸状況(募集状況)などが見れる場合もあるので、ぜひ調べてみましょう。

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より賃料が安いマンション・アパートへ引っ越す

家賃交渉に失敗した場合、あるいはそうした交渉は苦手という方で、家賃を減らしたいのであれば、より家賃の安いマンションやアパートへの引っ越しが次善の策となります。

引越をする際は閑散期といわれる時期を選ぶようにしましょう。不動産会社(仲介業者)も余裕があり物件紹介をしやすいですし、大家さんとして閑散期であれば家賃交渉に応じてもらいやすいです。最近は引越しの繁忙期は「引越し難民」という言葉ができるくらい、厳しい状況があったりします。

より安いマンションやアパートへの引っ越しを考える場合は時期を考えましょう。

 

住宅ローンの見直し・削減

賃貸ではなく、マイホームをお持ちの場合は「住宅ローン」の見直しも効果的です。 住宅ローンの場合、「借り換えローン」の利用ができないかどうかを検討してみましょう。

借り換えローンというのは、現在の住宅ローンから別の金利が安い住宅ローンへと切り替えをするというものです。

直近は住宅ローン競争が激化しており、ローン金利もかなり下がっています。借りたときと比べて金利が0.5%~1%以上下がるようなら借り換えをすることで毎月の返済額(固定費)を大きく削減できる場合があります。

基本的に「住宅ローンの残り期間が長いほど」「借りている金利が高いほど」借り換えにる節約効果は大きくなります。場合によっては数万円単位で月々の返済額が変わるケースもありますので、高い金利でローンを組んでいる方はぜひ借り換えもご検討ください。

2016年1月以降は日銀による「マイナス金利」の導入で住宅ローン金利はさらに低下しています。借り換えによる金利削減のメリットはさらに大きくなっているといえるでしょう。参考:借り換えローン比較ランキング

なお、現在住宅ローンを組んでいる銀行との関係次第なところもありますが、あえて借り換えをするよりも現在の住宅ローン金利の引き下げ交渉という手もあります。

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自動車関連費用の見直し・削減

自動車関連費用は固定費の中でもかなり大きな額を占めます。

購入費用はもちろんですが、マイカーローンを組んでいる場合はその返済額、ガソリン代、駐車場代、自動車保険料(任意保険料)、自動車税、車検費用など数え上げると非常に多くの支出項目があります。 この中での節約としては、まずはマイカーを手放すという選択肢はないか?という点でしょう。

自動車を所有しないという選択肢も有効

自動車がどうしても必要という場合でも「レンタカー」やそれよりも頻度が高いというケースでも「カーシェアリング」という方法もあります。

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いずれも、自動車の利用数がそこまで多くないというのであれば、利用することで月々の費用を大きく節約することが可能です。車が大好きで所有することに意味があるという方ももちろんいらっしゃると思います。

その一方で、毎日自動車に乗っているというのであれば別ですが、そうでないなら「使っていない時間は自動車を遊ばせている」ということです。自動車の維持には駐車場代や税金のように「使っていても使わなくてもかかるお金」が存在します。

カーシェアリングのように複数の人で共有することでこうした無駄なコストを削減することができるのです。

自動車保険は毎年見直しをしよう

このほかの見直しポイントとしては「自動車保険」が挙げられるでしょうか。自動車保険は同じ保障をセットする場合でも保険会社によって保険料が異なる場合があります。

基本的には年1回の更新となるでしょうが、私は毎年見積もりサイトなどを使って見直しています。 保険料の節約にもなりますし、見直しサイトを使うと金券などがプレゼントされるケースも多いので活用しています。

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年齢や状況によって去年まで安かった保険会社が今年は最安ではないということもあります。

 

生命保険・医療保険の見直し・削減

生命保険や医療保険などの保険料は、月々家庭によっては数万円単位で支払っているようなケースもあるかと思います。 「生命保険・医療保険は「損」をする金融商品」でも説明している通り、保険というのは期待値で考えるとマイナスとなる金融商品です。

保険の意義というものは「家計では対応できない規模のリスクに対して備える」という意味でのみ価値があるわけです。日本の家計では、比較的過剰ともいえる生命保険・医療保険に加入しているケースがみられるようです。

預貯金が一定以上あるのであれば医療保険は不要?

ある一定以上の預貯金があるのでしたら、生命保険(死亡保険)はともかく、医療保険については必要性が低下していきます。

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上記の生活防衛資金の記事でも紹介していますが、生活費2年分くらいの貯金ができているのであれば、医療保険の必要性はかなり低下しているはずです。

ライフステージ別に保険は随時見直しをする

特にライフステージ別に保険の見直しは重要です。死亡保険も基本的には子供たちの成長とともに必要金額は小さくなっていきます。子どもが大学を卒業して社会人になるなどしたら死亡保険は減額していきましょう。

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最近では保険ショップなど保険内容を相談できるショップも増えています。こうしたところを活用してみてもいいですね。

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そのほかの固定費の見直しについて

上記で紹介した「家賃」「自動車関連」「保険関連」以外にも様々な固定費があるかと思います。そんな固定費の見直し方法や節約のコツを紹介します。
ちなみに、見直すときは「金額が大きなものから」見直す方がより効率的です。

習い事・教室など

習い事や教室などの教育関連費用も固定費用化していることが多いです。毎月のスクール代・月謝など。当然将来のため、子供のために必要なものもたくさんあるかと思いますが、サボりがちになっていたり、惰性で通っているようなケースなど、本当にそれが必要なのか?継続したいのか?と考えて見直しを図っても良いですよね。

年会費や月会費のかかるクレジットカードやサービスなど

このほかにも、毎年数千円の費用がかかっているクレジットカードの年会費、携帯電話などの有料サービスも見直してみましょう。 中にはほとんど使っていないものもあるのではないでしょうか?少額だからと放置しないで使わないサービスはしっかり見直しましょう。

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定額利用サービスなど

最近増えているのが定額制の使い放題サービス。動画や音楽、雑誌などを月額固定料金で使い放題というものです。便利な反面で毎月数百円~数千円程度のコストがかかるもので立派な固定費です。

参考:雑誌の定額購読サービスの比較とメリット、デメリット
参考:定額音楽配信サービスを徹底比較、メリット、デメリットの紹介

また、新聞も代表的ですね。新聞は月に4000円~5000円ほどかかりますので、新聞をやめるという選択をすれば大きく節約できます。

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それぞれ便利なサービスだったり情報源だったりするので、必ずしも解約が正解ではありませんが、あまり活用できていないのであれば解約しましょう。

通信費の見直し・削減(スマホ、インターネット)

通信費についても家計に占める割合は大きくなっています。 特にガラケーからスマートフォンに移行が進んだことで携帯電話の通信費用も上昇しているようです。

一方で通信契約も多様化しています。従来型のドコモやau、ソフトバンクといった大手キャリア以外に、より格安な料金で利用できるMVNO(格安sim)の登場なども大きいですね。

参考:携帯・スマホのMVNOって何?MVNOと格安SIMの活用方法のまとめ
参考:おすすめ格安スマホを徹底比較。自分に合った格安スマホを探そう

とはいえ、2021年4月以降はドコモのahamoなど大手キャリアのスマホ料金も安くなってきました。ある程度のことは自分でやるとう必要はありますが、これまでよりは大幅に携帯料金を下げることができるはずで鵜s。

また、インターネット契約についても携帯電話とセットにすることでより割引を受けられたりするケースもあります。また、ネット回線はあえて固定回線を引かずにスマホ(+テザリング)で代替するという手段もアリかもしれません。

 

面倒かもしれないけど一歩を踏み出そう

固定費の削減は一度実施すれば効果は長期的に継続します。

見直しは面倒かもしれませんが、ぜひ一度、無駄な固定費が無いかどうか見直してみてください。 毎月500円の固定費節約でも、1年間で6000円の節約です。

こうした取り組みを実際に行うのは面倒と思われるかもしれません。

現状維持バイアスというものがあります。これは人は現在の状況から大きく変えたいと思わないというバイアス(偏り、心理的傾向)です。行動経済学という分野で研究されている内容です。

今回紹介したような固定費の削減をしようとすると、あなたの中の現状維持バイアスがかかり、今のままでいいんじゃないの?という気持ちが出てくるかと思います。

そういう時は、実際に固定費削減をすることでどのくらいの経済効果が出るのかを検証し、それを1年、2年と継続することでどのくらいの金額になるのかを一度試算してみることをお勧めします。

数値化することによってそれをする意味が見えてくるはずです。

以上、家計の見直しに効果的なのは固定費の削減!というお話でした。

ABOUT ME
ふかちゃん
マネーライフハックの編集長 兼 管理人です。節約やマネー術などについての情報発信を2004年から続けています。
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