貯金を増やしたい、資産を作りたい、お金持ちになりたい。このように常日頃から考えている方も多いのではないでしょうか。もちろん私も増やしたいです。そんな貯金の増やし方は突き詰めて考えると、たった3つの方法しかありません。
それは「収入を増やす」「生活費を切り詰める」「運用する」の3種類です。
これら3つの方法の内、どれが有効になるかはその人それぞれで変わってきます。今回は貯金を増やす3つの方法とどの方法を優先するべきか?というタイプ別の貯金方法を紹介していきたいと思います。
貯金を増やしお金持ちになる3つの方法
親がお金持ちや資産家ではない、スポーツや芸術などの特別な才能がない、夫(妻)がお金持ちではない、ギャンブルはしたくない。そんな私も含む普通の人がお金持ちになる方法にはどのような手段があるのでしょうか?
お金持ちになる方法は前述の通り、下記の3パターンがあります。
- 収入を増やす
- 生活費(支出)を減らす
- 運用して増やす(殖やす)
このサイクルをグルグル回していくことが黄金のパターンだといえます。
1~3のどの部分に力を入れるのかはその人が置かれている状況やライフステージによっても変わってきます。
このうち、どれを優先するべきか?というのはその人それぞれがおかれている状況によって変わってきます。
10代、20代、30代なら今と将来の収入を増やすことに全力を傾ける
まず、若いうちであれば基本的には「収入を増やすこと」を第一に考えるべきです。
普通の人という枠組みを作るのは少しおかしいですが、学校を卒業して会社に就職するなどして働くという人生を考えるとすると、その人が持っている最大の資産は「あなた自身の労働力によって得られる対価」です。
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上記の記事でも挙げていますが、働くことによって得られるお金は、一般的なサラリーマンで生涯2億円以上とも言われます。
この2億円という数字は将来にわたって得られるお金ですが、仮に20歳のあなたがいるとした場合、それを現在の価値にする方法があります。
「現在割引価値」といって利子率で割ってやるとよいわけです。結果は金利を何%に設定するかによって変わりますが、それでも2000万~3000万円ほどはあるはずです。
もしも、あなたが20代、30代でこれだけの金融資産(現金)を持っていないのであれば、あなたが今もっているもっとも大きな価値は「労働力」だということになります。
これを増やすにはどうしたらいいか?
- 給料を高くする
- 長く働けるようにする
この二つです。
学生であれば、よりよい就職ができるように資格取得やスキルを磨く。すでに働いている場合でも今の会社でより評価されるように、あるいは転職価値を高めるようにスキルアップするというのは有効な手段です。
もう一つは長く働くことですね。「老後」といいますが、60歳、65歳で定年して終わりというのではなく、自分で仕事ができるだけの経験やスキルを積めば、70歳、80歳になっても働くことで収入を得ることができます。
副業をするというのは全世代にわたって有効な手段
この二点を同時に満たせるのは「サラリーマン以外の収入減を作る(副業をする)」ということです。今ではインターネットなどを活用して副業をするのも簡単になってきています。
副業を頑張って、本業は置いてけぼりでいいとは言いません。おそらく多くの方にとっては本業がもっとも時間をかけている部分でしょうし、成長のエンジンでもあるはずです。
その本業を頑張りつつも、第2の収入減、会社から独立した収入減としての副業を持つことは大きな価値があります。
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生活費(支出)を減らす。収入が増えても支出が増えたら意味がない
収入を増やした後に考えたいことが「支出を減らす・抑えること」です。
年収1000万円あれば貯金できるんだけどなー。
みたいな想像をする方もいらっしゃるかもしれませんが、たとえ年収が1000万円あっても、それに応じて支出を増やしてしまえば、いくら稼いでも貯金は増えません。お金持ちになれないわけです。
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年収1000万円ほど稼ぐと税金の負担などが大きくなるだけでなく、それに見合った消費(浪費)をすることで結局お金が残らないわけです。
年収1000万円世帯でも貯金ゼロは15%という事実
その裏付けともいえるのが、金融広報中央委員会が行っている「家計の金融行動に関する世論調査」。
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上記の記事でも紹介していますが年収1000万円以上、1200万円未満の世帯の15.7%は金融資産ゼロと回答しています。
ちなみに、こうしたことは昔から言われており「パーキンソンの法則(支出は限りなく収入に近づく)」とも言われています。
結局のところ、いくら稼いだとしても、そのままだと支出が増えて生き続けるので、支出を抑える努力が必要だということになります。
いろいろな節約術がある
節約の方法、手段については当ブログでもいろいろと取り上げておりますので、以下の記事なども参考にされてください。
[bloglink url=”https://money-lifehack.com/savings/2181″]
[bloglink url=”https://money-lifehack.com/savings/738″]
一番に効果的なのは「固定費」を節約することですね。毎月かかる費用の中で無駄なものを削る、減らすことができれば、その分だけ確実に家計収支はプラスになります。
収入が少ないなら節約術にも限界がある
失礼な話と思われるかもしれませんが、現在の収入があまり多くないというのであれば、節約術の効果は薄いです。
月収が20万円の人がいくら生活費を切り詰めたとしても、支出を5万円削るのはかなり苦労するはずです。
そういうケースでは、節約術に時間を費やすくらいなら、追加で働く(賃金を得る)ほうが効果的です。
仮に、仕事が休みの土日に仮に5000円分のアルバイトをしたとすれば月に約4万2千円の収入を追加で得ることができます。
支出を切り詰めるよりは、収入を増やす方が楽な場合もあります。
資産の運用に本気を出すのは資産がある程度できてから
資産を運用するという項目はお金持ちになるには必須の項目である一方で、本気で力を入れるのはある程度資産ができてからです。
毎月、少しずつ積立投資をしながら貯めていくというのは重要ですが、少額の投資の利回りを向上させても影響は大きくありません。
たとえば10万円を運用したとして、年利5%で運用できたとしても5000円、それを相当時間を費やして年利8%にしたとしても1年で得られる利益は3000円のプラスにすぎません。
これが1000万円なら同じ3%の利回り向上で30万円の差が生まれるわけです。投資(資産運用)はある程度の元金(元手)がなければ、力を発揮できません。
資産運用(投資)を考えるのであればまずは100万円の運用資産を目安にしていきましょう。
[bloglink url=”https://money-lifehack.com/asset-management/14965″]
当面の資産運用はほったらかし投資を中心に
だからといって投資はしなくていいというわけではありません。
たとえ毎月1万円の積立投資であったとしても、若い時からの投資は時間が味方になってくれます。複利効果といいますが、利息が利息を生むことになるため20年、30年といった長期投資においては極めて有効です。
[bloglink url=”https://money-lifehack.com/asset-management/5003″]
その一方であまり時間をかけたくないというのであれば、バランス型の投資信託へのインデックス投資などが向いていると思います。
最近ではロボアド(ロボットアドバイザー)といって資産運用を効率的かつあなたのリスクレベルに応じて運用提案をしてくれるサービスもあります。こうした運用なら、ほぼほったらかしで投資ができるので、空いた時間を使って収入を増やすことに使うことができます。
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税効果も考えた投資をしよう
また、こうした投資を考えるときには「税効果」も考えましょう。
具体的には税金を払わないで済む、あるいは繰延(くりのべ)するという方法を取ることによって、運用効率を上げることができます。
代表的なものとして個人型確定拠出年金(iDeCo)があります。
老後資金限定となりますが、掛け金の全額所得控除+運用益非課税となることで、資産運用の効率を大幅にアップできます。
[bloglink url=”https://money-lifehack.com/asset-management/1348″]
また、NISA(小額投資非課税制度)も有効です。2018年からは「つみたてNISA」もスタートするのでこうした制度も上手に使って投資をしていきましょう。
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まとめ。収入を増やし、支出を減らし、そして運用する
資産家や地主でもない、私を含めた普通の人が一代でお金持ちになるには
- 給料などのフローの収入を増やす
- 支出をセーブして貯金を殖やす
- 増やした貯金を運用で殖やす
というサイクルを回していくのが基本中の基本です。
もちろん、FXや信用取引などを使って一発勝負を打つといったような方法でお金持ちになれる人もいます。ただし、それは大抵のケースでよほど運がよかったか、あるいは天才的な才能があるかのどちらかです。
そうした投資(投機)は相当なリスクを負うことになります。ちなみに、普通の投資で借金を背負うことはありませんが、ハイリスク投資(ハイレバレッジ投資)の場合は借金を背負うこともあります。
[bloglink url=”https://money-lifehack.com/asset-management/2897″]
他にも、お金持ちになる方法として宝くじで1億当てるってのもいいかもしれませんが、確率的には事故で死ぬより確率は低いわけです。夢を買うレベルならともかく、本気で宝くじでお金持ちになるというのは現実的ではないです。
[bloglink url=”https://money-lifehack.com/education/3529″]
となると、ここまで書いたように、普通の人がお金持ちになるためのコツというのはやはり基本通りにやることです。
- 収入を増やす、複数持つ
- 増えた収入に応じて支出を増やさない
- 税制を有効に活用しながら投資を積み上げる
いかがでしょうか。ここまで、「貯金を増やす」「お金持ちになる」という目的を達成するために最も効率的な方法について、それぞれのタイプ別に紹介してきました。自分自身にあった方法を選んでください。
以上、貯金を増やすたった3つの方法と最も効果的な手段をまとめました。