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子ども名義の預金口座の作り方と注意点、銀行選びのポイント

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子ども名義の預金口座を作ろうと考えているパパ、ママに向けた記事です。

子どもの将来の学費のため、あるいは親戚などからもらったお祝いのお金やお年玉などのお金を管理するため、子どもが自分自身でお金を管理するため、目的はいろいろでしょうが、銀行に口座を作るときの注意点や銀行を選ぶポイント、コツを紹介します。

子どもの預金口座を作るときは“目的”を考えておこう

まず、銀行に子どもの預金口座を作るのであれば、なぜ口座を作るのか?そしてその口座をどのように使うのか?を考えておきましょう。

目的についてはいろいろあると思います。

  1. 子ども自身に自分のお金を管理させるため
  2. 親族や親戚などからもらったお年玉やお祝い金などを貯めておくため
  3. 子どもの将来の学費等のために親が子の名義で貯金をする

もっといろいろな個別事情の目的があるかもしれませんが、大きく分類するとこんなところでしょうか。大切なのは、それぞれの口座を混同しないことです。複数の目的で預金口座を作りたいのであれば、銀行を分けるなどして複数の預金口座を持って分別して管理するべきです。

 

目的別の預金口座と通帳・キャッシュカードの管理、注意点

預金口座を作る目的別にだれの名義にするべきか、通帳やキャッシュカードは誰が管理するのか、口座作成後の注意点をまとめました。

預金口座の目的 口座名義 通帳・カード管理 注意点
小遣い管理 子ども 子ども 不自然な利用がないかを時々チェックして確認する必要がある
貰ったお祝い等の管理 子ども 子どもから“搾取”しないようにきをつけよう
親が子供のために積立 子ども・親 子の名義で親がお金を積み立てる場合、金額が大きいと贈与税がかかることがある

 

小遣いの管理目的の銀行口座

まず、子どもの小遣い管理の場合、特に小学校低学年くらいまでは、銀行口座は無くてもいいかもしれません。貯金箱+お小遣い帳で十分に管理できるからです。ATMだと数百円単位の入出金はできないので、数千円単位で貯金をして、欲しいゲームソフトやおもちゃ、あるいは洋服などを買いたいという時期になってからですね。

将来のマネー教育もかねて子どもが自分で管理するのがいいと思います。

 

もらったお祝いの等の管理をする銀行口座

お年玉やお誕生祝、進学祝い、卒業祝いなどの名目で子どもが家族、親戚からまとまったお金をもらうこともあると思います。そうした祝い金は、全額子どもに管理させるのも一つですが、身の丈に合わない金額であるケースが少なくないので親が管理するべきでしょう。

でも、黙って生活費に充当したりするのはやめておきましょうね。子どもは覚えているものですよ(体験談)

 

親が子供のために積立をする銀行口座

最後は、自分の子どもの将来(大学進学資金、結婚資金)のために親が子供の代わりに積立をしていくというタイプの口座です。

こちらは必ずしも子ども名義である必要はないです。親自身の名義で別口座を作って管理すればよいだけです。子どもの名義だと、金額によっては贈与税(年110万円以上)が発生する可能性があります。まとまったお金を動かすのはやめておきましょう。

また、最近は本人確認が厳しくなっており、子の名義で貯めたお金を出金する際、本人出ないとダメと言われてしまうリスクもあります。特に子が成人しているとトラブルになりやすいです。

一方で、あなたが資産家であるような場合は、暦年贈与(年110万円以下)を行うことで相続財産を減らす相続対策を行うことはできます。この対策なら子名義がいいということになりますね。ただ、こうしたケース(親が口座を管理)の場合、名義預金とみなされる恐れもあるので、以下のような専門サービスを利用するか、専門家(税理士)にご相談ください。

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子供の預金口座にお勧めしたい銀行の選び方

続いては、目的別に預金口座を作る際におすすめしたい銀行のタイプです。銀行と一口に言っても、都市銀行、地方銀行、ゆうちょ銀行、ネット銀行のようにいろいろな種類があり、それぞれに特徴があります。

子どもの銀行口座であっても目的別に選びましょう。

 

子ども自身に銀行預金を管理させる場合

  • 支店(店舗)が近くにある
  • 通帳を発行してくれる

この二つの条件は満たしたほうがいいです。子供の将来のマネー教育も考えると銀行という金融機関がどんなところで、どういう風に使うのかを知っておくのは社会勉強になるかです。ネット銀行は便利ですが、子ども自身に銀行口座を管理させるなら従来型がいいでしょう。

首都圏にお住まいの方や転勤が多い方なら都市銀行がよいでしょうし、地方にお住まいの方ならそれぞれの地域の地方銀行がよいでしょう。

オールラウダ―ならゆうちょ銀行ですかね。

なお、中学生以上の子なら、親が代わりに作るのではなく、ぜひ自分自身で口座開設の手続きをさせてみましょう。

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親が管理する預金口座ならネット銀行がやっぱり便利でお得

ご両親が子ども名義の預金口座を管理するのであればネット銀行(ネットバンク)がやっぱり便利だしお得です。今は雀の涙ほどとは言っても金利水準も都市銀行や地方銀行よりは高いです。

参考:

スマートフォンアプリやパソコンを使ったオンラインバンキングサービスでも状況を確認できるので手間も小さくできます。ネット銀行の中には証券会社(ネット証券)と連携する銀行もあります。

銀行預金では殖やすのは難しいですが、子ども向けには“ジュニアNISA”などの子ども向けの資産運用の非課税措置もありますので、一部を運用するというのも一つの手といえるでしょう。

銀行 連携証券会社 銀行の特徴と未成年口座対応
楽天銀行 楽天証券 楽天証券と預金口座を連携可能。連携すると普通預金金利がなんと5倍(0.1%)にアップし、都銀の100倍水準に。ジュニアNISAにももちろん対応。
住信SBIネット銀行 SBI証券 楽天証券同様に楽天銀行-楽天証券の連携ありも、普通預金の金利特典は薄い。

おすすめは楽天銀行ですかね。ジュニアNISAなどで投資もできますし、投資を仮にしないつもりでも楽天証券と連携さえしておけば、普通預金金利が5倍にもなる特典があります。

住信SBIネット銀行は「自動出金」「自動入金」などの資金決済系のサービスが強いです。一定の条件を満たせば振込手数料が無料にできるのもいいですね。

>>楽天銀行公式ホームページ

>>住信SBIネット銀行公式ホームページ

 

子どものための預金口座作成を夫婦のマネープランを考える機会に

子どものための預金口座を作ろうと考えるのはきっと、子どもの将来とお金について考えたタイミングではないでしょうか。

そうしたタイミングだからこそ、せっかくの機会なので、ご家族の今後のマネープラン、人生計画を考える一つのいい機会にしてもらえればいいなと思います。

以下の記事なども参考になるかもしれません。

[bloglink url=”https://money-lifehack.com/education/1250″]

 

以上、子ども名義の預金口座の作り方と注意点、銀行選びのポイントについてまとめてみました。