ソニー銀行から年会費無料のVISAデビットカードであるソニーバンクWALLET(ソニーバンクウォレット)が新しく登場しました。
最近色々な銀行からブランドデビットカード(クレジットカードの決済網を利用したデビットカード)が登場していますが、ソニー銀行も新しくサービスを開始しました。他行と異なり、同行自慢?の外貨預金との連動性が重視されたユニークなデビットカードとなっています。
ソニー銀行のキャッシュカード付きデビットカード
ソニーバンクWALLET(ソニーバンクウォレット)はソニー銀行に口座を開設したら作ることができるキャッシュカード兼ブランドデビットカードです。発行手数料、年会費は無料です。15歳以上なら未成年の方でも作ることができます。審査もありません。
ブランドデビットカードというのは、銀行に預けている普通預金残高の範囲内でクレジットカードの決済システムを利用して加盟店(VISA)でクレジットカードと同じように支払いができるカードです。
つまり、ソニーバンクWALLET(ソニーバンクウォレット)はソニー銀行に預けてる預金の範囲内でお買い物ができるカードということになります。
クレジットカードとの詳しい違いを知りたい方は下記記事もご覧ください。
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外貨預金に残高があれば、デビットカードで外貨決済が可能
これが一番の特徴と言えるでしょう。
ソニーバンクWALLETの場合は外貨預金が可能な全通貨となっているので、米ドルはもちろん、ユーロや中国人民元などもデビットカードで外貨決済できるようになっています。
対応通貨
・米ドル:8銭~15銭
・ユーロ:8銭~15銭
・オーストラリアドル:30銭~45銭
・ニュージーランドドル:30銭~45銭
・カナダドル:30銭~45銭
・イギリスポンド:30銭~45銭
・スイスフラン:30銭~45銭
・香港ドル:6銭~9銭
・ブラジルレアル:60銭~90銭
・人民元:15銭~30銭
・南アフリカランド:8銭~20銭
・スウェーデンクローナ:6銭~9銭
外貨預金の為替手数料は片道当たり手数料(2020年5月27日調査)となっています。実際に利用するかどうかは別として外貨決済機能としてはかなり充実していると言えるでしょう。
海外での外貨決済がお得
決済手数料は無料なので、コストとして必要なのは外貨預金預入時の為替手数料くらいです。ソニー銀行の米ドルの為替手数料は標準で片道15銭です。1ドル108円とすると手数料率は0.13%程度となります。
一方でクレジットカードの為替手数料を見ていきましょう。
- JCBカード:1.6%
- 楽天カード(JCB):1.6%
- イオンカード:1.6%
- 楽天カード(VISA,Mastercard):1.63%
- エポスカード:1.63%
- アプラス・ラグジュアリーカード:1.63%
- アメリカンエキスプレス:2.0%
- 三井住友カード:2.2%
- 三菱UFJニコス:2.2%
といったようにソニー銀行の為替手数料と比較してかなりお高めです。
クレジットカードで外貨決済をするときは利用額の1.6%~2.0%くらいの決済手数料がかかるので為替決済のコスト面でに優れている。といえるでしょう。
後述する、ソニー銀行の優遇プログラムであるClub Sのステージがアップすれば外貨預金の為替手数料も安くなる上、海外ATMの利用手数料(外貨現金の引き出し)の手数料も回数制限付きで無料になります。
なお、私は「外貨預金を絶対におすすめできない3つの理由」でも書いている通り、基本的には外貨預金という金融商品はコストが高すぎて懐疑的ですが、こうしたプラスαの機能性も含めて考えることができるのであればある程度は評価できると思います。
なお、海外旅行などで外貨両替にかかる費用などは「海外旅行・海外出張の外貨両替レート手数料を徹底比較」のページでも詳しく比較しているのでこちらもぜひご一読下さい。
もちろん、クレジットカードにもメリットがある
その一方で、海外でのショッピングではクレジットカードによる決済の方がメリットがある場合もあります。
- ショッピング保険(買い物保険)が付帯する
- 海外旅行傷害保険が付帯する
- 海外トラブル時の専用ダイアル等の存在
などが挙げられます。海外で買った商品に万が一の事故があった場合のショッピング保険や海外旅行時の様々な補償が受けられる海外旅行傷害保険がセットされるといった特典があります。
また、たとえばクレジットカードの中には海外トラブル時などに電話でサポートしてくれるようなサービスもあります。
こうした付加価値がクレジットカードの大きなメリットです。デビットカードも進化していますが、だからといって海外旅行全般で見ればクレジットカード不要論とはなりません。
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国内でドル建て(外貨建て)の決済をするならかなり強い
そう考えるとSony Bank Walletの外貨決済については、日本国内でドル建ての決済をするという方にとってはかなり強みとなるサービスです。特に最近では海外系のサービスをドル建てで利用してる方も少なくないと思います。
・海外ECサイトでのショッピング
・外資系ホテルのポイント購入
・DVC(ディズニーバケーションクラブ)などの年会費
といったようにドル建て決済をするサービスを利用しているのであれば、同行の決済サービスは相当魅力的になるはずです。
仮に500ドルの決済をしたとしましょう。その時のコスト(手数料)の差は以下のようになります(1ドル=108円)。
- ソニーバンクウォレット:75円
- JCBカード:864円
この差をたったそれだけ?と思うかどうかは人それぞれですし決済金額や回数によっても変わってくるでしょう。海外で高額の決済をするならかなり魅力的であることは間違いありません。
国内ショッピングでもポイントが貯まる
また、国内での決済(円決済)においては利用額の0.5%~2.0%がキャッシュバックされるようになっています。
国内では楽天銀行JCBデビットカードの1%還元が今のところ最高水準でしたが、ソニーバンクウォレットは0.5%~2.0%と幅はあるものの最高2%もの還元率を誇ります。
ただし、1.5%、2.0%の還元率を得られるステージを獲得するのはちょっと難しいです。
- ステージなし:0.5%
- シルバーステージ:1.0%
- ゴールドステージ:1.5%
- プラチナステージ:2.0%
となっています。なお、それぞれのステージの条件は下記の通りとなっています。
それぞれ、多少きびしい条件となっているようですね。
シルバーステージ以下であれば、ごく一般的なポイント還元率が高いクレジットカードと変わりありません。ソニー銀行で外貨預金をバリバリ利用してステージが高い方にはメリットがありますが、そうでない方にとっては厳しいと思います。
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以上、ソニー銀行からデビットカード「ソニーバンクWALLET(ソニーバンクウォレット」が登場。外貨決済機能に強みでポイント還元率も高いというお話でした。
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