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楽天プレミアムカードのメリットと切り替える損益分岐点

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楽天カードは通常の「一般カード」に加えて「楽天ゴールドカード」「楽天プレミアムカード」「楽天ブラックカード」という上位カードが3種類あります。

2022年現在ではほぼメリットが消失した楽天ゴールドカードをは別にして、楽天プレミアムカードは年会費11,000円(税込)必要となりますが、通常カードと比較してポイント還元が大きくアップするという特典があります。

ざっくりですが、楽天市場でのお買い物を毎月4~5万円くらいしているのであれば年会費を考慮したとしても楽天プレミアムカードに切り替えをする方がメリットがあります。今回はそんな楽天プレミアムカードのメリットを楽天カード(一般カード)と比較する形で検証していたいと思います。

楽天プレミアムカードの特徴・基本スペック

  • 年会費:11,000円(税込)
  • 申込条件:20歳以上の安定収入のある方
  • カードブランド:VISA、Mastercard、JCB、AmericanExpress
  • 付帯保険
    • 海外:最高5000万円(一部、自動付帯)
    • 国内:最高5000万円
    • ショッピング:最高300万円
  • ポイント還元:1%(楽天ポイント)
  • 空港ラウンジ特典:国内ゴールドカードラウンジ / プライオリティパス
  • 選べる優待コース:「楽天市場」「トラベル」「エンタメ」から選択

一般的な「ゴールドカード」と同じよな年会費水準となっていますね。

より分かりやすいように今回の楽天プレミアムカードを含めた、各種楽天カードのスペックを比較していきたいと思います。

他のグレードの楽天カードとの比較

楽天カード 楽天ゴールドカード 楽天プレミアムカード 楽天ブラックカード
年会費 無料 2,200円 11,000円 33,000円
カードブランド VISA、Master、JCB、AMEX VISA、Master、JCB、AMEX VISA、Master、JCB、AMEX Master、JCB
ポイント還元率 1.0% 1.0% 1.0% 1.0%
楽天市場ポイント還元率
(SPU特典)
+1% +1% +1% +1%
選べるコース × × 楽天市場コース選択で+1% 楽天市場コース選択で+1%
誕生月ポイント × × +1% +1%
空港ラウンジ利用 × 〇(国内28+海外2)
※年2回まで
〇(国内28+海外2) 〇(国内28+海外2)
プライオリティパス × × 〇(同伴者2名無料)
国内旅行傷害保険 なし なし 最高5000万円(自動付帯) 最高5000万円(自動付帯)
海外旅行傷害保険 最高2000万円 最高5000万円 最高5000万円(自動付帯) 最高1億円(自動付帯)
ショッピング保険 なし なし 300万円 300万円
コンシェルジュサービス × × ×

と、このようになっています。最大の違いといえるのが「SPU」によるポイントアップですね。

SPUによるポイント還元差はなくなった

SPUというのは「スーパーポイントアッププログラム」の略で、楽天市場が提供している常時ポイントアップとなるエントリー不要のキャンペーンです。

楽天市場のスーパーポイントアッププログラム(SPU)の攻略方法と注意点2016年1月から楽天市場がYahoo!ショッピングのポイント5倍などのキャンペーンに対抗して始めたポイントキャンペーンが「スーパーポイ...

かつて楽天プレミアムカードは通常の楽天カードと比較して+2%分のポイント特典の差がありましたが、こちらは現在なくなっています。SPUという意味での特典はないですね。

楽天市場コースを選択すれば+1%

また、上記以外にも楽天プレミアムカードには

  • 楽天市場コースで+1%(火曜日、木曜日)
  • 誕生日月は+1%

という特典もあります。楽天市場でのお買い物を火曜日、木曜日に限定すればポイント還元率はさらに+1%、お誕生日月ならさらに+1%となります。

この点も考えると楽天カード(一般カード)との切り替えメリットが生じる損益分岐点はさらに低くなりますね。

楽天プレミアムカードはプライオリティパスに入会できる

プライオリティパスは、海外の主要空港(国際線)にあるラウンジを無料で利用できる会員サービスです。通常は有料ですが、楽天カードプレミアム会員は無料で利用できます(プレステージ会員)。通常会費は399ドル(約4万円)なので、これだけで価値があるといえそうです。

空港のラウンジが使えるプライオリティパスの活用方法と利用の注意点 プライオリティパス(Priority Pass)とは世界最大の空港ラウンジ利用の有料会員サービスです。会員になることでプライオリ...

最近は飲食店舗なども増えてきましたので国内線利用でも特典を享受できる機会が増えてきました。

2025年1月からは年間のプライオリティパスの利用に制限が月、年5回までとなります。それでも3300円相当×5回=16500円相当の特典となるので、よく空港を使う人は年会費をペイできますね。

海外旅行傷害保険が手厚い

楽天プレミアムカードは海外旅行傷害保険(最高5000万円)が自動付帯となっています。付与される補償レベルとしては他社ゴールドカードとほぼ同等水準といえます。

  • 死亡保険金:最高5000万円
  • 後遺障害保険金:最高5000万円
  • 傷害治療保険金:最高300万円
  • 疾病治療保険金:最高300万円
  • 携行品損害保険:最高50万円(通年・免責3000円)
  • 救援者費用保険金:最高200万円

なお、海外旅行傷害保険は死亡・後遺障害を除いて積み増しが可能です。「年会費無料クレジットカードで海外旅行傷害保険の補償を積み上げる方法」などでも紹介した年会費無料のカードでも付帯する海外旅行傷害保険(自動付帯)と組み合わせるとさらに補償額がアップします。

最上級のブラックカードもある

ちなみに、冒頭でも比較対象にしていますが、楽天ブラックカードというカードも発行しています。

左の券面を見たいただくと、「JCB PLATINUM」と書かれており、JCBのプラチナカード相当ということになります。MasterCardもプラチナカード級のサービスが提供されます。

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年会費3万円(税別)ということで少しお高めですが、プライオリティパスが自分以外に2名無料というのは、アメックスプラチナ(同伴者1名無料)でも提供されていません。
コンシェルジュサービスや、グルメ1名無料といったようなプラチナカードならではのサービスももちろん提供されます。

かつては「インビテーション制」による申込でしたが現在は楽天プレミアムカード保有者が一定の条件を満たすことで申し込みができるようになっています。

楽天プレミアムカードは作るべき?

現在のところ、楽天市場をたくさん使っても年会費をペイすることはできなくなっています。

一方でプライオリティパス特典を使いたい人や最上位カードの楽天ブラックカードを作りたい人などは申し込みの価値があるでしょう。楽天一般カードをお持ちの方も切り替え(アップグレード)での特典があったりします。うまく活用しましょう。

楽天カード公式ホームページ

楽天プレミアムカード公式ホームページ

ABOUT ME
ふかちゃん
マネーライフハックの編集長 兼 管理人です。節約やマネー術などについての情報発信を2004年から続けています。
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