プラチナカードやブラックカードといったハイグレードのクレジットカードの多くには、「コンシェルジュサービス(コンシェルジュデスク)」という利用者の様々な要望に応えてくれるサービスが用意されています。

ただ、なんでもご用命くださいと言われても、どんなお願いをしていいのかよくわからないという方も多いのではないでしょうか?私も最初にプラチナカードを作ったときは1年くらい何も使いませんでした。でも、一度使ってみると意外といろいろな場面で圧倒的な時間短縮ができ、活用できることが分かりました。

今回はそんな風にコンシェルジュサービスを持て余している方向けに、カードのコンシェルジュサービスの具体的な使い方や活用事例、そしてコストパフォーマンスに優れたおすすめのクレジットカードを紹介していきます。

この記事でわかること

  • コンシェルジュサービスとは何か(料金や運営方式の違い)
  • コンシェルジュで「頼めること」「頼めないこと」
  • 失敗しない依頼テンプレートと上手に使うコツ
  • コンシェルジュサービス付きのおすすめクレジットカードと比較

コンシェルジュサービスとは?

一般的には「プラチナカード」以上のクレジットカードに対して、カード会員向けの特別な特典として用意されているのがコンシェルジュサービスです。

旅の手配や予約、ゴルフ場やレストランの予約、そのほか様々な相談をコンシェルジュサービスの専任スタッフが24時間365日、可能な限り対応してくれます。

※一部のゴールドカード(例:JCBゴールド ザ・プレミアムなど)で一定のサービスが利用できる例外ケースもありますが、基本的にはプラチナランク以上のカードに付帯するサービスと考えてよいでしょう。

利用料金は基本的に「無料」

コンシェルジュサービスの利用料金は無料です。クレジットカードの年会費にサービス料が含まれていると考えるのが妥当です。

依頼して調べて貰ったり、予約を代行してもらったりする手配料は無料ですが、その結果として商品の購入やホテルの宿泊代、レストランの飲食代金などが発生する場合は、当然ながらクレジットカードを使って支払いをする必要があります。

コンシェルジュの「運営方式」による違い

各カード会社が提供するコンシェルジュサービスには、大きく分けて「自社運営型」と「外部委託型」の2種類があり、サービスの質や対応方針に違いが出ることがあります。

  • 自社運営型(JCB、アメックス、ダイナースなど):自社でオペレーターを育成・管理しており、自社カードの特典に精通し、質の高いきめ細やかな対応が期待できます。
  • 外部委託型(Visaプラチナ系、三菱UFJプラチナなど):専門の外部コンシェルジュ企業(VPCCなど)に委託する方式です。幅広いネットワークを活用した標準的で手堅いサービスが提供されます。

コンシェルジュサービスで頼めること(活用事例)

コンシェルジュサービスは上手に利用すればとても便利です。お願いの内容がしっかりとしていれば多くのケースで的確に対応してくれます。具体的にどのような依頼ができるのか、代表的な事例を見ていきましょう。

レストラン予約と優待の活用

自分で調べるのが面倒な時や、接待・会食のセッティングにコンシェルジュを利用すると便利です。以下のような具体的なリクエストにも対応してくれます。

  • 来週○○エリアで10名が入れる個室付きの居酒屋を探してほしい。予算は飲み放題付で4000円。
  • 名店の○○の予約を2名で取ってほしい。

また、プラチナカード以上のクレジットカードでは飲食店での優待があり、コンシェルジュが優待対象のお店を提案してくれるケースもあります。代表的なものとして、2名以上で指定のレストランをコースで予約すると1名分が無料になるという優待があります。通常では予約を受け付けていないお店も、プラチナカードならカード会員向けに席を確保しているというような場合もあります。

クレジットカードのグルメ特典で2名以上で1名コース料理が無料になるサービスの紹介と比較一部のプラチナカード、ブラックカードなどの特典として用意されることがある、高級レストランや料亭などのコース料理を予約すると2名以上で1名...

ホテル・旅行・出張の手配

旅行先や出張先のように、そもそも土地勘やお店のことを知らない場合にはすごく重宝します。高級ホテルだけでなく、安いビジネスホテルの手配も可能です。

  • 〇月×日に渋谷駅の周辺でビジネスホテルを予約したい。予算は8000円。
  • 急な出張が決まったので、新幹線と駅周辺のホテルの同時手配をしてほしい。

また、旅行系の優待が適用されると、ホテル予約でお部屋をアップグレードしてくれたり、ウエルカムアメニティがもらえたり、チェックイン・チェックアウト時間を優遇してもらえる場合もあります。

子連れファミリーなど条件が細かい手配

子供がいる旅行などの場合は、ホテルや旅館の対応が子供の年齢によって細かく変わってきます。宿泊予約サイトでは子供の人数や年齢を入れた検索がしづらく、不便に感じている方も多いはずです。
こうした細かな条件に合った宿や飲食店を調べるのは大変ですが、コンシェルジュサービスを利用すれば、条件を満たした最適なプランを提案してくれます。

記念日・ギフトの手配や商品探索

ビジネスや旅行だけでなく、プライベートな贈り物や買い物サポートも得意分野です。

  • 妻の誕生日に××に宿泊するので、サプライズでプレゼントの花束を部屋に届けてほしい。
  • ○○という商品が欲しいが売り切れのお店が多い。在庫があって買えるお店を探してほしい。

海外トラブル対応・緊急サポート

日常的な予約代行だけでなく、海外旅行中の予期せぬトラブル時にも頼りになります。コレクトコールなどを利用すれば、世界中から日本語で無料サポートを受けられる点が大きなメリットです。

  • フライトが欠航になったので、至急代替便の手配をお願いしたい。
  • 海外でパスポートを紛失してしまったため、大使館への連絡手順などのサポートをしてほしい。
  • 海外で見かけた日本未発売の商品を購入・取り寄せ代行してほしい。

コンシェルジュサービスで頼めないこと(注意点)

ホテルやレストランの一部には、会員専用に枠を抑えていて融通が利くこともありますが、不可能なことでも可能にしてくれる魔法のサービスではありません。無理なものは無理です。

入手困難なチケットの手配

例えば、「人気アイドルの即日完売したプラチナチケットを手に入れてほしい」といった依頼は、コンシェルジュサービスを利用していても基本的には不可能です。一般に流通していないものや、抽選販売のみのものを裏ルートで手配することはできません。

カード利用と無関係な依頼や法的な相談

あくまでクレジットカードの付帯サービスであるため、クレジットカードでの決済を伴わない個人的な作業の代行(例:引越しの荷造りを手伝ってほしい、代わりに謝罪の電話をしてほしい等)や、専門資格が必要な相談(法律相談や医療相談など)は断られます。

コンシェルジュを上手に使うコツ

コンシェルジュに満足のいく対応をしてもらうためには、いくつかのコツがあります。

デジタルコンシェルジュ(アプリ・チャット)の活用

「電話をかける時間がない」「公共の場にいて話しづらい」という方に便利なのが、アプリやチャット経由での依頼です。
近年はテキストベースで依頼できるカードが増えています。

  • JCBプラチナ:MyJCBアプリからのテキスト依頼に対応。NFCタグを使った認証サービスにより、スムーズな問い合わせも可能です。
  • 三菱UFJカード・プラチナ:チャット形式でのリクエストに対応しています。

テキストであれば、移動中や会議の合間でも依頼を投げることができ、回答もテキストで確認できるため利便性が格段に上がります。

依頼内容は具体的に伝える(依頼テンプレート)

依頼内容が漠然としていると、コンシェルジュ側も漠然とした対応しかできません。たとえば、「旅行のプランを立ててほしい」というお願いでは、あなたの興味や好みが全く分かりません。

【良い依頼の例】
「○○に1泊2日で旅行に行きたい。自宅からの往復新幹線を手配してほしい。ホテルはリーズナブルな所でよいが、名物の○○を食べたいので夕食はそれが食べられるお店を予約したい。翌日はレンタカーを借りてドライブしたいので、レンタカーの手配と周辺のドライブコースを提案してほしい。」

このように要望を明確にすることが大切です。依頼の際は、以下のテンプレートを埋めるように伝えるとスムーズです。

【コンシェルジュ依頼テンプレート】
・目的(利用シーン):
・日時:
・エリア(場所):
・人数(大人○名、子供○名など):
・予算:
・絶対に外せない条件:
・できれば叶えてほしい条件(優先順位):
・連絡希望手段(電話 or メール等):

コンシェルジュサービスに向いている人は?

コンシェルジュサービスは、以下のような方にとって年会費以上の価値を十分に発揮します。

  • 出張や会食のセッティングが多く、お店選びや手配の手間を省きたい方
  • 子連れでの家族旅行など、宿泊先や飲食店の細かな条件確認が必要な方
  • 土地勘のない場所へ行く機会が多い方
  • 「時は金なり」と考え、情報収集の時間をアウトソーシングしたい方

コンシェルジュサービス付きのおすすめクレジットカード

ここからは、コンシェルジュサービスが付帯しているクレジットカードの中でも、年会費に対するコストパフォーマンスに優れたおすすめのクレジットカードを紹介します。

カード名 年会費(税込) コンシェルジュの特徴 こんな人におすすめ
MUFGカード・プラチナ・アメックス 22,000円 チャット依頼対応
外部委託型
とにかく年会費を抑えてコンシェルジュやプラチナ特典を持ちたい方
JCBプラチナカード 27,500円 MyJCBアプリ対応
自社運営型(高品質)
質の高い対応を求め、日常トラブル保険なども活用したい方
JCBプラチナ・法人カード 33,000円 ビジネス用途に特化
自社運営型
秘書代わりに手配を任せたい経営者・個人事業主の方

MUFGカード・プラチナ・アメックス

三菱UFJニコスが発行するプラチナカードです。年会費は22,000円(税込)となっており、一般的なプラチナカード(3万円~5万円程度)の中では非常にお値打ちな会費設定です。インビテーションは不要で直接申し込みが可能です。

コンシェルジュサービスはチャット形式での依頼にも対応しています。また、海外の空港ラウンジが利用できる「プライオリティパス」も無料付帯しています。年会費の負担を抑えつつ、プラチナカードの基本特典をしっかり押さえたいという方に最適な一枚です。

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JCBプラチナカード

JCBが発行するインビテーションなしで申し込み可能なプラチナカードです。年会費は27,500円(税込)と、自社発行のプラチナカードとしては比較的押さえられた価格になっています。

最大の魅力は、自社運営による質の高い「JCBプラチナコンシェルジュデスク」を利用できる点です。「MyJCBアプリ」からのテキスト依頼やNFCタグを使った認証など、最新のデジタル対応も進んでいます。
また、2026年からは日常生活のトラブルを補償する「日常トラブルおまかせ保険」が新たに無料付帯されました。京都駅ビル内のJCBラウンジや、USJ内のJCBラウンジなども利用できるため、観光や家族向けのレジャーを手厚くサポートしてほしい方に強くおすすめします。

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JCBプラチナ・法人カード

JCBプラチナの法人・個人事業主専用カードです。年会費は33,000円(税込)、追加カードの年会費は6,600円(税込)となっており、こちらもインビテーション不要で直接申し込みが可能です。

法人カードにおけるコンシェルジュサービスは、中小企業の経営者や個人事業主の方に特におすすめです。専属の秘書を雇う余裕がなくても、コンシェルジュを利用することで、急な出張の手配や宿泊場所の確保、接待用の飲食店や会食会場のセッティングなどを一任でき、本来の業務に集中する時間を生み出せます。ビジネスユースにおける費用対効果が非常に高い一枚です。

まとめ

プラチナカード以上の特典であるコンシェルジュサービスは、使い方次第で年会費以上の価値を生み出し、あなたの「時間」という貴重な資産を節約してくれます。
まずは年会費を抑えられたプラチナカードから導入し、レストラン予約や旅行の手配などで実際にコンシェルジュの便利さを体験してみてはいかがでしょうか。

ABOUT ME
ふかちゃん
マネーライフハックの編集長 兼 管理人です。節約やマネー術などについての情報発信を2004年から続けています。
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