ポイント還元と現金値引き(キャッシュバック)はどちらがお得か比較

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2018/06/27 更新   ポイントサービス

家電量販店などでよく行われるポイント還元と現金値引き。実際のところどちらを利用するほうがお得なのでしょうか?

実際に考えてみると、有利なのは現金値引きです。ただし、獲得するポイントの種類によっては、ポイント還元として受け取る方が有利なケースもあります。今回はそんなお買い物をするときのポイント還元と現金値引きはどちらがお得なのか?とうことを深く掘り下げていきたいと思います。

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10%のポイント還元と現金値引きはどちらがお得?

たとえば、10,000円分の商品を購入するときに

  • 10%の現金値引き・キャッシュバック
  • 10%分のポイント還元

この二つを考えたとき、どちらがお得だと思いますか?ポイント還元のポイントは1ポイント=1円として利用でき、ポイントでのお買い物時はポイント付与の対象外であるとします。

一般的にヨドバシカメラなど家電量販店のポイントは基本こんな感じになっています。

この場合、どちらも1,000円分の値引き、ないしはポイントを獲得できるということになります。還元額はいずれも1,000円です。

この条件であれば現金値引きがお得です。理由は以下のとおりです。

  1. 現金値引きは最初に出すお金が少なくて済む
  2. ポイントは消費の際に値引きにならない

 

現金値引きは最初に出すお金が少なくて済む

まず、現金値引きの場合、1万円の商品を買うときに必要な現金は10%オフの9,000円で済みます。一方でポイント還元の場合は、1万円の支払いが必要で、別途1000ポイントがカード等に貯まるという仕組みになります。

最初に出すお金が少なければ、その分だけ余ったお金を“運用”することも可能です。他の何かの目的に使う事だってできます。

一方でポイントとして獲得した分は基本的に利息などは付きません。次に買い物するまでの間はそのままにしておく他ないのです。

※一部のポイントでは“ポイント投資”のようにポイントを運用できる仕組みがあるものもあります。

 

ポイントはポイント消費の際に値引きにならない

また、ポイント還元の際に注意をしたいのは多くのポイントが“ポイント消費時はポイント付与対象外”となっていることです。

たとえば、1万円の商品が10%現金値引き(キャッシュバックでも同じ)である場合と、10%のポイント還元の場合で、同じ商品を10回購入したときの還元額の総額を見ていきましょう。

<現金値引き(キャッシュバック)>

  1. 9,000円
  2. 9,000円
  3. 9,000円
  4. 9,000円
  5. 9,000円
  6. 9,000円
  7. 9,000円
  8. 9,000円
  9. 9,000円
  10. 9,000円

合計支払い額:90,000円

<ポイント還元(獲得ポイントは次回すべて消費する)>

  1. 10,000円(1000ポイント獲得)
  2. 9,000円(900ポイント獲得)
  3. 9,100円(910ポイント獲得)
  4. 9,090円(909ポイント獲得)
  5. 9,091円(909ポイント獲得)
  6. 9,091円(909ポイント獲得)
  7. 9,091円(909ポイント獲得)
  8. 9,091円(909ポイント獲得)
  9. 9,091円(909ポイント獲得)
  10. 9,091円(909ポイント獲得)

合計支払い額:91,736円-909ポイント=90,827円

このように現金値引きなら支払総額は10万円相当の買い物に対して90,000円ですが、ポイント還元の場合は残ポイントを差し引いたとしても90,827円となります。この差はポイント消費分にポイントが付かないことが原因です。

例外的に、楽天ポイントはポイント付与でもポイントが貯まるようになっています。ただし、これはごく少数であり、大半のポイントはポイント利用時にはポイントが付かないのが一般的です。

といなると、同じ10%還元であっても現金値引きとポイント還元なら同じ還元率なら現金値引きの方が還元率は高くなります。

 

クレジットカードもポイント還元よりはキャッシュバックタイプが強い

家電量販店の値引きのケース以外にもクレジットカードのポイント還元でも同じことが言えます。

ポイント還元率1%のクレジットカードと請求時1%オフのクレジットカードがあれば、最終的な実質還元率はキャッシュバックタイプのほうが高くなります。もっともポイント還元されるクレジットカードでもポイントを現金化できるような場合は、キャッシュバック型に近いといえますね。

 

ポイントを保有する(貯める)ことのリスクもある

また、貯めたポイントはすぐに消費すればいいのですが、中には多額のポイントを“ため込む”方もいらっしゃいます。その場合は以下のようなリスクも考慮する必要があります。

  • その会社が倒産するリスク(ポイントは通常保護されない)
  • 制度が改悪されてポイントが使いにくくなる
  • 放置して有効期限切れになる
ポイントやマイルの貯めすぎに注意!制度改悪や不正利用などのリスクもある
2018-06-26 10:31
最近では様々なポイントを登場しており、当ブログでも様々なポイントの上手な貯め方やお得な貯め方などを紹介しています。その一方でポイントを貯めることで何十万円分のポイント、人によっては
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ポイントとして受け取る方がお得なケース

ここまで紹介したように、現金値引きとポイント還元を比較すると、原則的には現金値引きがお得になります。では、ポイントとして受け取ったほうがお得になるケースと言うのはあるのでしょうか?

それは、“1円相当のポイントを1円以上の価値で利用できる場合”が該当することになります。

たとえばポイントの中にはそのまま利用すれば1ポイント=1円だけど、別の何か?として利用すればポイントの価値がアップするようなものもあります。

代表的なものとしてはANAマイルJALマイルといったのエアラインマイルですね。他にも最近紹介したところだと、プリンスホテル系のプリンスポイントなども挙げられます。

また、共通ポイントのPontadポイントも使い方次第では利用価値を大幅に高めることができます。

ポイント錬金術!1ポイントの価値を1円以上にするお得なポイント活用術
2019-05-25 06:57
ポイントって言っても非常にたくさんのポイントがあります。TポイントやPontaポイントといったような共通ポイントもあれば、各企業が独自に実施するポイントプログラムやマイレージプログ
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さらに、そうした利用価値のあるポイントにポイント交換するという方法もあります。

ポイント交換というのはAというポイントを、Bというポイントに交換することで、ポイント交換サイトなど交換を仲介するサイトもあります。ポイントを交換することで逆に価値がアップするというケースもあるので見逃せません。

ポイント交換をお得にする基礎知識。交換レートとポイント増量キャンペーンの活用術
2021-06-02 11:03
いろいろなサービスの利用でたまる「ポイント」。こうしたポイントは近年、ポイント間で交換できるのが一般的になっています。また、各サービスでたまるポイントを交換するためのためのポイント
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以上、ポイント還元と現金値引き(キャッシュバック)のどちらがお得かを比較してみました。

執筆者・監修者:ふかちゃん
元証券マン。2004年より個人の金融リテラシー底上げのために投資、節約、キャッシュレス、ポイントなどの活用に関する情報を15年以上にわたり発信するマネー専門家です。
SNS苦手でしたけど最近はtwitterやっています。ぜひ絡んでくださいませ。

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