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新型iPhoneで審査落ちが発生する理由とその対策

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新型iPhoneだけでなく、Androidを含めてスマートフォンを購入する場合、その危機代金が高額化しています。なかには10万円を超える機種が多く登場しています。

たとえば、2018年9月販売のiPhoneXS / Maxはすべての機種が10万円を超える販売価格となっています。この「10万円」というのが一つの壁となっており、新型iphoneの購入で審査落ちとなる人が増えているわけです。

なお、Googleが販売するPixel3も直販価格で10万円超えが多く同じ問題が発生します。

なぜ、新型iPhoneの契約で審査落ちが発生するのか?

そもそもなぜ審査があるのかという話ですが、スマホ価格が高額化する中で、多くの方は機種代金を24分割などして支払うような分割払いをしています。

この分割払いというのはクレジットカードでのお買い物と同じようなものです。形としては携帯キャリアがユーザーに対してお金を貸している状態になるわけです。

そのため、お金を貸しても大丈夫かどうかを審査するわけです。

 

これまでのスマホの分割購入は実質無審査だった

でも、なんで2017年の新型iPhone(iPhoneX)から審査落ちが問題になったのかというと、冒頭でも書いたように機種代金が10万円を超えたからです。

  • iPhoneX(2017年):121,824円~140,184円
  • iPhoneXS /MAX(2018年):121,824円~177,984円
  • Google PIXEL3 (2018年):102,600円~115,560円

こんな感じで、新型スマホは最上位でなくても10万円台に乗ってきています。

携帯電話の分割購入は少し難しい言葉で「個別信用購入あっせん」と呼ばれる売買契約になります。この場合、支払総額が10万円以下の生活必需品であれば、審査をしなくてもよいとされています。

家電や携帯電話など、店頭販売であって、比較的少額(10万円以下)の生活に必要な耐久消費財に係る個別クレジット契約については、延滞していないこと等を確認することを条件に、支払可能見込額調査を行いません。
(経済産業省「早わかり改正割賦販売法」)

そのため、10万円以下のスマホの機種変更の場合は実質無審査でOKだったということになります。キャリア側もよほどでない限りは審査を通していました。

 

10万円超えの新型iPhone、スマートフォンは要審査となる

それが、スマホ危機代金が高額化したことによって、新型iPhoneやAndroidのスマートフォンでも10万円を超えてしまい、要審査案件となってしまったわけです。

具体的には「支払可能見込額調査」が行われるわけです。「支払可能見込額=年収等-生活維持費-クレジット債務」で計算されます。

生活費は推測になってしまうので、要するにその人の収入からみてローンを組んでも大丈夫か?という審査が行われるようになるわけです。

これを10万円の壁と言うとか、言わないとか……。

そのため、これまでは実質無審査だったものが、審査に掛けられることによって審査落ちとなってしまうわけです。

 

なぜ、iPhoneの審査に落ちてしまうのか?

基本的にはクレジットカードの審査と同じような審査が行われています。

  • 収入の額/安定性
  • 勤務形態/年数
  • 居住年数
  • 家族の有無
  • 過去のカード利用歴(クレヒス

クレジットカードの審査内容については以下の記事で詳しく紹介しています。審査落ちしたときにどうすればいいのかも紹介しています。

[bloglink url=”https://money-lifehack.com/creditcard/30″]

 

審査に落ちてもiPhoneを持つ資格がないわけではない

最初にこの記事を読まれている方の中には、新型iPhoneや高額スマホを購入しようとしたけど審査に落ちたという方も多いかと思います。

そういう方に伝えたいのは、審査に落ちたのはiPhoneを持つ資格がないという話ではありません。あなたという人が否定されたわけでなく、あくまでも「ローン審査」という金融取引の問題です。

こうしたローン審査は通り一辺倒なもので、機械的に判断されることが多いです。何かしらの基準に満たなかったことで審査に落ちた場合でも、適切な対応をすれば問題ない場合もあります。

 

iPhoneの審査に落ちた人に多いとされる理由

大きな理由は二つです。

  1. 収入がない/安定していない
  2. 過去の携帯料金やクレジットカード利用でトラブルがある

ローンの審査落ちというと(2)の遅延(いわゆるブラック情報)が指摘されることが多いですが、iPhoneの審査では(1)の収入面の問題の方が件数としては多そうです。

 

収入がない/安定していない

たとえば、無職のような場合、それが一時的なものであったとしても審査時点で無職だとiPhoneの審査に限らず、ローン審査には通りにくいです。

また、成人している学生の方は学生であっても基本的に本人の収入で審査されますのでこちらも審査上はかなり不利になります。

一方で、収入がなくても未成年の方や専業主婦の場合は親権者や配偶者が審査対象となりますので、親権者(配偶者)に収入があれば審査は問題ありません。

アルバイト、フリーターとして収入がある場合、収入額が少なすぎる、あるいは勤続年数が短いという場合は不利になります。

 

過去の携帯料金やクレジットカード利用でトラブルがある

たとえば、過去の携帯電話料金を数か月未納したことがある。あるいはクレジットカードやカードローンなどの支払いで延滞/延納があった。こういった場合は、個人情報信用機関に事故情報が登録されている可能性があります。

[bloglink url=”https://money-lifehack.com/creditcard/333″]

この場合、この情報が消えるまで(5年程度)はこうした審査はほぼ絶望的です。

 

審査に落ちたけど今すぐ新型iPhoneが欲しい場合の対策

理由は分かったけど、今すぐに新型iPhoneが欲しいという場合はどうしたらよいでしょうか?

  1. 現金一括払いで購入する
  2. ポイント払いや下取りを活用し10万円以下にする
  3. クレジットカードで分割購入する

この3つが挙げられるでしょう。特に(2)は有効だと思います。

 

現金一括払いなら全く問題ない

先ほども書きましたが、iPhoneの審査というのは、あくまでも携帯キャリアのローン審査です。なので、ローンを使わなければ、いくらでも購入可能です。

10万円を超える機種代金を現金で用意できるのであれば、割賦購入を利用せずにキャッシュで一括購入してしまえば問題なく新型iPhoneを手に入れることができます。

ちなみに、ドコモやソフトバンク、auなどが提供しているiPhone購入者に対する端末購入サポート(割引)は一括払いで購入した場合でも受けられますのでご安心ください。

 

ポイント払いや下取りを活用し10万円以下にする

NTTドコモに限られますが、ドコモは「dポイント」を機種代金に充当することができます。つまり、その分だけ機種代金を抑えることができるわけです。

また、機種変更等でこれまで使っているiPhone/スマートフォンがあるのであれば下取りに出してその場で値引き原資としてもらうこともできます。

これらを活用して、支払総額を10万円以下に抑えることができれば、従来までの簡易な審査にすることができます。

※auは「WALLETポイント」、ソフトバンクは「Tポイント」を使って機種購入代金を支払えますが、分割払いの場合、機種代金への充当とはならず月々の分割払いの原資となるそうなので、支払総額を10万円以下にするという審査対策には使えません。

 

クレジットカードなら分割払いもできるけど……

いや、現金だとちょっと……という方でクレジットカードをお持ちの方ならカードで購入することもできます。クレジットカードの場合は、携帯キャリアと同じように分割払いも可能です。

ただし、携帯キャリアの分割は無利息ですが、クレジットカードの分割払いは利息がかかります。

たとえば新型iPhoneXSで一番安い64GBタイプでも、24回払いだとおよそ18,200円もの手数料(金利)が発生することになります。

さすがにもったいないですね。

 

以上、新型iPhoneで審査落ちが発生する理由とその対策について紹介しました。