クレジットカードにはJCB、VISA、MasterCardといったように決済できる国際ブランドのマークがついています。そして、それぞれの国際ブランドの加盟店で利用できます。
クレジットカードの国際ブランドの違いにどんな違いがあるのかについては「JCB、VISA、MasterCardはどれがいい?カードブランドの違いを知る」でも紹介していますが、国際ブランドの切り替えをしたいという人も少なくないようです。たとえば、楽天カードの場合、JCB、VISA、MasterCardの3ブランドの発行が可能です。
こうしたカードにおける国際ブランドの切り替えはどのように行えばいいのでしょうか?方法を紹介していきます。
同じカードで国際ブランドだけを切り替えたい場合
同じクレジットカードでも複数の国際ブランドでカードを発行しているカードがあります。以下はその一例です。
楽天カード
・JCB
・VISA
・MasterCard
>>楽天カードの詳細情報
dカード(dカード GOLD)
・VISA
・MasterCard
>>dカード(dカード GOLD)の詳細情報
リクルートカード
・JCB
・VISA
>>リクルートカードの詳細情報
このようなカードブランドによる違いは普段はあまり意識しないかもしれません。ただ、カードブランドによる違いも多くあります。
1)加盟店の違い
要はクレジットカードが使えるお店の違いです。国内はJCBが強いですが、海外はJCBが弱いです。一方でVISAやMasterCardが加盟店数は多いです。海外旅行用だとJCBは加盟店が少なくて(使えるお店が少なくて)困りますよね。
2)ポイント加算などの問題
同じカードでも特定のブランドの時だけポイントが貯まるというような特殊なケースがあります。特に多いのが電子マネーへのクレジットカードを使ったチャージです。
たとえば「公共料金や税金などの支払いはセブンイレブンのnanaco(電子マネー)がオススメ」でも紹介していますが、nanacoにクレジットカードでチャージをするとき楽天カード(JCB)はポイント加算対象ですが、楽天カード(VISA)(MasterCard)はポイント加算の対象外となっています。
3)Apple Payの問題
2016年10月に日本向けにサービスが開始されたApple Pay。iPhoneをおサイフケータイのようにできるのですが、Visaブランドのカードはapp内での決済ができないといったようにブランド間で差があります。
たとえば楽天カードの場合、JCB,MasterCardブランドの場合は、お店でもapp内でも利用できます。そのため、iPhone内でSuicaにクレジットチャージをすることができます(しかもポイントもたまる)。
参考:Apple PayのSuicaへのクレジットチャージでポイントが貯まるクレジットカードを比較
一方で楽天カードのVISAブランドの場合はこれができません。
クレジットカードのブランドを切り替える場合
こうした問題からクレジットカードのブランドを変えたいと考える人も多いようです。特に楽天カードはJCBブランドの優遇がすごいため、楽天カードをVISAブランドからJCBブランドへ切り替えたいという方が多いようですね。
こうしたクレジットカードのブランド変更については原則的にはカード会社によって対応は異なりますが、「カードブランドの切り替えはできない」という会社が多いです。
ブランドを重複保有ができるクレジットカードもある
重複保有(たとえばJCBブランドとVISAブランドの二枚持ち)も認められていないことが多いです。三井住友カードなどはVISAとMasterCardの2枚のカードを持てます。
基本的には一旦解約&別ブランドで再申込
重複保有ができないクレジットカードの場合で、ブランドを切り替えたいときはどうしたらいいのか?
答えは一旦カードを解約してから再度申し込みです。
クレジットカードの解約はカードの裏面に書かれている電話番号に電話をして解約したいことを伝えればすぐにできます。その際に理由を聞かれることもありますが、聞かれた場合は正直にカードのブランドをVISAからJCBに切り替えたいからといったように伝えて構いません。
カードブランド切り替え時の注意
なお、クレジットカードのカードブランドを切り替えるときには下記の点に注意が必要です。
1)再度審査にかけられる
一旦クレジットカードを解約してから再度申し込みをするという形になりますので、申込時には審査が行われます。問題なくカードを使っていたならそこで審査落ちとなる可能性は高くないとは思いますが、絶対落ちないというわけではありません。
2)カード番号は変更になる。自動引き落としなどに注意
カードを変更すると当然ですが、カード番号も変更になります。また、以前のカードで自動カード決済などもキャンセルとなりますのでご注意ください。保険料の支払いをカード払いなどにしていた場合は保険会社に連絡をしてカードを変更する必要があります。
注意点としてはこの辺りになるでしょうか。特にカード番号変更はいろいろな支払いをクレジットカードで自動化しているというケースでは注意が必要になってくると思います。
以上、クレジットカードのブランド切り替えの方法をまとめてみました。
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