クレジットカードとしての知名度が高いカードに「三井住友VISAカード」というものがあります。最近では楽天カードマンの方が勢いがあるような気もしますが、テレビCMなどでもおなじみですね。インターネットの一部界隈では「どえらいカード」とも呼ばれています。そんな知名度の高い三井住友VISAカードはやっぱりクレジットカードとしてもお得なカードなのでしょうか?
今回はそんな超有名な三井住友VISAカードの特徴やメリット、デメリットなどをまとめていきたいと思います。
クレジットカードとしては超スタンダードな一枚
クレジットカードとしてはスタンダードなカードです。
三井住友VISAカードを発行する三井住友カードはVISAカードを日本で一番最初に取り扱ったカードで、その同社の中でも最も基本のクレジットカードとなっています。
将来のステップアップの道筋があるカード
三井住友VISAカードはプロパーの一般カードから、ヤングゴールドカード(若年層向けゴールドカード)、ゴールドカード、プラチナカードというように様々なステップのクレジットカードのラインナップが用意されています。
年齢やステータスに応じてクレジットカードをランクアップさせていくことができるカードです。
若いうちから利用していけば当然、クレヒス(クレジットヒストリー)も磨くことができますので、将来はプラチナカードを持ちたいというようなニーズがある方にもおすすめです。
なお、クレジットヒストリーに関しては「クレジットヒストリー(クレヒス)の重要性」もご一読ください。
スタンダードさゆえ、どこに出しても恥ずかしくない
クレジットカードに恥ずかしいとかあるの?
と思われる方も多いかもしれませんが、「出すと恥ずかしいクレジットカードってあるの?クレジットカードとステータス」でも取り上げたように、人によっては特定のカードをお店で提示することを恥ずかしいと感じる方もいらっしゃるようです。
自分はそんなこと思わないし、周りの目も気にならないというのであれば問題ないのでしょうが、そのあたりが少し気になるというのであれば、三井住友VISAカードのような安定したスタンダードなクレジットカードを一枚持っておくとよいでしょう。
ポイントや特典などはごく標準的
その一方でポイントプログラム(ポイント還元率)や付帯保険やカードならではの特典などもごく標準的です。
最近ではポイント還元率が特に高いカード、特定のお店で利用すると割引やサービスなどが受けられるカードのように特色のあるクレジットカードが多いので、少し物足りなく感じる方もいらっしゃるかもしれません。
基本ポイント還元率:0.5%(1000円につき1ポイント)
年間の利用金額に応じたボーナスポイントが0.05%~0.15%。ポイント有効期限は2年間~4年間。
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年会費の割引サービス
三井住友VISAカードは様々な年会費の割引サービスがあります。これらの割引サービスを利用すれば、実質的にプラチナカードを除くすべてのクレジットカードの年会費は無料にすることができます。
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カード名名称 | WEB明細利用 | マイペイすリボ登録 | 年間利用金額 100万円以上/300万円以上 |
---|---|---|---|
三井住友VISAデビュープラスカード | なし | なし | なし |
三井住友VISAクラシックカード | 500円割引 | 1250円割引 | 625円割引/1250円割引 |
三井住友VISAクラシックカードA | 500円割引 | 1500円割引 | 750円割引/1500円割引 |
三井住友VISAアミティエカード | 500円割引 | 1250円割引 | 625円割引/1250円割引 |
三井住友VISAエグゼクティブカード | 500円割引 | 1500円割引 | 750円割引/1500円割引 |
三井住友VISAプライムゴールドカード | 1000円割引 | 2500円割引 | 1000円割引/2500円割引 |
三井住友VISAゴールドカード | 1000円割引 | 5000円割引 | 2000円割引/5000円割引 |
三井住友VISAプラチナカード | 1000円割引 | なし | なし |
WEB明細
登録して年に6回(6か月)以上の利用がある場合に適用される割引となります。
マイペイすリボ登録
三井住友VISAカードの自動リボサービスに登録すれば割引を受けられます。
これを利用するだけで「クラシックカード」「クラシックカードA」「アミティエカード」の3種類のクレジットカードは年会費無料にすることができます。
リボ払いについては「実は危険なリボ払い。リボ払い利用の問題点は高い金利と長期化する返済期間」でも問題視しているように利用するべきではありませんが、実質1回払いにすれば手数料はかかりません。ちなみに、カード作成後に三井住友VISAカードのVpassという管理画面から変更できます・カード利用限度額=毎月の最低リボ払い額にしておけばリボ払いならず、手数料(金利)もかかりません。
年間利用額特典
少しハードルは高いかもしれませんが、年間100万円の利用があれば、WEB明細、マイペイすリボ登録の両方を満たしていれば三井住友VISAゴールドカードでも実質的な年会費は2000円となります。
300万円以上使うなら年会費は無料にできます。
三井住友VISAカードのラインナップ
カードの種類は豊富です。以下は三井住友VISAカードのプロパーカードと呼ばれる標準的なクレジットカードのラインナップとその特徴、年会費などを紹介していきます。
三井住友VISAデビュープラスカード(25歳まで)
初年度無料。翌年以降も年1回以上の利用があれば年会費無料。ワールドプレゼントのポイント付与率が通常カードの2倍とポイント面でかなりの特典があります。
26歳以降の最初のカード更新で「プライムゴールドカード」にランクアップします(クラシックカードへの切り替えも可能)。
対象年齢(18歳~25歳)という条件を満たせるなら三井住友カードの中でも最もお得なクレジットカードだと思います。
三井住友VISAクラシックカード(A)、アミティエカード
クラシックカードは三井住友VISAカードの中でももっとも標準といえるクレジットカードです。いわゆるプロパーカードであり、三井住友カードのザ・スタンダードカードです。どこで出しても恥ずかしくない一枚といえるでしょう。
年会費1250円+税の標準カードと、年会費1500円+税の「A」カードがあります。後者の方は国内旅行傷害保険が付帯するといったように保障面がプラスされています。
さらに、三井住友VISAアミティエカード(女性専用) もあります。なお、前述のマイペイすリボの登録をしておけば年会費はいずれも無料にできます。
三井住友VISAプライムゴールドカード
三井住友VISAカードのヤングゴールドカード(若年層向けのゴールドカード)です。20歳以上30歳未満の方限定のクレジットカードとなります。金色のカードフェイスで空港ラウンジサービスなども利用できるといったように、ゴールドカードに近いサービス内容となっています。
30歳以上でのカード更新で三井住友VISAカードゴールドカードに自動グレードアップします。
年会費は5000円(初年度無料)ですが、マイペイすリボの割引で年会費は1500円にまでなります。
三井住友VISAゴールドカード
三井住友VISAカードにおけるハイグレードカードです。国内外の旅行傷害保険などが付帯し、家族まで補償されます(家族カード不要)。原則として30歳以上の方限定のカードとなります。
年会費は1万円(初年度無料)ですが、マイペイすリボの登録+WEB明細登録で4000円まで割引されます。ライバルのJCBゴールドと比較してゴールドカードの年会費はかなり抑えられていると思います。
ステータス性も高いカードですね。
三井住友VISAプラチナカード
三井住友VISAカードの最高峰クレジットカードです。カードフェイスはブラック。クレジットカードのランクとしては「プラチナカード」にあたります。秘書のようなサービスを行ってくれるコンシェルジュデスクや高級ホテルや飲食店のアップグレード特典や予約サービスなどが充実しています。
直接の申し込みも可能ですが、ゴールドカード利用者に対するインビテーション(招待)という方法が一般的です。まずはゴールドカードを取得してクレヒス(クレジットヒストリー)を積むという方法がおすすめです。
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年会費の割引サービスが豊富で使いやすい
総合的な評価として、三井住友VISAカードは思った以上に魅力的です。
特に、年会費についてはライバルともいえるJCBカードやMUFGカードなどと比べても無料や割引となる条件が多いので、同じカードグレードでの年会費を比較すると安く済ませることができるでしょう。
楽天カードやリクルートカードのように年会費が無料でポイント還元率が高いクレジットカードももちろん有効ですし、こうしたカードももちろん活用するべきだとは思います。
一方で三井住友VISAカードは、どこで使っても恥ずかしくない一枚ですし、ゴールドカード、プラチナカードといったようなステップアップも可能です。社会人であればこうしたカードも1枚くらい持っておいたほうがいいかもしれません。
以上、クレジットカードとして有名な三井住友VISAカードはお得なのか?というお話でした。
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