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JCB CARD Wのメリット、デメリット ポイント還元は高いがポイントの使い勝手が悪い

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JCBカードが自社のクレジットカードのオリジナルシリーズ(プロパーカード)のラインナップとして2017年にJCB CARD Wというクレジットカードを新しく追加発表しました。

年会費は無料でかつ、JCBのポイントプログラムであるOkiDokiポイントが通常のJCBカードの2倍貯まるというお得なカード設計になっている点です。ただし、条件がありJCB CARD Wは10代、20代、30代までの若年層しか発行することができないという仕様になっています。
※発行さえ完了すれば40歳以降でもカードの利用は可能です

今回はそんなJCB CARD Wのメリット、デメリットやお得な活用方法、利用方法などを紹介していきます。

JCB CARD Wの基本スペック

JCB CARD WはJCBカードのプロパーカード「JCB ORIGINAL SERIES」に含まれるクレジットカードです。年会費無料&ポイント2倍というお得方向への訴求が強いクレジットカードになります。

  • JCB the Class
  • JCB プラチナ
  • JCB ゴールド (JCB ゴールド ザ・プレミア)
  • JCB一般カード
  • JCB CARD W
  • JCB CARD W plus L

さて、JCB CARD Wはどのようなクレジットカードなのでしょうか。

年会費 無料
申し込み可能な人 18歳(高校生除く)~39歳までで安定した収入がある人
カードブランド JCB
ETCカード 発行可能。発行費、年会費無料
ポイント還元率 1000円の利用につき2ポイント(通常の2倍)
ポイント還元率は約1%
たまるポイント OkiDokiポイント
貯めたポイントの使い道 JCBギフトカードとの交換やディズニーリゾートのパスポートなどとの交換
ポイント有効期限 2年間
国内旅行傷害保険 なし
海外旅行傷害保険 最高2000万円(利用付帯)
ショッピング保険 最高100万円まで(海外で購入したもののみ)

ポイント還元率も高く言うことなしです。付帯保険面は充実しているとはいいがたいですが、年会費無料ですからね。

申込可能な年齢が若年層(18歳~39歳まで)となっていますが、40歳の誕生日までに申し込み・発行ができていれば40歳以降でも解約しない限りは利用できます。

 

JCB CARD Wのメリット

JCBという国内唯一の国際ブランドが運営するカードということで安心感のあるクレジットカードとなっています。カードフェイスも洗練されており、どこで出しても恥ずかしくない一枚です。

その上、年会費は無料、ポイント2倍(1%還元)ということもあり、魅力度は非常に高いです。

ポイント還元率が高く、JCBオリジナルシリーズの優待もある

もちろん、1%のポイント還元+年会費無料というクレジットカード自体は珍しくありません。

たとえば「楽天カード」がそうですし「リクルートカード」については年会費無料で1.2%ポイント還元(Pontaポイント)です。

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ただ、JCB CARD Wは、JCBのオリジナルシリーズとなっており、JCB ORIGINAL SERIESパートナー特典が利用できる点は見逃せません。

以下のような様々な企業と提携しており、通常ポイントの3倍~10倍のポイント付与の特典があります。

  • Amazon
  • セブンイレブン
  • スターバックス
  • 昭和シェル石油
  • エッソ・モービル・ゼネラル
  • 一休.comレストラン
  • アレックス
  • ボディショップ
  • スタージュエリー
  • ヌマヤ
  • FLANDRE ONINE STORE
  • Right on
  • ABC Mart
  • キッザニア東京・キッザニア甲子園
  • U-NEXT
  • ローチケHMV
  • タワーレコードオンラインショップ
  • HP Directplus
  • Dell

上手に利用すればかなり得ができるはずです。

[bloglink url=”https://money-lifehack.com/creditcard/6608″]

Amazonなら常時2%還元のクレジットカードになる

たとえば、パートナーのAmazonなら1%の基本還元率に加えて、1%分のパートナー特典がプラスされます。つまりAmazonでのお買い物にJCBカードWを使えば、合計2%ものポイント還元率ということになります。

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このほか、スタバでのお買い物ポイントも高めです。

セブンイレブンユーザーに朗報、nanacoとの組み合わせでポイント二重取り

セブンイレブンユーザーはさらにお得です。セブンイレブンのnanacoカードにはQUICPayがセットされています。このQUICPayの支払先としてJCB CARD Wを登録するとどうなるか?

  • 通常のJCB CARD Wのポイント:2%(オリジナルシリーズ優待)
  • nanacoポイント:0.5%
  • 合計:2.5%還元

となります。予めnanacoカードのQUICPayの支払先登録としてJCB CARD Wをセットするだけです。あとは、普通にnanacoを使って「QUICPay」払いをするだけで2.5%還元です。まさに驚異的。

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JCB CARD Wのデメリット

ポイント還元面は良いクレジットカードですが、以下のような点は残念です。特にOkiDokiポイント自体の使い勝手の悪さは何とかしてほしいところです。

  • OkiDokiポイントのポイント交換は全然魅力的じゃない
  • 40歳以降の方は作ることができない
  • オリジナルシリーズだけどJCB STAR MEMBERSは対象外
  • 保険面(ショッピング保険や海外旅行傷害保険)は弱い

「オリジナルシリーズだけどJCB STAR MEMBERSは対象外」というところは少し説明が必要かもしれません。

OkiDokiポイントのポイント交換は全然魅力的じゃない

そもそも論になってしまいますが、JCBのOkiDokiポイントはクレジットカードのポイントの中でも魅力度が低いです。

ポイントの交換には最低水準が存在するため小額のカード利用だとポイント執行のリスクがあります。また、交換レート自体も微妙でポイント還元は1P=5円となっていますが、このレートで交換できるのはJCBプレモくらいです。

nanacoポイントは等価交換できますが、2023年11月からレートダウンをして1P=4円相当にダウンします。JCBプレモも決して使い勝手が良いわけじゃないので、実質1%還元のJCB CARD Wは実質0.8%還元くらいになってしまうかもしれません……。

参考記事:JCBのポイントプログラム OkiDokiポイントの活用方法、上手な使い道

JCB STAR MEMBERS対象外

JCBのクレジットカードは、JCB STAR MEMBERSといって年間の利用金額に応じてポイント付与率が変化したり、キャンペーンの抽選口数が増えるという特典があります。

JCB CARD WはこのポイントアップのJCB STAR MEMBERSの対象外です。

保険面(ショッピング保険や海外旅行傷害保険)は弱い

ショッピング保険や海外旅行傷害保険といった保険面は弱いです。ただ、この辺りはユーザーとして上手に使ってあげればいいと思います。たとえばショッピング保険ならイオンカードやアメックスのクレジットカードが強いです。そういった商品はそうしたカードで買えばいいだけです。

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海外旅行傷害保険についても年会費無料で保険が自動付帯するような驚きのカードもあります。そういうカードを持っていれば、保険面はカバーされます。

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別に一枚のクレジットカードだけですべてを済ます必要はないわけなので、それぞれのカードの強みを活かしてあげればよいと思います。

高還元ではあるが、別の選択肢も考えるべき

クレカの比較サイトなどでは高評価されることが多いJCB CARD Wですが、正直ある程度は人を選ぶと思います。ポイント還元は一見高還元ではあるものの、OkiDokiポイントは使い勝手が悪く、年間でそこそこの決済額がなければ交換できません。

また、常時1%というのは決して高いわけではありません。

年会費無料のクレジットカードでも「リクルートカード(1.2%還元)」「楽天カード(1%還元)」などがあります。これらのカードは1P単位からポイントを消費できるため使い勝手はOkiDokiポイントよりもはるかに高いです。

特定加盟店での還元UPは魅力ですが、それを含めても絶対に持っておきたいクレカというほどではないというのが現状の感想です。

以上、JCB CARD Wの評判や特徴についてまとめてみました。