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海外旅行で余ったドルやユーロ紙幣、コインを換金したり外貨預金したりする方法

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gaika海外旅行に行き、現地の米ドルやユーロなどの紙幣・硬貨が余ってしまい、日本に持ち帰ってしまった。という方も少なくないと思います。そんな時、あまった米ドルやユーロの紙幣や硬貨(コイン)を換金したり、あるいは米ドルやユーロという形のまま外貨預金などの形で預金していく方法を紹介します。

このほか、こうした米ドルやユーロなどが余った時の利用方法や注意点もまとめます。

持ち帰った外貨の活用方法とそれぞれの比較

海外旅行や海外出張などで現地で現金のやり取りをすると、最終的に紙幣やコインなどが余ってしまうということはよくあります。そんな外貨(紙幣・コイン)を持ち帰った場合の活用方法、利用方法、換金などについて紹介していきます。

 

外貨(現金)としてとっておく

外貨を持ち帰ってきてしまった場合、ドルやユーロのように比較的使いやすいメジャー通貨であればとっておいて、ふたたび海外旅行に行くとき用に現金として保管しておくというのも一つの手だと思います。

海外旅行や出張にそれなりに行くことがあるという方は現金のままという方が多いようです。他にも、損得は別にして「旅行記念」としてとっておくという方もいらっしゃるようですね。

 

銀行で両替してもらう

どうしても外貨を日本円に交換したいという場合は銀行の外貨両替を利用するのが基本です。
円を外貨にしたいという場合には「海外旅行に行くための外貨両替はFXで為替手数料節約」で紹介したように色々な方法もあるのですが、逆に外貨を円にしたいという場合には実は選択肢が少ないのが現状です。

米ドルやユーロといったメジャー通貨なら地方銀行を含む多くの銀行が対応していますが、マイナーな通貨の場合はやはり都市銀行が扱い数が多くお勧めです。

たとえば、三井住友銀行の場合は下記の外貨両替に対応しています。

  • 米ドル
  • ユーロ
  • イギリスポンド
  • 中国人民元
  • カナダドル
  • オーストラリアドル
  • ニュージーランドドル
  • ブラジルレアル
  • スイスフラン
  • スウェーデンクローネ
  • デンマーククローネ
  • ノルウェークローネ
  • ロシアルーブル
  • トルコリラ
  • 韓国ウォン
  • ニュー台湾ドル
  • タイバーツ
  • インドネシアルピア
  • マレーシアリンギット
  • フィリピンペソ
  • シンガポールドル

なお、両替が可能なのは外貨紙幣のみとなっています。外貨硬貨(コイン)については両替に対応していないのが基本です。なお、一部の銀行では外貨の郵送買い取りサービスを行っているところもあります。

いずれにしても、決して安くはない手数料がかかります。

 

外貨を外貨預金として直接入金する方法

一部の銀行では外貨をそのまま外貨預金として受け入れることができるようになっています。外貨を外貨として預けることができれば、将来海外旅行に行くときなどはその外貨を出金して再度使えるし、海外に行かない間は外貨預金として運用ができて金利ももらえてうれしいと思うかもしれません。

ただし、外貨を外貨預金として入金・出金が可能な銀行はほとんどは入出金に外貨現金取扱手数料などと呼ばれる手数料がかかります

そのため、外貨のまま外貨預金をして将来それを出金しようと考えているというのであれば、入出金時にかかる手数料で多くの場合、外貨預金の金利を大幅に上回る外貨取扱手数料がかかるので、かえって損をすることになるはずです。

そうした意図で外貨を外貨預金に直接入金したいというのであれば(1)で紹介したように外貨のままタンス預金しておく方がよっぽど効率的です。

たとえば、三菱UFJ銀行の場合、外貨預け入れ時には1ドル当たり2円の手数料がかかり、払い出し時には1円80銭の手数料がかかります。1ドル100円だとすると預け入れ時に2%、引き出し時に1.8%の手数料がかかるわけです。

米ドルの預金金利は1%もないので、手数料を考えると10年以上預けていても金利で手数料をペイできません。

 

ポケットチェンジを使う

ポケットチェンジという新しいサービスがスタートしています。これは、余った外貨(紙幣、コイン)を空港に設置してある専用端末に入れることで、日本円や電子マネー、ポイントなどに交換してくれるサービスです。

  • 日本円(コインOK)
  • 米ドル(コインOK)
  • ユーロ(コインOK)
  • 中国元(コインOK)
  • 韓国ウォン(コインOK)
  • 台湾ドル
  • シンガポールドル
  • 香港ドル
  • タイバーツ
  • ベトナムドン

に対応しています。手数料率は5%程度かかりますが、コインについては余ってもどうしようもないと思いますので、こちらを利用するのもお勧めです。利用も手軽なので、サクッと消費するならポケットチェンジおすすめです。

外貨を「楽天Edy」「WAON」などの電子マネーや「Amazonギフト券」といったギフト券と交換できます。

羽田空港や関西国際空港、福岡空港などの空港や駅などに設置してあります。ポケットチェンジの設置場所は「こちら」で確認できます。増えてきましたね。

 

募金する

たとえばユニセフでは「ユニセフ外国コイン募金」というのを行っています。

海外旅行などで余ったコイン(硬貨)や紙幣を海外に輸送してユニセフの活動資金にしている募金も行っています。国内の主要な国際空港には募金箱があります。また、三井住友銀行、JTB、日本航空、毎日新聞でも同募金の募金箱があります。

JALの国際線には「Change for Good」という封筒にコインを入れて客室乗務員に渡すことで同様の寄付が可能です。

自宅で眠らせて使わないくらいなら寄付をするというのも一つの手かもしれませんね。

 

結局は、外貨は持ち帰らないか、外貨のまま持つのが得策

以上のように、外貨(紙幣や硬貨)を持ち帰って、それを再度その国や地域にいって利用するというケースや記念に取っておくといった損得を考えない場合を除き、外貨を持ち帰るのはあまり有効な方法とは言えません。

外貨を円に交換する(外貨両替する)場合、原則的に手数料がかかります。円でドルやユーロなどの外貨を買う時(交換する時)に手数料を支払っているはずですが、ドルやユーロなどの外貨を円に換える時も手数料がかかるからです。

持ち帰ってしまった場合は、タンス預金として自宅保管がもっとも合理的な選択になりそうです。

 

そもそも外貨自体をたくさん持たない

そもそも論ですが、海外旅行に行くときに外貨をたくさん両替しておかないというのも手です。最近ではクレジットカードだけでなく、お得に外貨決済が可能なデビットカードや外貨プリペイドカードなどもたくさん登場しています。こうした手段であれば、そもそも外貨を円に戻すということ自体が不要だったり、円に戻す必要があってもローコストで済みます。

海外旅行に行く前に作っておきたいクレジットカード
海外旅行や出張で使える海外用プリペイドカードの種類と選び方、活用のポイント
海外での利用に強い住信SBIネット銀行Visaデビット付キャッシュカード

などでも紹介していますね。

 

現地の空港(免税店)などで小銭もろとも消費する

まあ、そうはいっても少額の現金(外貨)は必要になる場面もありますよね。チップとか屋台とかで買い物をするならクレジットカードは難しいです。

ただ、大きな買い物はカード払いと決めておけば外貨現金自体は少額で済みます。それならそもそも外貨を持ち帰ること自体をしないようにすることもできます。記念に持ち帰る分は別としてそうでない分は、帰国する時の現地の空港でレストランやお土産などで使ってしまいます。

ちなみに、現金+クレジットカード(デビットカード)という支払い方法もできるので、たとえば外貨として6ドル53セントが余っているなら10ドルの商品を買って、6.53ドルは現金で出して残りの3.47ドルをクレジットカード払いで買うといった具合です。

 

以上、海外旅行で余ったドルやユーロ紙幣を換金したり外貨預金したりする方法をまとめました。

ABOUT ME
ふかちゃん
マネーライフハックの編集長 兼 管理人です。節約やマネー術などについての情報発信を2004年から続けています。
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