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大和ネクスト銀行の使い勝手・評判は?大和証券と連携するネットバンク

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今年になってネット銀行として「大和ネクスト銀行」という新しい銀行が開業しました。名前の通り大和証券グループが100%出資するネット専業銀行となっています。

総評としては、大和証券と一緒に利用することでかなり便利な銀行だと思います(なお、開業当時は個別に口座開設できましたが、現在は大和証券の口座を持っている人だけが大和ネクスト銀行に口座を持てるようになりました)。

大和証券を全く利用しないという人にとってはかなり機能が制限された銀行になっています。個別に利用するというよりは大和証券を利用する人が同証券に預けているお金を管理するための銀行というイメージになります。

キャッシュカードが発行されないネットバンク

大和ネクスト銀行ではなんとキャッシュカードが発行されません。そのため、基本的に大和ネクスト銀行だけを利用する場合にはお金を預けるとき、引き出すときは一旦ほかの銀行から振り込みをしたり、ほかの銀行に振り込みすることで入出金をすることになります。(オリックス銀行のネット口座なども同じ仕組みになっていますね)

その代りですが、

  • 自分名義の銀行口座なら何度振り込みをしても振り込み手数料は無料
  • 他人名義の銀行口座の場合、月3回までは振り込み手数料無料

と振り込み手数料は優遇されています。

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ただ、入出金に手間がかかるのは嫌ですよね。そういう方は「大和証券で発行しているカード」を使うことができます。

 

キャッシュカードはないけど、ダイワカードで代用

大和ネクスト銀行と大和証券の両方に口座を持てば、大和証券が発行する「ダイワカード」をそのまま、大和ネクスト銀行のキャッシュカード相当として利用することができるのです。

冒頭で、「大和証券と一緒に利用すること便利になる銀行だと思います」と書いたのはこういう理由があるためです。

ちなみにダイワカードはゆうちょ銀行ATM、三井住友銀行、セブン銀行ATM、E-netなどに対応しています。

基本的に引き出し手数料がかかってしましますが、平日の9時~19時ならセブン銀行ATMは無料で使えます。

 

大和証券の資金と大和ネクストの預金を自動スイープ

このほかにも、大和証券の投資資金と大和ネクスト銀行の預金を一元管理できるといったメリットもあります。

この辺りは楽天銀行-楽天証券の「マネーブリッジ」、住信SBIネット銀行-SBI証券の「SBIハイブリッド預金」、GMOあおぞらネット銀行-GMOクリック証券の「証券コネクト口座」などと同じ仕組みになっています。

 

定期預金などの預金金利は高い?

開業当時はシンプルで高めの預金金利が話題になった大和ネクスト銀行ですが、現在はネットバンクの中ではごく標準的な金利水準となっています。

預金金利水準でみれば「GMOあおぞらネット銀行」や「楽天銀行」などのほうが金利は高めです。

ネットバンクの最新の普通預金、定期預金金利は「ネットバンク預金金利比較」などのコンテンツで定期的に更新されるようなので、今後もウォッチしたい方はブックマークしておくと便利かもしれません。

 

大和証券のお得意様になると金利がUP、プレミアムサービス

大和証券の預かり資産に応じて、プレミアシルバー、プレミアゴールド、プレミアプラチナというランクがあり、ランプが上がると預金金利もUPする仕組みになっています。

 

外貨預金の取り扱いは豊富

  • 米ドル
  • ユーロ
  • 英ポンド
  • 豪ドル
  • NZドル
  • カナダドル
  • 香港ドル
  • シンガポールドル
  • 南アフリカランド
  • メキシコペソ
  • トルコリラ

と多くの外貨預金を扱っています。マイナー通貨を扱っているのは強みですね。ただ、「外貨預金を絶対におすすめできない3つの理由」でも記事にしている通り外貨預金は実質コストが高いので、特にマイナーである通貨ほど投資をするなら外貨預金ではなくFXがお得です。

外貨預金をそのまま海外での決済に使える「DAIWA SMART DEPOSIT」というサービスがありますが、チャージをする際に1.5%の外貨手数料がかかる点が大きなネックです。

外貨決済との連動は「ソニーバンクWALLET」や「住信SBIネット銀行デビットカード」なども同じように対応しており、これらであれば決済手数料(移行手数料)無料なので、大和ネクスト銀行よりはソニー銀行や住信SBIネット銀行を使うほうが良いです。

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大和ネクスト銀行に対する総合評価

そもそも大和証券を利用するユーザーは基本的に一緒に口座開設をする銀行になります。銀行のスペックとしての強みは振込手数料無料(月3回&自分名義なら何度でも無料)という点でしょうか。

ただし、実質的には大和証券ユーザーを対象とした銀行なので、同社利用者以外が利用するメリットはあまりない感じです。

大和証券(大和ネクスト銀行)に投資用の資金としてお金をまとめておき、必要に応じて他の銀行に振り込みをして資金を振り分けるといった使い方をするならいいかもですね。

なお、2020年7月には大和証券グループのネット証券「CONNECT(コネクト)」が始動する予定です。この辺りのサービスとの連携があると面白くなるかもしれません。