投資信託を買うときに、イチイチ証券会社に入金をしたりせずに簡単に買いたい、積立をしたいといった時、クレジットカードを使って投資信託が買えると便利です。クレジットカード払いなら、あとから自動的に銀行口座から出金されるので手間もありません。
近年では、このクレカ積立に多くの証券会社が対応しています。まさに時代の流れです。このクレカ積立の最大のメリットは手間だけではなく「ポイントが貯まること」にもあります。
積立をする証券会社やクレジットカード、あるいはキャッシュレスを徹底的に活用していくことで、通常の資産運用をよりお得に行うことができます。
また、少し裏技になりますが、完全な運用目的ではなく、いわゆるポイ活目的でクレカ積立・キャッシュレス積立をすることによって「ポイント獲得を目的とする」といった運用も可能です。特に運用できる資産額がまだ大きくない初心者の方にとってはこちらのポイントを目的にする方が効率的となります。
2024年現在で絶対にやった方が良いポイ活手段の一つです。
クレジットカードで投資信託が買える証券会社
現在のところ、クレジットカードで投資信託を買えるようにしている証券会社は2018年くらいからどんどん増えてきました。
クレジットカードを使って投資信託を買うことでポイントが付与されます。このポイントが付くという事を考えると、これは実質的に投資信託を値引き価格で購入で来ているという事になります。
これはとっても美味しいです。投資信託の積立投資をしている(これからしたいと考えている)のであれば、投信はクレカ積立でポイントが貯まるといことは大前提に考える必要があるでしょう。
おすすめのクレカ積立・キャッシュレス積立のランキング
まずは簡単にランキングです。
ポイント還元率やその簡単さなどから判断しています。なお、私は全部口座作って全部やっています(効率が悪化してやめたものもありますが)。
ちなみに、クレカ積立ガチ勢向けではなく、これから始める人向けのおすすめでやっています。ガチ勢のかたは3位の楽天証券がおすすめです。
※即売り:クレカ積立で投信を購入するが、その翌日にはすぐに売るという手段です。投資によるリスクを減らしながら、クレカ積立・キャッシュレス積立によるポイント還元だけに注目したポイ活術です。
参考:クレカで投信積立、即売りしてポイント還元分だけトクするのはアリかナシか?
証券会社的には止めて!って感じなのでしょうが、運用できる資金が少ない人にとっては相当有効な手段です。
auカブコム証券×auPAYカードの組み合わせで実施可能となります。還元率は1.0%で、毎月10万円まで積立可能です。
おすすめ度 | |
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還元率 | 1.0%(Pontaポイント) |
即売り | 可能です。特に制約もありません |
維持コスト | 年会費無料のクレカなので維持費もかかかりません。 |
dカードまたはマネックスカードで積立が可能となっています。
おすすめ度 | |
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還元率 |
※マネックスカードまたはdカードでの積立の還元率となります。dカードGOLD×NISA口座がある人は優遇があります。 |
即売り | 可能です。特に制約もありません |
維持コスト | マネックスカード、dカードは年会費無料です。ただし、dカードGOLDを利用する人は11,000円の年会費がかかります。 |
※マネックスカードの申し込みは口座開設後
ポイント還元率は単純に楽天カードで積立するだけなら1%還元ですが、楽天カード積立が最大2%、楽天キャッシュ積立は標準では0.5%ですが、うまくキャッシュレスのチャージルートを使えば、こちらも2%前後まで引き上げることができます。
おすすめ度 | |
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還元率(楽天カード) |
ただし、代行手数料年率0.4%以上の投信の場合はカード種別を問わず1%還元です(ブラックカードは2%還元)。 |
還元率(楽天キャッシュ) | 原則として楽天カード経由で楽天キャッシュをチャージし、投資する際の0.5%が還元となります。 ただし、「楽天ギフトカードチャージルート」などでも紹介しているように、他のチャージをうまく利用することで還元率を2%超に引き上げることもできます。 |
即売り | ここに説明文を入力してください。 |
維持コスト | 基本無料です。 ただし、楽天カード積立の還元率2%となるのは年会費有料の「楽天ブラックカード」に限定されます。 |
その他の証券会社のクレカ積立
その他のクレカ積立をやっている証券会社です。
- SBI証券(三井住友カード)
- ポイント還元率: 0.5%~5%
- ポイント: Vポイント(カード種別により異なる)
- 投信保有: あり
- 投資日: 毎月第1営業日
- 締め切り: 前月10日まで
- 投資可能ファンド: 数千種類
- 月額: 10万円まで
- 即売り:OK
- 大和コネクト証券(セゾンカード/UCカード)
- ポイント還元率: 0.1%~1.0%
- ポイント: 永久不滅ポイント等
- 投信保有: なし
- 投資日: 毎月5日
- 締め切り: 前月末まで
- 投資可能ファンド: 約30種類
- 月額: 10万円まで
- 即売り:一部OKだが、セゾンカードの場合は最低1か月保有
- PayPay証券(PayPayカード)
- ポイント還元率: 0.7%(上限700P)
- ポイント: PayPayポイント
- 投信保有: なし
- 投資日: 毎月28日
- 締め切り: 当月27日15時まで
- 投資可能ファンド: 数十種類
- 月額: 10万円まで
- 即売り:NGと判断される場合あり
- PayPay証券(PayPay残高)
- ポイント還元率: 0.5%
- ポイント: PayPayポイント
- 投信保有: なし
- 投資日: 任意
- 締め切り: いつでも設定可能
- 投資可能ファンド: 数十種類
- 即売り:NGと判断される場合あり
- WealthNavi(イオンカード)
- ポイント還元率: 0.5%
- ポイント: WAON POINT, JALマイル, JRキューポ
- 投信保有: なし
- 投資日: 11日、翌月1日
- 締め切り: 7日、月末3日前
- 投資可能ファンド: ロボアド
- 月額: 5万円まで
- 即売り:繰り返すと積立停止
- THEO+ドコモ(dカード)
- ポイント還元率: 0.1%~1.0%
- ポイント: dポイント
- 投信保有: なし
- 投資日: 16日(運用は26日)
- 締め切り: 15日
- 投資可能ファンド: ロボアド
- 月額: 5万円まで
- セゾンポケット(セゾンカード)
- ポイント還元率: 0.1%~0.5%
- ポイント: 永久不滅ポイント
- 投信保有: なし
- 投資日: 毎月8日
- 締め切り: 前月28日まで
- 投資可能ファンド: 2種類
- 月額: 5万円まで
- tsumiki証券(エポスカード)
- ポイント還元率: 0.1%~0.5%(1年ごとにUP)
- ポイント: エポスポイント
- 投信保有: なし
- 投資日: 毎月10日ごろ
- 締め切り: 前月27日まで
- 投資可能ファンド: 5種類
- 月額: 10万円まで
- 即売り:年単位でNG(非推奨)
- 解説記事:こちら
クレカ積立ではどの投資信託を選ぶべきか?
楽天証券やSBI証券では投資できるファンドが多く、どれを選べば良いか迷うことが多いです。基本的には以下の投資信託がオススメです。
長期目線ではインデックスファンドがオススメ
インデックスファンド(株価指数に連動するファンド)は、特に米国株や世界株に投資するものが効率的です。
- 全米株式(S&P500)や全世界株式(オールカントリー)などが代表的。
- 長期的に積立をするなら、これらのインデックス投信から始めるのが無難。
日本株(TOPIXや日経平均)を検討する人もいますが、分散投資の観点からは米国株や世界株が優れています。日本株を買うなら、個別株投資が良いという考えもあります。
国内債券ファンドはポイント目当ての人向け
国内債券ファンドは日本国債などに投資するため、価格変動が少なく安定しています。
- クレカ積立でポイントを稼ぎたいけどリスクを避けたい人には向いています。
- 債券ファンドを買ってすぐ売ることで、実質的にクレカポイントだけを獲得可能です(即売り)。
- ただし、インフレなどで金利が上昇すると債券価格が下落するリスクもあるため注意が必要です。
クレカ積立は資産運用より「ポイ活」に近い
資産運用よりも「ポイ活」として効率的な方法として、即売りを前提に複数の証券会社を利用することが考えられます。
- 4社で運用し、各社5万円を即売りする場合、1年間で得られるリターンは約16,800円(還元率0.7%と仮定)。
- 必要資金は20万円で、この方法での年間利回りは8.4%となります。
この戦略では少額の資金から始められ、得られたポイントを使って実際の株式や投資信託を購入することができます。そのため、クレカ積立のポイント還元は運用初期段階で特に有効です。
つまり、クレカ積立は資産運用よりも「ポイ活」に近い活動として捉えるのが良いでしょう。
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