おすすめ投資信託の選び方 PR

日経平均株価に連動するおすすめの投資信託(インデックスファンド)

記事内にプロモーションを含む場合があります

投資信託を選ぶときの最大のポイントは手数料です。特に株価指数などに連動するタイプのインデックスファンドの場合、手数料(特に信託報酬)の差が投資結果に対しても大きく影響することになります。

1年単位で見たらごくわずかであっても、数年、十年、二十年といったように運用期間が長くなるとその差もばかにはできなくなります。今回は基本ともいえる「日経平均株価(日経225)」に連動する投資信託を比較していきます。

日経平均株価(日経225)とは?

ニュースや新聞でも目にすることがが多い株価指数の代表ともいえるのがこの日経225ですね。日本経済新聞社が選出した225銘柄の株価平均となっています。

東証一部銘柄であり流動性が高く取引量の多い銘柄の中から225銘柄が選ばれ時価総額の合計を平均したものとなっています。

日本の株価指数の中でも知名度はぴか一だと思います。ライバルはTOPIX(東証株価指数)ですね。ほぼ似た動きをしますが、少しだけ性質が違っています。

日経平均の特徴と問題点

日経平均株価は「株価平均型株価指数」と呼ばれるタイプの指数です。

問題点は、値嵩株(1株あたりの株価が高い株)の影響度が大きくなるということ。当たり前の話ですが、1株100円の会社と1株10万円の会社においてどちらのほうが優れた会社なのかはそれだけで判断することはできません。

しかしながら日経平均株価では1株10万円の会社のほうが平均株価への影響度が高くなるわけです。いわゆる値嵩株の影響を強く受けることになります。

それによってファーストリテイリング、ソフトバンク、ファナックなどの株は指数を動かすのにちょうどいい株となってしまうわけです。

 

日経平均株価に連動するおすすめの投資信託

まずは、コスト(信託報酬)が安い順に並べてみました。ファンドを選ぶときは信託報酬が一番重要で次が純資産額になります。これはファンドの規模を表します。

たとえば、iFreeは設定から時間がたっていないという点はありますが、まだ1億円の純資産しかありません。純資産がすくないとどうしても、日経225と連動するような株の買い方ができないため運用にずれが生じる可能性があるのです。

そういった意味では、ニッセイ日経225は手数料が安いうえに純資産額も大きいので手数料は少し高いが安定性は抜群といえるでしょう。

ちなみに手数料(販売手数料)は入れていませんが、主要なネット証券での購入であれば全部無料です。

ファンド名 運用会社 信託報酬 純資産額 備考・特徴
たわらノーロード日経225 One 0.21% 16億円 日経平均株価型では信託報酬が最安。組成から時間がたっていないため、純資産額は小さいが、楽天証券のiDeCoでも採用されており、今後にますます期待。
iFree 日経225インデックス 大和 0.21% 1億 2016年設定の新ファンド。信託報酬はたわらと同水準。純資産額がまだ小さいのがネック
ニッセイ日経225 ニッセイ 0.27% 1086億円 日経225ならニッセイといわれるほどに低コストの日経225型のインデックスファンドでは高評価。たわらに抜かれるまではコスト面でも圧倒的だった。
SMT日経225 三井住友 0.40% 46億円 低コスト投信の先駆けともいえるシリーズ。後述するeMAXISとともに低コストインデックスファンドの時代を切り開いた。コスト面では上位3ファンドに劣る。
eMAXSIS日経225 三菱UFJ国際 0.43% 180億円 SMTシリーズ同様にネット専用のインデックスファンドを提案している。純資産は歴史がある分大きい。
1位のたわらと比べると手数料は2倍以上だが、これでも実は高いほうではないというのがファンド業界の闇。

 

買ったらダメな日経平均に連動するインデックスファンド

おすすめのファンドとして紹介したファンドは信託報酬も安いうえ、主要なネット証券での購入なら販売手数料も無料にできます。

その一方で、銀行や証券会社の窓口などで同じファンドを買うとバカ高いコストを払うことになるケースもあります。

以下は、ワーストというわけではありませんが、銀行の窓口で販売されている日経225ファンドの中から適当に選んでみたファンドです。これより条件が悪いものもあると思いますが、手数料からみてかなり違うということがわかりますね。

 ファンド名 購入チャネル 販売手数料 信託報酬 備考・特徴
大和ストックインデックス225ファンド ゆうちょ銀行窓口 2.16% 0.5616% 窓販とはいえ、日経225のインデックスファンドで2%という販売手数料はぼったくり。
三井住友・225オープン 三井住友銀行窓口 1.08% 0.648% こちらも販売手数料がかかります。ちなみに同行での月間ファンドランキングで1位の売り上げとなっています。

こうした点は「投資信託はどこで買うのがおすすめ?銀行・証券会社・ネットバンク・ネット証券を比較」でも指摘している通りの話で、そもそも銀行窓口(証券会社窓口を含む)では買うこと自体がダメという話ともつながっています。

ただし、そうでないにしても同じようなインデックスファンドが多数あり、そうした中には高コストでどうしようもないファンドも多数あります。

一つ言えることとして「歴史のあるファンドほど高コストな傾向が高い」ということを覚えておいてください。昔に組成されたファンドは投資信託全体の手数料が高いときに作られたファンドで、そのままの設定のままで続いていることが多いです。

言い換えれば、10年以上前から投資信託でインデックスファンドに投資をしている人は今の新しい(手数料の安い)ファンドに乗り換えをするだけでも運用結果がプラスになる可能性が高いといえます。

 

投資信託を購入するのにおすすめの証券会社(まとめ)

最後はどこで買うか?というお話です。正直言って今回紹介した日経平均連動の投資信託であれば、大手ネット証券ならどこで買ってもほぼ同じです。となってくると、すでに取引しているならそこでそのまま買ってもOKです。

一点だけあげるとすると、「投資信託の保有に関するポイント制度があること」は少し考えておくとよいと思います。

投信の保有残高に対して0.1%程度のポイントがバックされるシステムになっており、わずかですが得ができます。

証券会社 投信ポイントの特徴
SBI証券 投信マイレージプログラムとして、保有残高の0.1~0.2%分がポイントバックされます。貯めたSBIポイントはTポイントANAマイルJALマイル、電子マネーなどに交換できます(1ポイント1円)。
auカブコム証券 100万円ごとに毎月1ポイントがポイントバックされます。率にすれば0.12~0.24%とSBI証券よりもバック率は高いです。ただし、換金制限とポイント有効期限の関係から最低でも300万円以上の投資をしていないとキャッシュバックの対象になりません。
楽天証券 50万円以上~200万円未満:50ポイント
200万円以上~400万円未満:100ポイント
400万円以上~600万円未満:150ポイント
といった具合で投信残高に応じてポイントがたまります。たまったポイントは楽天市場で使えます。
マネックス証券 月の平均投資信託残高の0.08%のマネックスポイントがたまります。ためたマネックスポイントはANAマイルJALマイルSuicaポイントWAON POINT永久不滅ポイント(セゾンカード)、Tポイントnanacoポイントなどと交換できます。

 

以上、日経平均株価に連動するおすすめの投資信託(インデックスファンド)を紹介しました。