個人投資家必見。実はすごい、株主総会に出席してもらえるお土産

企業の決算の後に行われる定時株主総会は会社の利益処分や役員の信任などを行う場です。ここでは株主による議案に対する投票が行われ、決議されます。

そんな株主総会では参加する株主へのお土産が話題になることがあります。自社製品やクオカードなどの金券、お菓子など様々なお土産が提供されることがあり、ちょっとした得をすることができます。

今回はそんな株主総会に出席するだけでもらえる豪華なお土産の数々を紹介していきます。

株主総会でお土産をもらうには？

株主総会には、決算から2か月ほどで自宅に送られてくる定時株主総会の招集通知を受け取った人が参加することができます。

株主総会に対する議案への投票は書面（はがき）による投票も可能ですが、株主総会の会場に直接行って票を投じることもできます。お土産はこの総会に直接参加した人だけ受け取ることができます。

[bloglink url=”https://money-lifehack.com/asset-management/10736″]

株主優待と並び隠れた株主への還元策の一つとして注目が高く、お土産が豪華な株主総会は個人投資家が列を作って並ぶという光景を目にすることも少なくありません。

よくあるのは自社製品ですね。食品系の会社だととくに顕著です。

あとは、お菓子というケースも多いです。この辺りは自社製品というわけではなくどこから仕入れたものを使っているケースが多いです。このほかクオカードや図書カードなどの金券や外食系だと食事券や割引券などが配られることが多いです。

自社のノベルティ商品などが配られるというケースも多いですね。

だいたい、金額的な価値にしたら500円～2000円くらいのお土産内容であることが多いようです。

総会でのお土産は議決権行使に対するお礼ではなく、あくまでも会場まで足を運んだ株主のためのものになります。そのため、総会に出席していない人はもらえません。

ただ、この点が不公平であるとして総会におけるお土産廃止が進められる理由の一つだといわれています。

お土産に関する情報がインターネットなどで広がったことが原因なのかどうかわかりませんが、お土産を廃止する上場企業も増えています。

「株主に対する公平性」を主張する会社が多いですが、お土産目当てに総会に参加をする投資家が増えすぎると会場の確保や経費（準備費用）などが多くかかるため廃止に踏み切った会社も増えているようです。

たとえば、コロワイド（7616）などは2014年6月の株主総会でお土産狙いの投資家が押しかけて万単位の株主が押しかけたこともあり、2015年以降は廃止されています。

ちなみに、その万単位の株主が収容できる会場ではなかったそうですが、なぜか会場は余裕があったそうです。皆さんお土産だけもらってバイバイだったんですね。

こうしたこともあって、また、近年は単元株数を100株へと引き下げる会社が増えたこともあり、総会でのお土産が会社にとっても負担となり、廃止する会社が増えているわけです。

株主優待についても改悪リスクは常に考えておく必要がありますが、総会のお土産についてはより簡単に廃止・変更される可能性があります。

[bloglink url=”https://money-lifehack.com/asset-management/6696″]

お土産がない株主総会については招集通知にその旨が書かれていることが多いので、チェックしておきましょう。

こうした株主総会のお土産に関しては廃止や新設などについてイチイチ報告されることが少ないです。

そのため、ネットで「株主優待　お土産　ランキング」などで検索をして上位に出てくる会社の中でも、実はもうとっくに総会のお土産を廃止している会社もあります。いまだにそうしたランキング情報でコロワイドとかがランキングとかおすすめ情報に出てくるので注意です。