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投資信託はどこで買うのがおすすめ?銀行・証券会社・ネットバンク・ネット証券を比較

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投資信託への投資において一番注意したいのは手数料です。投資信託が同じならどこで買っても一緒。と思っている方が多いようですが、実は販売会社(銀行や証券会社など)によって同じ投資信託でも手数料(販売手数料)が違っています

今回は、投資信託を買うとき、どこで買うのが一番お勧めなのかをまとめていきます。

最初に行っておくと、銀行や証券会社の窓口で買うのは絶対にNG。投資信託を買うならネット証券に口座を作って買うようにしましょう。

投資信託はどこで買うのがお勧めなのか?

冒頭に書いた通り、答えだけを書くならネット証券のネット口座で買うのが一番種類も豊富だし、手数料が安い良いファンドを購入することができる可能性が高くなります。

一番ダメなのは銀行の窓口です。

じゃあ、どこで買うべきかっていう結論としては、ネット証券で買いましょうってことになります。以下は、なんで銀行や証券会社などの窓口がダメで、ネット証券で買うべきなのか?という理由を説明していきます。

手っ取り早く、どこで買うべきなのか?という証券会社比較を見たい方は「こちら」から確認できます。

 

そもそもだけど投資信託は何を基準に選ぶの?

そもそも論になりますが、投資信託(ファンド)はどんな基準で選ぶべきなのでしょうか?

  • 投資対象(何に投資をするか?)
  • 手数料(コスト)

この二つが基本となります。

たとえば、日本株式に投資をしたい、米国株式に投資をしたい、あるは債券、REIT(不動産)など、どのような投資商品に対して投信(ファンド)を通じて投資したいのかを考える必要があります。

その後は手数料(コスト)です。

よくある誤解に“手数料が高い投資信託はそれだけ成績が良い”というものがあります。よいものは高いというわけですね。ただ、投信選び(金融商品選び)に関しては、これを信じてはダメです。

同じ投資対象であれば基本的には“コストの安いものこそ、効率的に運用できているよいファンド”と考えて問題ありません。

 

投資信託の手数料は販売した銀行(証券会社)の儲けが半分以上

投資信託の手数料は大きく3種類あります。

  1. 販売手数料(販売時の手数料)
  2. 信託報酬(ファンド運用のために必要な手数料)
  3. 信託財産留保額(ファンドを解約するときにかかる手数料)

中でも重要なのが(1)と(2)です。

販売手数料は購入時に0~3%程度、信託報酬は毎年一定額の手数料が運用額から天引きされます。この手数料の内

  • 販売手数料:売った金融機関の儲け
  • 信託報酬:半分は売った金融機関の儲け

となります。

このことからわかりますが、投資信託を販売する銀行や証券会社は「手数料の高いファンドを売る方が儲かる」という仕組みが構造的にあるわけです。

 

投資信託の手数料は投資の期待リターンを押し下げる

一方で、投資信託の手数料の高さは投資家からみれば期待リターンを押し下げる要因となります。

[bloglink url=”https://money-lifehack.com/diary/5504″]

詳細は上記の記事でも紹介していますが、手数料と税金は無条件に投資の期待リターンをしたブレさせます。たとえば、日経平均に連動するように作られているファンドがあるとします。

このファンドが、片方は年間の維持費が0.5%、もう片方が0.2%なら、毎年0.3%ずつの誤差(リターンの差)が生まれます。わずか0.3%であってもこれが積みあがっていくと10年、20年経つと複利効果によってかなりの差になってしまいます。

 

貪欲に手数料を求める銀行窓口(証券会社窓口)

投資信託の販売でいえば、銀行窓口、証券会社窓口は表題のとおり“どん欲に手数料”を求めているようにしか思えません。

彼らには彼らがメシを食うためには仕方がないという理屈があるのかもしれませんが、同じ商品が別のところで安く売られているのであれば、私たち消費者(個人投資家)はそんなボッタクリ店で買うのではなく、もっと安い店で買う自由があります。

 

 

強引なセールスで高額な手数料の投信を売りつける窓口

日本の金融行政の監督官庁である金融庁の長官が証券アナリストの基調講演において“顧客である消費者の真の利益をかえりみない生産者の論理が横行している”と断罪し、99%以上の投信は買う価値がないとまで発言しました。

[bloglink url=”https://money-lifehack.com/diary/10166″]

大きいな話題にもなりましたが、実際の販売状況をみれば致し方ない部分があると思います。

いわゆる窓口で販売されている商品は非常に高コストな商品が多いです。

キーワードは「売れ筋」「人気」です。

[bloglink url=”https://money-lifehack.com/asset-management/12963″]

上記の記事でも紹介していますが、人気・売れ筋の商品というのは証券会社や銀行窓口が売りたい商品です。というか、そういう高コストな商品しかセールスしないので必然的にランキングは手数料のバカ高いファンドが並ぶわけです。

 

実際に売っているファンドは非効率ファンドが多い

最近ではその非効率性が知られるようになってきた“毎月分配型ファンド”。

[bloglink url=”https://money-lifehack.com/asset-management/446″]

ただ、今でも窓口では現役(?)です。

ほぼほぼ進められることになるのが、外国債券を使った毎月分配型ファンドになります。毎月分配金がもらえるというセールストークは刺さりやすいんですよね。そして手数料も高いから自分(銀行)も大いに儲かるということで……。

三菱UFJ銀行の過去6か月で最も売れたファンドは「LM・オーストラリア高配当株ファンド(毎月分配型)」だそうです(2016年5月調査)。

  • 販売手数料:3.24%
  • 信託報酬:年率1.7928%
  • 信託財産留保額:なし

となっています。信託報酬が約1.8%ということは、投資によって得られる利益の1.8%は確実に抜かれているということになるわけです。

ちなみに、過去の運用結果は正直何の参考にもなりません。同ファンドは過去1年で+24%の成果を上げています。

ならいいじゃん!と思うかもしれません。しかし、こうした高配当系のファンドは、相場が適しているときは欠点が露呈しにくい傾向があります。手数料が高くてもある程度リターンが得られるのです。一方で、ダメになったら途端にダメになります。

銀行からすればそうなったら(リターンが悪化したら)、切り替えて別の“過去に結果が出たファンド”を探して売ればいいだけなんです。

元本割れとなったファンドを保有している人?塩漬けにしていればそのうちまたいつか上がるかもしれませんよ?って感じです。

 

銀行窓口と証券会社窓口での投資信託の販売商品の違い

窓口であれば銀行も証券会社も大差ありません。傾向的に言えば。

銀行で売っているファンドは、ローリスク・ローリターン~ミドルリスク・ミドルリターンの商品を高コストで売っていて、証券会社はミドルリスク・ミドルリターン~ハイリスク・ハイリターンの商品を高コストで売る感じです。

(追記)最近は差は少なくなってきた気がしますが……。

どちらも高コストであることに変わりありません。

ちなみに、銀行でローリスクローリターンの商品というのはそれだけ期待リターンも低いです。そうした商品が高コストである場合、収益の大半を手数料に持っていかれる計算になるわけで酷い話。

一方で、証券会社でバカみたいな手数料のハイリスク投信を買うような人は、そのリスク内容もおそらく理解できていないわけで、運用がうまくいっているときはいいですが、暴落等の不測の事態で大幅に元本を失うといったリスクもあります。

 

投資信託を買うならネット証券しか選択肢はない

長々と、銀行窓口・証券会社窓口の批判をしてきましたが、結論に行きたいと思います。投資信託を買うならネット証券で買うしか選択肢はないです。

投資信託の業界はここ数年で大きく変わりました。以前は窓口もネットも手数料の高いファンドがの方が幅を利かせていましたが、近年のインデックス投資ブーム、ETFとの競争などもあり、手数料は大きく下がっています。

個人投資家が着実な資産運用をしていくうえで投資信託は有効なツールとなっています。買う場所にさえ気を付ければいいだけなのです。

 

同じ銀行(証券会社)でもネットだと安く売っていたりする

ちなみに、同じ証券会社・銀行でもネット口座(ダイレクト口座)で購入する分には安いファンドがあっても、窓口では手数料の高い商品を売るのが横行しています。

以下はゆうちょ銀行における投資信託(日本株連動)のファンドです。厳密には日経225とTOPIXで違っているのですが、ほぼ同レベルの商品について窓口販売とネット販売とでここまで差をつけているわけです。

大和ストック インデックス 225 ファンド eMAXIS TOPIX
販売チャネル 窓口 ゆうちょダイレクト
販売手数料 2.16% 無料
信託報酬 0.5616% 0.36%
信託財産留保額 なし なし

正直、窓口で売っているファンドは、なぜそれを売るの?というレベルの商品が多いです。

 

ネット証券と窓口で扱っている投資信託の差と運用結果

先ほども、例に挙げた、ゆうちょ銀行の窓口で販売されている最もスタンダードな日経平均株価に連動する投資信託は「大和 ストック インデックス 225 ファンド」。

一方でSBI証券のネット口座で販売されている同条件のファンドは「大和 iFree 日経225インデックス」です。どちらも同じ大和投資顧問が運用しているファンドですね。

それぞれの手数料を見ていきましょう。

大和ストック インデックス 225 ファンド iFree 日経225インデックス
販売チャネル ゆうちょ銀行窓口 SBI証券
販売手数料 2.16% 無料
信託報酬 0.5616% 0.2052%
信託財産留保額 なし なし

実際にこの二つのファンドに本当に投資をしたらどうなるのかを見ていきましょう。

以下は、同ファンドををそれぞれ100万円ずつ運用したとします。日経平均株価は年間3%でそれぞれ成長すると仮定しています。

投資時点 1年後 .3年後 10年後 20年後
iFree 日経225インデックス 1,000,000円 1,027,948円 1,086,209円 1,317,381円 1,735,493円
ストック インデックス 225 ファンド 980,000円 1,003,896円 1,053,451円 1,246,964円 1,586,652円
差額 20,000円 24,052円 32,758円 70,417円 148,841円

いかがでしょうか。

販売手数料によって投資時点から差がついていますが、運用期間が長くなるほど、信託報酬(年間の管理コスト)の差によって運用収支の差を広がっています。

 

投資信託を買うのに適したネット証券の比較

特にお勧めなのは以下の証券会社です。投資信託に関するポイントプログラムなどの還元策も用意されており、中長期的な投資信託による資産形成に適しています。

 

楽天証券 ネット証券第2位の大手証券。楽天ポイントでも投信が買える

ネット証券の規模としてはSBI証券に次ぐ2位の大手証券です。SBI証券と同様に投資信託の残高に応じてポイントがもらえるプログラムがあります。iDeCoやつみたてNISAにも対応しています。

ユニークなサービスとしては、投資信託を楽天ポイントで買えるという仕組みがあることです。楽天市場(ネットショッピングモール)などで貯めたポイントを使って投資信託を買うことができるポイント投資をいち早く導入しています。

100円分のポイントから投資信託を買えます。2018年からは、楽天グループのクレジットカードである「楽天カード」を使って投資信託の積立ができるようになりました。楽天カードのショッピング扱いになって1%分のポイントも還元されるので、投資信託の積立だと手数料がかかるどころか逆に1%もらえるような状況になります。

現時点での投資信託購入なら圧倒的に楽天証券がおすすめです。

[bloglink url=”https://money-lifehack.com/securities/11496″]

>>楽天証券公式ホームページはこちら

 

 SBI証券 ネット証券最大手でポイントプログラムも充実

SBI証券はネット証券の中でも最大手の証券会社です。

投資信託の取引にも力を入れており、毎月100円からの積立投資も可能です。投資信託の保有残高に応じた「投信マイレージサービス」というサービスも実施しており、同種のポイントプログラムの中ではネット証券の中でも最高の還元率となっています。

また、つみたてNISAやiDeCo(個人型確定拠出年金)といった投資信託を活用した資産づくりに関する税制上の優遇措置も利用できます。

個人的には投資信託投資に一番向いている証券会社だと思います。

[bloglink url=”https://money-lifehack.com/securities/11471″]

>>SBI証券公式ホームページはこちら

 

マネックス証券 投資信託のポイント還元に加え初心者向けコンテンツ充実

マネックス証券は投資初心者向けのコンテンツが充実しています。

また、投資信託の保有で残高に応じたポイントがもらえるプログラムの他、個人型確定拠出年金(iDeCo)やつみたてNISAにも対応しています。さらに、投資には興味があるけど、細かい運用について考えたくはないという方向けに「MSV LIFE(マネラップ)」という米国ETFを利用した自動投資サービスも行っています。

[bloglink url=”https://money-lifehack.com/securities/11722″]

>>マネックス証券公式ホームページはこちら

 

以上、投資信託は銀行と証券会社のどちらで買うのがいい?というお話でした。証券会社(特にネット証券)で購入するのが手数料、商品、付加サービスを含めて圧倒的に向いています。