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投資初心者にインデックス投資をおすすめする3つの理由

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indexこれから株式投資や資産運用を始めてみようと考えている方には基本的にインデックス投資をオススメしています。インデックス投資とは日経平均株価やTOPIX、NYダウ、NASDAQといった、株価指数に投資をする投資方法のことです。

投資信託(インデックスファンド)やETF(上場投資信託)を利用すればこうしたインデックス投資は簡単に、かつ少額からも投資をすることができます。

今回はなぜ投資初心者の方にインデックス投資をオススメするのかの理由と特徴をまとめていきます。

インデックス投資とアクティブ投資

投資の方法を大きく二つに分けるとき、インデックス投資とアクティブ投資という二つに分類することができます。

 

インデックス投資

日経平均やTOPIXのような指数に連動するように投資をする方法です。日経平均という金融商品は存在しないので、指数に連動するように作られた投資信託(インデックスファンドやETF)に投資をするのが基本です。

 

アクティブ投資

個別の株式や銘柄を割安・割高・将来性などの投資判断に基づいて投資する方法です。いわゆる株式投資という場合はこちらのことを指すことが多いですね。PERやPBRといった株価指標、配当利回りや株主優待などの収益性指標、あるいはその会社の将来性といったことを判断して投資をする方法です。

 

なぜ、インデックス投資をお勧めするのか?

別にアクティブ投資を悪いというわけではありません。私だって個別株への投資(いわゆるアクティブ投資)はしていますし、比率的にも個別株投資の方が大きいです。

株式投資のダイナミズムは個別株投資の方がやはり大きいです。また、値上がりしたときのリターンも大きいです(逆に個別株投資はリスクが大きいとも言えますが)。

その一方で、株式投資(個別株や企業)には特に興味はなく資産運用・投資はあくまで手段で目的は資産を運用して殖やすことというのが目的の方は、インデックス投資をするのが一番お手軽で楽な方法だと思います。

 

1)投資や資産運用に時間を取られないですむ

インデックス投資は時間の節約になります。個別株への投資をするのであれば、その企業の情報はウォッチしておく必要があります。また、投資をするための下準備(企業調査など)も必要になります。

一方でインデックス投資であれば日経平均やTOPIX、NYダウといった株価指数への投資となります。もちろん株価指数だって上下はしますが、個別株ほど複雑ではありません。

また、株価指数なら相場情報だってYahooのトップに出ていますし、新聞やニュースなどでも情報をつかみやすいです。個別株よりも投資に割く時間は少なくて済みます。

 

2)インデックス投資はローコストで運用可能

投資信託は一昔前まで非常に高コストの運用商品でした。販売手数料(買い付け時の手数料)は個別株と比較しても高く、運用管理費として投資信託から天引きされる信託報酬も高かったです。

一方で2016年現在においてはインデックスファンドは軒並み手数料の引き下げ競争によって代表的な株価指数の投資信託のコストは大幅に下がっています。

  • 日経平均株価(ニッセイ):0.18%
  • TOPIX(ニッセイ)0.18%
  • JPX400(ニッセイ)0.195%
  • 国内債券(iFree)0.14%
  • 国内REIT(ニッセイ)0.25%
  • 先進国株式(ニッセイ)0.20%
  • 先進国債券(ニッセイ)0.17%
  • 先進国REIT(iFree)0.31%
  • NYダウ(iFree)0.225%

こんな感じです。()内は投資信託の名前。一昔前は国内株でも0.5%を超えるファンドが多かったのですが、今ではここまで下がっています。

 

3)プロの運用成績もインデックス投資の結果に勝てない

最後は運用のリターンについてです。
投資信託においてアクティブファンド(ファンドマネージャーが投資判断を行って運用するファンド)とインデックスファンド(指数を買うファンド)における運用結果は、多くのケースでインデックスファンドに軍配が上がるという結果なのだそうです。

最大の理由はアクティブファンドは運用のためのコストが高いこととされています。

たとえば国内株を投資対象とするファンド(例: スパークス-スパークス・新・国際優良日本株ファンド )の信託報酬は年1.64%です。対してTOPIXを投資対象とするニッセイTOPIXインデックスファンドは0.18%と、年間の運用コストに1.46%もの差があるという事になります。

株式、投資信託、保険などの資産運用は徹底的に手数料を引き下げることを考えよう」でも紹介したようにコストは運用利回りを100%確実に引き下げる要因です。高コスト運用となるアクティブ投資はインデックス投資に対してその分だけ不利になります。

なお、インデックス投資は結果として「多くのアクティブ投資家が分析をして投資判断をして売買し価格形成をした結果を買っている」ともいうことができます。

多くの投資家が「この値段なら買い」「この値段なら売り」と売買注文を出して決めた価格(株価)を平均として売買しているわけです。言い換えればアクティブ投資家がコストをかけて作り上げた結果(株価)をコストをかけずに買っているというわけです。

そうした意味もあってインデックス投資はアクティブ投資よりもコストをかけずに運用することができるわけです。

 

どの指数をどのくらい買えばいいのか?という話

指数をどう買えばいいのか?という疑問もあるかもしれません。
TOPIXや日経225(日経平均)、NYダウといったようにインデックス投資としても投資先は様々です。

こうした指数への投資はどれか一つに投資をするよりも組み合わせることでさらにリスク分散ができることが分かっています。こうした日経平均やNYダウといったアセットクラス(資産クラス)の組み合わせのことをアセットアロケーション(資産配分)といいます。

この配分割合を分析するのは非常に大変なのですが、最近ではロボアド(ロボットアドバイザー)というサービスも充実しています。ロボアドはファイナンスとテクノロジーを組み合わせたフィンテックと呼ばれる分野でも特に注目されている分野です。テクノロジーで過去の相場動向や相関性などを分析し、リスクに対して最適な資産配分を提案してくれるツールです。

2016年ごろからは個人投資家向けにもこうしたロボアドを活用して投資家の資産状況や運用する資金の性質や目的などに応じて最適な資産配分を提案するツールも多数登場しています。

ロボアド名 提供証券会社 投資形態 最低額 特徴・特色
楽ラップ 楽天証券 投資一任 10万円 国内の投資信託を投資対象
MSV LIFE(マネラップ) マネックス証券 投資一任 1万円 海外ETFを対象
投信工房 松井証券 投信積立 毎月500円~ 国内の投資信託を対象
ウェルスナビ ウェルスナビ 投資一任 100万円 海外ETFを対象
SBI証券(仲介) 投資一任 30万円 海外ETFを対象

詳しくは「ロボアドを利用した資産運用の特徴とサービス比較」でも紹介しています。

 

2017年からは個人型確定拠出年金(iDeCo)がより拡充して多くの人にって身近になります。そうした運用においては特にインデックス投資の考え方は役立つはずです。

参考:個人型確定拠出年金(iDeCo)のメリット・デメリット

 

以上、投資初心者にインデックス投資をおすすめする3つの理由を紹介しました。