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10代、20代の人ほど資産運用を始めたほうがいい理由とお勧めの運用商品

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投資や資産運用という話を20代の方が聞いても、まだそんな余裕はないから、後回しと回答する方が多いようです。

しかしながら、資産運用を始めるのであれば実は一番有利なのは時間を味方にすることができる「若い人」ほど有利です。今回は、なぜ若者ほど資産運用に有利なのか理由を解説していきます。

最大の魅力は時間を味方にできること

若いうちに投資・資産運用を始める魅力は「時間」を味方にできることです。たとえば、60歳以後(老後)のためのお金をためるのに、20歳の方なら40年間もの時間があるわけです。

一方、30歳の方なら30年、40歳の方なら20年、50歳の方なら10年しか時間がありません。

資産を殖やす(利殖)という意味で、「時間」は非常に有効な要素のひとつです。

複利という言葉はご存知の方も多いかと思います。複利というのは、利息が利息を生むという考え方です。

たとえば、100万円の資金を年5%で運用する場合、1年後は105万円になります。さらにその翌年は、利息で増えた5万円部分も5%で運用できるので、110.25万円となります。
借金の場合は「雪だるま式」なんていう風に悪い意味で使われすが、資産運用の面は逆に強い味方になってくれるわけです。

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複利効果と時間の関係

まず、複利効果というものが実際にどれほどのインパクトがあるのかを具体的な例を元に計算していきます。たとえば、先ほどの例どおり、100万円を年5%の利率で資産を複利運用した場合を考えてみます。

5年:1,276,282円 (27.62%)
10年:1,628,895円 (62.88%)
15年:2,078,928円 (107.8%)
20年:2,653,298円 (165.3%)
30年:4,321,942円 (332.1%)
40年:7,039,989円 (603.9%)

上記のように計算できます。数字だけみてもわかりにくいかと思いますが、グラフをごらんいただくと指数的に増加しているのがわかるかと思います。当初の100万円が40年後には700万円超にまで増大しているわけです。
倍率にするとおよそ6倍というわけです。

逆に、運用の年数が短い場合は複利効果はさほど得られません。たとえば、先ほど、40歳の方の場合20年しかないと書きましたが、40歳の方が100万円を20年年利5%で運用しても60歳までに265万円にしかならないわけです。

ちょっと乱暴ですが、60歳まで資産運用をするとして、20歳のときの100万円が30歳、40歳、50歳の方で最終的に同じ金額になるにはいくら用意しなければならないのか?ということを表にしてみました。
なお、運用利率は3%で運用した場合と5%、10%の3パターンを計算してみました。

運用利率3% 運用利率5% 運用利率10%
20歳(運用40年) 100万円 100万円 100万円
30歳(30年) 134万円 162万円 259万円
40歳(20年) 180万円 265万円 672万円
50歳(10年) 242万円 431万円 1744万円

つまり、20歳ではじめる100万円の資産運用というのは、年利5%で運用できる場合、40歳で資産運用を始める人の265万円に相当する。ということなのです。

これはかなり大きなアドバンテージといえるでしょう。

 

毎月積み立て投資(預金)をした場合の複利効果

最初の例は、100万円という資金を運用するケースを説明しましたが、そんなお金はない。という方もいらっしゃるかと思います。でも、月々1万円、2万円といった金額を積み立てしていくことはでるのではないでしょうか?

たとえば、毎月1万円を積み立てて、それを60歳まで運用していくというケースを考えてみましょう。こちらの場合も20歳、30歳、40歳、50歳でそれぞれスタートした場合を見ていきましょう。(年利計算は5%)

  • 20歳スタートの場合:1522万円
  • 30歳スタートの場合:837万円
  • 40歳スタートの場合:416万円
  • 50歳スタートの場合:158万円

こちらも大きな差がでましたね。ちなみに月々の積み立て金額を増やしたい場合は単純にその割合だけ増やせばOKです。仮に月3万円なら、20歳スタートで4566万円になる計算です。

それぞれ始める時期が10年違うだけです。つまり、積み立てをした金額の差はそれぞれ120万円です。しかしながら、20歳スタートの1522万円と30歳スタートの837万円とでは「685万円」もの差が生まれているわけです。

これってものすごい差だと思いませんか?

10代、20代の若者にとっては若いというだけで、そうでない人よりも相当のアドバンテージがあるのです。

これを活かさない手はありません。

 

10代、20代がが始めるべき資産運用の種類

今回は、10代、20代ということで若者は資産運用を始めるにあたって大きなアドバンテージがあると紹介しました。

ただ、10代、20代には致命的な弱点もあります。それは元手(投資に回せる元本)が少ないということです。そのため、まとまった金額を投資に回して増やすということはできません。

毎月のお給料などから少額ずつを積み立てて行く方法しかありません。そんな中、若者に有利な資産運用にどんなものがあるのかを紹介していきます。

 

つみたてNISAは20代からスタートできる投資系非課税運用

20歳以上なら始められる運用手段の一つが、つみたてNISAです。つみたてNISAは年40万円まで投資信託に積立投資をすることができる手段です。

運用益は全額が非課税となる税制上のメリットがあります。若者が投資をするのであれば、まずはこちらをお勧めします。理由は以下の通りです。

  • いつでも運用を辞めることが出来現金化できる
  • 運用対象はインデックスファンド中心で投資しやすい
  • 月々数千円~でも始められる

同じ非課税系の運用手段には「iDeCo(イデコ)」もあります。イデコのほうが非課税メリットは大きいのですが、イデコの場合は年間の管理費が必要になることとと、老後にならないと取り崩しができないという点を考えると、収入が少ないうちはiDeCoよりもつみたてNISAのほうがスタートとしてはいいはずです。

利用には証券会社への口座開設が必要になります。

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投資経験を積みたいなら小額投資ができる証券会社もおすすめ

現時点で投資についての興味や関心が高いなら、小額から株式投資などが可能な証券会社を使って投資の練習をすることもできます。

たとえば、「単元未満株取引」という手段があり、通常100株単位の株の売買を1株単位で可能になります。そのため、数百円~数千円で株を売買することができます。

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最近では「SBIネオモバイル証券」という証券会社が登場し、Tポイントを使って個別株を買えるだけでなく、月間50万円までの株取引なら月額220円(税込)と、小額からの株投資にお勧めです。

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>>SBIネオモバイル証券(ネオモバ)公式ホームページ

 

有利な運用手段が社内に用意されている場合もある

また、会社によっては社内で有利な運用手段が用意されている場合もあります。

などは代表的な制度ですね。どちらも普通に貯金をしたり、株を買うよりも経済的なメリットがあります。

一方でそれぞれで注意点もあります。社内預金も従業員持ち株会も現在の勤務先に依存する部分があるということ。

万が一会社が倒産したら社内預金は保全されない可能性があります。また、従業員持ち株会で会社の株を安く買えたとしても、すぐに売れるわけではありません。

結局、会社の業績が悪化するなどして株価が下がり、給料やボーナスもダウンみたいなことになると収入と資産の両面がダメージを受けてしまいます。

有利なケースももちろんありますが、ほどほどの利用にするべきです。

 

なお、投資初心者から始められる資産運用商品全般については以下の記事でも紹介しています。こちらも記事も参考になるかもしれません。

[bloglink url=”https://money-lifehack.com/diary/20174″]

 

若いうちは自分自身の価値を高めることも必要

ここまでは10代、20代の若い時からの資産運用(投資)について紹介しましたが、資産運用的な投資だけでなく、自分自身の価値を高める自己投資も重要です。

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上記の記事でも紹介しましたが、普通の人(一般人)がお金持ちになる方法の内、一番有力なのは自分の労働による収入を増やすことです。

つまり、給料を高めることですね。

自分自身の力を磨くことで、昇給や昇進、あるいは自分をもっと高く評価してくれる会社に転職するなどして、労働によって将来にわたり受け取れる収入を増やすことです。

若いというときはそれだけ長く働けるということにもなります。自分が稼ぐ力を高めることができれば、それだけ人的資本が大きくなります。

ABOUT ME
ふかちゃん
マネーライフハックの編集長 兼 管理人です。節約やマネー術などについての情報発信を2004年から続けています。
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