ネット証券での株取引で気になるのが“売買手数料”ではないでしょうか。最近では取引コストが下がってきてはいるものの、アクティブな取引をする投資家の方にとっては重要な要素です。
今回はそんなネット証券の手数料を割引にすることができるネット証券(や、その親会社)の株主優待制度を紹介していきます。auカブコム証券、マネックス証券、GMOクリック証券のネット証券3社では、株主優待として手数料優待が用意されています。
上手に利用すれば株の売買手数料を大幅に節約することもできるかもしれませんよ。
株主優待でネット証券の売買手数料を節約
株主優待制度は、会社の株を買うことで、その会社が株主に対して提供するプレゼントのようなものです。最近は多くの会社が自社株主に対する優待制度を用意しています。
ネット証券(や、その親会社)も同様で、株主向けの優待があります。
auカブコム証券は100株以上で現物株手数料の割引
当社の株主様に、当社の提供する「リスク管理追求型サービス」を体感しご理解いただき、末永く株式を保有し、お取引を継続していただくために当株主優待制度を設けました。さらに、保有株数の増加と保有期間の長期化に応じて割引率が拡大しますので、より多くの株数をより長期的に保有していただくほどにメリットが増す画期的な制度にしました。
保有株数並びに保有期間に応じて優待率(手数料割引率)がアップします。割引は0.5%~15.0%となっています。ちなみに、auカブコム証券の他の手数料割り引きサービスとも併用が可能です。なお、auカブコム証券の株式を、auカブコム証券に預けている必要があります。
保有株数 | ~半年 (6ヶ月目まで) |
~1年 (7-12ヶ月目) |
~1年半 (13-18ヶ月目) |
~2年 (19-24ヶ月目) |
2年超 (25ヶ月目以降) |
---|---|---|---|---|---|
1~99 | - | - | - | - | - |
100~399 | 0.5% | 0.8% | 1.0% | 1.3% | 1.5% |
400~2,000 | 1.0% | 1.5% | 2.0% | 2.5% | 3.0% |
2,001~4,000 | 1.5% | 2.3% | 3.0% | 3.8% | 4.5% |
4,001~8,000 | 2.0% | 3.0% | 4.0% | 5.0% | 6.0% |
8,001~12,000 | 2.5% | 3.8% | 5.0% | 6.3% | 7.5% |
12,001~16,000 | 3.0% | 4.5% | 6.0% | 7.5% | 9.0% |
16,001~20,000 | 3.5% | 5.3% | 7.0% | 8.8% | 10.5% |
20,001~40,000 | 4.0% | 6.0% | 8.0% | 10.0% | 12.0% |
40,001~ | 5.0% | 7.5% | 10.0% | 12.5% | 15.0% |
一般的な株主優待のように、決算期が対象ではなく「毎月25日時点の保有株数+保有期間」で翌月の割引率が決まるというのが特徴的ですね。
権利確定月:毎月25日時点、割引は翌月売買が対象
優待対象:現物株式の売買手数料
マネックス証券はマネックスグループの株主優待で手数料分のポイント付与
マネックス証券の証券総合取引口座におけるお取引で、対象期間にご負担いただいた全銘柄の現物株式の売買手数料(消費税等込)に対して、マネックスポイントを付与します(注3)。付与ポイント数は、下表のとおり、基準日における保有株数に応じて決定いたします。なお、マネックスポイント1ポイントは1円に相当いたします。
マネックス証券の親会社にあたる、マネックスグループの株式を毎年3月末、9月末時点で保有していると、翌月から半年間の間、日本株の現物株取引の手数料が一部ポイント還元されます。
また、下限ポイントも設定されており、半期ごとの手数料ポイント還元が一定にまで達していない場合は下限ポイントが付与されます。
貯まったマネックスポイントは1ポイント=1円としてマネックス証券の手数料の割引に充当できるほか、以下の様々なポイントとの交換も可能です。
基準日における 保有株数 |
付与ポイント数 | ||
---|---|---|---|
現物株式の売買 手数料に乗じる率 |
上限(半期) | 下限(半期) | |
100~999 | - | - | 50ポイント |
1,000~1,999 | 0.50% | 10,000ポイント | 500ポイント |
2,000~19,999 | 2.00% | 20,000ポイント | 500ポイント |
20,000~ | 10.00% | 30,000ポイント | 500ポイント |
権利確定月:3月末(4月~9月)、9月末(10月~翌3月)
優待対象:現物株式の売買手数料
GMOクリック証券はGMOフィナンシャルHD株で手数料割り引き
当社子会社GMOクリック証券株式会社(以下、GMOクリック証券といいます。)の口座における対象期間中のお取引内容に応じて、対象期間中に生じた買付手数料相当額をキャッシュバックいたします。
GMOフィナンシャルホールディングスの株式を1単元(100株)以上保有することで優待が受けられます。対象となる取引は「現物買付取引、信用新規買取引、信用返済買取引」となっています。
最大キャッシュバック額は保有株数によって変わります。
- 100株以上:最大3,000円
- 300株以上:最大5,000円
- 500株以上:最大7,000円
- 1000株以上:最大10,000円
- 3000株以上:最大13,000円
- 5000株以上:最大15,000円
キャッシュバックとなるのは買付のみ(売却は対象外)ですが、上限金額までは手数料が全額戻ってくるのはすごいですね。限度額内であれば、手数料を実質半額にできるということになります。
権利確定月は毎年12月、6月です。なお、GMOフィナンシャルホールディングスはGMOクリックホールディングスから2017年10月に社名変更しており、2018年6月以降の株主優待は現状では未定です。
※GMOフィナンシャルホールディングスの株式はGMOクリック証券に預けている必要があります。
メインのネット証券の株主になり、手数料節約+業績寄与?
今回は、自社株主に対して株の売買手数料等に対する株主優待制度を設けている証券会社を紹介しました。
自分が取引をしている証券会社の株を持つことで手数料の節約になるだけでなく、“ひいきの証券会社”を作ることで決して大きいものではないでしょうが、その会社の業績にも寄与し、結果としてその会社の株価も騰がる。
単純ではありませんが、そういうった好循環が生まれてくれれば、ネット証券を利用する一ユーザーとして、そして投資家としてもうれしい話ですね。
ちなみに、たとえばマネックスグループの株式をSBI証券で保有しているという場合は、株式の移管を行うことで、証券会社間で保有する株を移動させることができます。
以上、ネット証券の株を買って、株主優待で手数料割引を受ける方法について紹介しました。
今、一番おすすめのモバイル回線は「楽天モバイル」です。
今は『楽天モバイル』が最強。楽天リンクを使えば通話かけ放題だし、パケットも使い放題で月々3,168円。データ通信をあんまり使わない人は1,078円で回線を維持できます。
さらに、家族と一緒なら110円OFF。
今なら三木谷社長からの特別リンクから回線を作ると、他社からMNPで14,000ポイント。新規契約なら7,000ポイントもらえるぶっ壊れキャンペーン中。
>>三木谷キャンペーン申し込みはこちら
※一人当たり最大5回線まで利用可能。
5回線までMNPすれば14000P×5=7万円相当の楽天ポイントがもらえます。