証券会社で株を売買するときには委託売買手数料という手数料が発生します。近年はネット証券による手数料競争によって各社の手数料水準はかなり下がってきてはいます。
そうした中で一部の証券会社では一定の範囲内なら株の売買手数料を無料にしたり、一定の期間中は手数料を無料化するというキャンペーンを行っている会社もあります。
今回はそんな「手数料無料」の仕組みだけをお得に活用する方法を紹介します。
株の売買手数料無料の証券会社
完全に無料なんて言う証券会社はありませんが、以下の証券会社の手数料プランのように一定の条件を満たせば手数料が無料となるプランを用意しています。
お得度でいえば、圧倒的に岡三オンライン証券ですね。他社は10万円ですが、20万円と倍額になっています。
岡三オンライン証券 | 株の売買手数料のプランを「定額プラン」としている場合、一日の株の売買代金が20万円以下の場合は手数料が無料になります。 (2017年12月25日以降) |
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松井証券 | 一日の株の売買代金が10万円以下の場合は手数料が無料になります。なお、松井証券の手数料プランはボックスレートと呼ばれる一日定額制の手数料プランのみ用意されています。 |
SBI証券 | 手数料プランを「アクティブプラン(一日定額手数料)」としている場合、1日当たり10万円以下の株の売買であれば手数料無料となります。 ちなみに、売買の都度手数料がかかるスタンダードコースは対象外です。 (2017年9月4日以降) |
楽天証券 | 手数料プランを「いちにち定額コース」としている場合、1日当たり10万円以下の株の売買であれば手数料無料となります。ちなみに、売買の都度手数料がかかる超割コースは対象外です。 (2017年9月1日以降) |
いずれも内容はほぼ同じです。要するに「1日の株の売買(売り買いどちらも含む)の合計が一定額以下なら手数料無料」ということです。
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普通に株式投資をされている方からすればたった10万円、20万円の売買なんかそうするものじゃないと思われるかもしれません。たしかにその通りでしょう。ただし、以下のような使い方をするのであれば結構使えるんじゃないか?というのが私の考えです。
株の売買単位は下がってきている
正直、10万円というのは少ないと思いますが、岡三オンライン証券の20万円ならかなり大きいと思います。
2017年12月26日(終値)をベースに上場企業3765銘柄の最低売買金額を調査したところ以下のようになっております。
- 5万円以下:381銘柄
- 10万円以下:1018銘柄
- 20万円以下:2079銘柄
20万円であれば全体の55%の銘柄が対象になります。
毎月少しずつ株を積み立てて投資をしていきたいという人
株を頻繁に売買するというのではなく、買った株をしばらくはずっと保有してくという長期投資を考えている方、毎月〇万円ずつ日経平均のETF(上場投資信託)でも買って、積み立て投資をしていきたいと考えている方。
こうした方にとっては1日10万円まで、20万円まで手数料無料というのは結構使えると思います。
毎月数万円を投資資金としておいて、それを使って株を少しずつ買っていくというやり方には向いてます。
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ただし、個別株の場合は単元株(最低売買単位)が存在するため、小額の投資だと積み立てしにくいのが玉に瑕です。10万円以下手数料無料のSBI証券に関してはS株という株を1株から売買できる単元未満株取引が使えますが、10万円以下手数料無料の対象外となっています。残念。
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株主優待投資のために10万円以下、20万円以下の株を買う
株主優待銘柄には10万円以下で買えるような株も結構たくさんあります。
実際のところ単元株(最低売買単位)で10万円を切る銘柄は多く、2017年8月現在において全体の20%くらいの銘柄は10万円以下で売買することができます。20万円以下にまですれば47%ですね。
株主優待銘柄については「株主優待を上手に活用して得をしよう」で各社の様々な優待情報をまとめていますのでこちらもご覧ください。
ちなみに株主優待投資であればSBI証券がおすすめです。この画像のように金額別に検索をすることもできます。ちなみに10万円以下で買える優待銘柄は10万円以下(271)となっているとおり271銘柄もあるんですね。
権利確定月や優待内容(ジャンル)別に探すこともできるので優待を探したい方にもおすすめです。
10万円以下の優待で人気が高いところでいえば家電量販店の「コジマ」、カラオケの「鉄人化計画」や「シダックス」、洋服の「ライトオン」、スポーツ用品の「ヒマラヤ」などは人気が高い優待の一つとなっています。
手数料無料を活用するならどの証券会社がおすすめ?
2017年12月に岡三オンライン証券が20万円まで無料としているので、今のところは岡三オンライン証券がもっともおすすめです。もっとも、その金額を超えてしまうということも考えられますので、それも含めた手数料の比較をしていきましょう。
証券・取引金額 | 10万円 | 20万円 | 50万円 | 100万円 | 300万円 |
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岡三オンライン証券 | 0円 | 0円 | 500円 | 700円 | 1300円 |
SBI証券 | 0円 | 191円 | 429円 | 762円 | 1562円 |
楽天証券 | 0円 | 191円 | 429円 | 858円 | 2000円 |
松井証券 | 0円 | 300円 | 500円 | 1000円 | 3000円 |
こうやってみると、全体的に岡三オンライン証券が有利な感じになっていますね。
20万円以下が手数料無料になる岡三オンライン証券
岡三オンライン証券は2017年12月25日より、定額プランにおいて一日20万円以下の売買なら手薄料無料で取引ができます。他社が10万円であるのと比べると倍というのは大きいです。実際、20万円以下なら売買できる銘柄は2000銘柄以上となっており、10万円以下のケースとくらべて投資の幅は大きく広がります。
なお、当ブログは岡三オンライン証券とタイアップしており、下記のリンクよりキャンペーンコードを取得し口座開設、5万円以上の入金で“もれなく5,000円”がプレゼントされます。
10万円以下が手数料無料になるネット証券
次いで考えると、SBI証券か楽天証券でしょうか。松井証券については10万円以下は無料でもそれ以上の手数料がやや高めになっていますね。
なお、ずっと手数料無料というプランではなく、口座開設から一定期間は手数料が無料になるというようなキャンペーンをやっている証券会社もあります。詳しくは以下の記事でもまとめています。
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今、一番おすすめのモバイル回線は「楽天モバイル」です。
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